2026年4月5日(日)からKAAT神奈川芸術劇場で上演されるミュージカル『マンマ・ミーア!』。ABBA(アバ)のヒットナンバー22曲とともに贈るとびきりハッピーな作品です。開幕に先駆け、最終通し舞台稽古が行われました。

「とびきりの幸福感とエネルギーをお届けできるよう」

世界的ポップグループ「ABBA(アバ)」の名曲「ダンシング・クイーン」「マネー、マネー、マネー」「マンマ・ミーア」など22曲で構成されたミュージカル『マンマ・ミーア!』。

エーゲ海に浮かぶ美しい小島を舞台に母娘の絆、友情を描いた本作は1999年にロンドンで世界初演を迎えて以降、世界中で上演されてきました。累計観客動員数は7,000万人超え。2008年にはドナ役にメリル・ストリープを迎えた映画版も公開されています。

日本では劇団四季が2002年に東京で初演して以降、全国で上演し、280万人以上を動員しました。

首都圏での上演は2020年以来約6年ぶり。2025年に初演以来23年ぶりに海外クリエイティブスタッフが来日し、台詞や振付を時代に合わせてアップデートしています。

横浜公演の最終通し稽古ではドナ・シェリダン役を江畑晶慧さん、ソフィ・シェリダン役を三平果歩さん、ターニャ役を恒川愛さん、ロージー役を久居史子さん、サム・カーマイケル役を田中彰孝さん、ハリー・ブライト役を鈴木涼太さん、ビル・オースティン役を脇坂真人さん、スカイ役を橘友希さん、アリ役を恵都さん、リサ役を森本愛莉さん、エディ役を嶺山秀平さん、ペッパー役を菊池俊さんが務めました。

本作の魅力といえばまずABBAのヒットナンバーの数々が次々に歌われることでしょう。歌詞をほとんど変えず、ABBAのストーリー性ある楽曲を活かした物語展開となっています。マドンナやケイティ・ペリー、レディー・ガガらにも影響を与えた、ポップでエネルギーに満ちた音楽たち。その魅力は今でも私たちを惹きつけてやみません。

物語は20歳で恋人スカイとの結婚式を控えたソフィと、島で小さなホテルを営みながらシングルマザーとして娘を育てきたドナを中心に描かれます。ソフィは父とバージンロードを歩くことに憧れ、母のかつての恋人であるサム、ビル、ハリーをこっそり結婚式に招待。

ドナの元には若かりしき頃のバンド仲間であるターニャとロージーが。ソフィはドナに内緒で本当の父親を見つけ出そうとしますが、ドナが彼らに会ってしまい…。

本作でもう一つ印象的なのは、登場人物それぞれが多様な生き方をしているということ。それゆえ、LGBTQに愛されてきた作品でもあります。

例えば、結婚観についても様々です。ソフィは若くして結婚しようとしますが、未婚のまま娘を育てたドナ、結婚と離婚を繰り返してきたターニャ、独身主義のロージーはなぜ早く結婚したがるのかと首を傾げます。そして、再会したドナの元恋人たちもそれぞれが異なる生き方をしています。

自らの人生の中で、悩みを抱えながらも、前向きに生きる人々のパワーが本作には満ち溢れています。コミカルなシーンもたくさん。作品の「幸福感」が客席にも伝播していく感覚を味わえます。

ソフィとアリ、リサの3人組と、ドナ、ターニャ、ロージーの3人組に、学生時代の友人を思い起こす人も多いかもしれません。青春を過ごした友人たちとは、普段は離れていても、一瞬のうちにあの頃に戻れてしまうもの。その温かく尊い関係性も、眩しい煌めきを放ちます。

カーテンコールではぜひペンライトを持って、ABBAの楽曲に身を任せて一緒に踊りましょう!「踊って歌えば人生は最高」なんですから。

江畑さんは開幕にあたり、「この作品は、世界的ポップグループ「ABBA」のヒットナンバーで綴られた、母ドナと娘ソフィの絆を描いた心温まる物語です。昨年、海外クリエイターの指導のもと、カンパニー皆で作品のアップデート作業に取り組みました。さらに深化した本作を通して、お客様にとびきりの幸福感とエネルギーをお届けできるよう、1回1回の舞台を誠心誠意努めてまいります」とコメントしました。

撮影:蓮見徹

ミュージカル『マンマ・ミーア!』は2026年4月5日(日)から8月6日(木)までKAAT神奈川芸術劇場にて上演されます。公式HPはこちら

Yurika

以前本作を観劇した時、カーテンコールで観客席も一体となっているのを見て、日本でもこんなに一緒に踊って盛り上がれる作品があるのだなと驚きました。久しぶりに観てみると、多様で明るい登場人物たちに励まされ、終盤には母娘の絆に涙が…。親子で観たらきっと特別な思い出になるでしょうし、学生時代の友人と一緒に観るのも楽しそうです!