2025年3月14日(金)から世田谷パブリックシアターにて望海風斗さん主演の舞台『マスタークラス』の上演が決定しました。森新太郎さんの演出の元、初のストレートプレイで20世紀最高のオペラ歌手マリア・カラス役に挑みます。
20世紀最高のソプラノ歌手の栄光と挫折を描く
2017〜2021年に宝塚歌劇団雪組のトップスターとして活躍、退団後は『next to normal』『ガイズ&ドールズ』『ドリームガールズ』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』『イザボー』などに出演し、第30回読売演劇大賞 優秀女優賞、第48回菊田一夫演劇賞を受賞した望海風斗さん。
『マスタークラス』では20世紀最高のソプラノ歌手と呼ばれたマリア・カラスを演じ、初のストレートプレイ作品出演となります。本作は、アメリカを代表する劇作家・作詞家・映画脚本家であり、カラスの大ファンでもあったテレンス・マクナリーさんによって作られ、1996年度トニー賞 最優秀演劇作品賞を受賞。ジュリアード音楽院で行われたカラスのマスタークラスの講義録をもとに、カラスの栄光と挫折の人生を描いた作品です。
望海さんは、「20世紀最高のソプラノ歌手と呼ばれたマリア・カラスを演じること、そして初めてのストレートプレイの舞台、私にとって大きな挑戦となります。オペラやイタリア語のレッスンに取り組みながら、少しでもマリア・カラスに近づこうと必死の日々です。演出の森新太郎さんからも、すでに作品への好奇心を強く感じ、ご一緒できることにワクワクしています。私自身、歌の表現を追及することは人生そのもの。楽しくもあり苦しくもあります。森さんをはじめ、カンパニーの皆様と深く台本を読み解き、カラスが「マスタークラス」で伝えたい本当の言葉たちを、現代の観客の皆様にしっかりとお届けしたいと思います」とコメント。
演出を手がけるのは、女性キャストだけで上演した『ジュリアス・シーザー』や、『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』『夜叉ヶ池』などの演出を手がけ、2024年12月には草彅剛さん主演の『ヴェニスの商人』など、古典から現代劇、ミュージカルまで幅広く演出を手がける森新太郎さんです。
またソプラノ1役を池松日佳瑠さん、ソプラノ2役を林真悠美さん、テナー役を有本康人さん、道具係役を石井雅登さん、音楽監督・伴奏者役を谷本喜基さんが務めます。スウィングは岡田美優さん、中田翔真さんです。
<あらすじ>
世界中のオペラファンを虜にした、20 世紀最大の歌姫マリア・カラス。引退後のカラスは、ニューヨークの名門音楽学校のジュリアード音楽院で、若きオペラ歌手たちにマスタークラス(公開授業)を行う。授業では、ユーモアを交えつつ、的確だが辛辣な言葉で、芸術に向き合う術を惜しみなく伝えてゆく。生徒の歌声を聴くカラスには、過去の輝かしい舞台や想い出がよみがえってくる。愛を求め、挫折を乗り越え、芸術に人生を捧げたカラスの秘めていた過去が、解き明かされてゆく。
『マスタークラス』は2025年3月14日(金) から23日(日)まで世田谷パブリックシアターにて上演。その後、長野・愛知・大阪公演が行われます。公式HPはこちら