みんなが気持ちよく観劇できるように!本記事では、舞台作品を観る際に守りたいマナーをご紹介します。2025年も楽しい観劇ライフを!
あなたは大丈夫?ケース別におさらい!
2.5次元作品などがメジャーになり、演劇が様々なメディアで取り上げられている今日この頃。きっと観劇デビューしたばかりの方も多いのでは?また、コロナ禍で初めて演劇作品の配信を観て“実際に観劇してみたい!”と思っている方もいるはず。
そこで今回は、観劇の際に気をつけたいポイントをケース別にご紹介します。普段からたくさん観劇している方も、ぜひこの機会に見直してみてくださいね。
ケース1:舞台が見えづらい!
“前の人の頭で舞台の大事な部分が見えない!!”
一度でもこの経験がある方は分かると思いますが、とってもストレスです。
・背中を背もたれから離して前のめりに座る
・髪を高い位置でまとめる
・帽子を被っている
このような状態だと、後方のお客さんの視界を妨げてしまいます。特に後ろの席や2階席だと前のめりにもなりたくなりますが、ここはグッと堪えて!双眼鏡を覗き込む時も要注意。頭を必要以上に動かしていると、周りの方は気が散ってしまいます。
髪型や服装にこだわるのももちろん問題ないですが、髪をまとめるなら低い位置で、そして帽子は必ず外して臨みましょう。全く動くな!オシャレするな!というわけではく、“後ろの人、見えにくくならないかな?”というちょっとした気づきと気配りが、素敵な観劇時間を生むはずです!
また、開演時間より遅れて場内に入る・お手洗いのために席を立つなど、やむをえず公演中に動く際にも、なるべく周りの方の視界を遮らないよう意識できたらよいですね。
ケース2:音がうるさい!!
静かなシーンで荷物をガサゴソ……物語の世界に入り込んでいても、周りからの余計な物音で一気に現実に引き戻されてしまいます。
・ビニールなど、荷物を整理する音
・座り直すときのモゾモゾ音
・咳や鼻水を啜る音
・携帯の着信・バイブ音
どんなに些細な音でも意外と気になるものです。
観劇中はずっと同じ体勢で辛くなることもありますが、暗転時にサッと座り直すなど配慮していきたいですね。
咳や鼻水も、ハンカチで口を押さえて最大限に抑えられると◎。感動モノの作品では特に感情移入しがちですが、“たくさんの方と一緒に作品を観ている”ということは忘れずに、あまり豪快に感情を出しすぎないよう注意です。
そして当然のことではありますが、おしゃべりは絶対にNG。お友達とは終演後にじっくり感想を語り合った方が楽しいはず!
ケース3:ニオイがキツい!!!
例え素敵な香りでも、強すぎたらクサいと感じてしまうもの。隣の人の香水がキツすぎて体調不良、なんてことになったら悲しいですよね。
・過度に香水をつける
・体臭が目立つ
・ニオイの強い飲食物を持ち込む
このあたりは気にしていきたいところです。
体臭は人それぞれなので難しいですが、例えば隣の席から“明らかに飲酒しているニオイ”や、“自身のケアを怠っているニオイ”がしたら嫌ですよね。劇場に足を運ぶ際は、最低限の身だしなみは整えていきましょう。
体臭だけでなく、服装や体型に関しても然り。様々なスタイルの方がいらっしゃいますが、周りに迷惑がかからないよう心がけていきたいですね。特に冬場は分厚いコートを着がち。ボリュームのあるものはクロークに預ける等の工夫をできたら良さそう!
荷物を預けることが可能かどうかはその公演や劇場の形態によっても違うので、観劇の前に要チェックです。
そして匂いの強い飲食物。通常、ほとんどの劇場が場内での飲食を禁止しています。ただ、幕間用にお弁当が販売されている劇場もあれば、ロビー・ホワイエなどでは飲食OKの劇場も。こちらもそれぞれの公演情報を確認してみてくださいね。いずれにしろ、大胆な飯テロはNGです!
ケース4:眩しい!!!!
最後に電子機器の使用について。作品上演中のスマートフォンの使用は禁止されていることが大半です。
音が鳴ることがよくないのはもちろん、特に注意したいのが画面の光。
暗い場内では、スマホの光はかなり目立ちます。
被害を出さないために劇場によっては電波抑止装置を設置しているところも。
さらに近年多くなりつつあるのが、スマートウォッチの通知による光漏れです。腕時計感覚でいつも身につけていると失念しがちですが、スマホ同様、結構な眩しさ。まずは腕から外す、電源を切るなど対策が必要です。
ここまでいくつか例をあげてきましたが、いかがでしたでしょうか。もし守れていなかった部分があれば、次の観劇の際には意識してみてくださいね。そして観劇ビギナーの方はぜひ、この記事の内容を胸に!いろんな作品に挑んでみてください!開演前の注意事項アナウンスもよく聞いて、少しでも周りの方のことを考えて。全てのお客さんが楽しい時間を過ごせたらハッピーです!
せっかく楽しみにしていた観劇も、マナーを守れていないお客さんが目に入るとモヤっとした気持ちになりますよね。今年1年、皆さんが楽しく観劇できますように!