その作品レパートリーを映画館で上映する「英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマ・シーズン」や日本人ダンサーが活躍するバレエ団の本拠地として、その名前に馴染みがある方は多いかもしれません。そう、今回取り上げる劇場はロンドンのロイヤルオペラハウス。王立劇場内の雰囲気と、日本でも楽しめるバレエ団の作品レパートリーをご紹介します!

01 ロイヤルの気品に圧倒されてしまいそう?!気になる劇場内の様子は?

ロンドンのコヴェントガーデン。カフェや可愛い雑貨ショップが立ち並ぶこのエリアで、威風堂々と鎮座する白亜の建物がロイヤルオペラハウスです。

王室の紋章を刻んだ深紅の旗がはためくエントランスをくぐると、そこは貴族の社交場に相応しい空間。絵画が飾られたホワイエ、お酒や食事を楽しめるバーやレストランなど、どこを見回してもラグジュアリー。馬蹄型の劇場内は金をベースに装飾され、深紅のビロードを張った座席と緞帳がシックで落ち着いた雰囲気を醸します。

観客も1階席ではかっちりした正装の方が多く、日本人でお着物をお召しの方もいらっしゃいました。幕間には多くの紳士淑女がバーやレストランへ繰り出し、シャンパンやハウスワインを片手におしゃべり。周囲のオーラに終始圧倒されていましたが、綺麗めな服装なら引け目を感じる必要はありません。当時、留学中でお金のなかった筆者はチケット代が安い3階席に通いましたが、そこはカジュアルな服装の方も多く、気張りすぎずに観劇することができました。

02 古典から超個性的なファンタジーまで!多彩で優雅な英国ロイヤルバレエの魅力

この劇場を拠点とする英国ロイヤルバレエはシーズン毎に観客を飽きさせない作品レパートリーが魅力です。『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』などの定番から『マノン』『フランケンシュタイン』のような文学作品まで。

そして群を抜いて個性的な『不思議の国のアリス』や『ピーター・ラビット』といった英国らしいファンタジー作品はキュートでポップな世界へと観客を誘い、その独創性は中毒になりそうなほどです。私立バレエ団として出発した経緯やロンドンという土地柄から、表現力を重視する、演劇的要素が強いバレエ団と言われることもあるようです。

作品を支える国際色豊かなダンサー達は、隣接するバレエ学校の卒業生や、他国で訓練を受け引き抜かれた有能な踊り手。現在は日本出身ダンサーも多数在籍し、平野亮一さんと高田茜さんがプリンシパルとして、アクリ瑠嘉さん、金子扶生さんがファースト・ソリストとして活躍されています。

03 映画館で、スマホで、劇場で。2021年シーズンのロイヤルバレエを楽しむ方法は?

以前から日本各地の映画館で上映されていた「英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマ・シーズン」は、ロイヤルオペラやロイヤルバレエの舞台を大迫力で楽しめる大人気の企画です。今シーズンのラインナップ情報は未公開のままですが、ダンサーの躍動感を巨大スクリーンで楽しめる、最高のバレエ体験です。

今すぐ観たい!という方はロイヤルオペラハウス・ストリームという公式サイトへどうぞ。過去にシネマ・シーズンで上演したオペラやバレエを1ヶ月に5作品ずつ入れ替えで配信しています。なんと、1作品3ポンド(約400円)という破格の配信サービスです!!!

また、6月には新国立劇場バレエ団による『不思議の国のアリス』再演が決定。長年ロイヤルバレエでプリンシパルを務めた吉田都さんが芸術監督として監修する、アリスの不思議な世界に期待が高まります。最新情報やチケット予約はこちらから

Sasha

いかがでしたでしょうか?バレエには馴染みがない、という方も、英国ロイヤルバレエの舞台はきっと夢中になってしまうはず。ぜひ、この機会に楽しんで頂けたら嬉しいです!