10月3日(土)より東京のよみうり大手町ホールにて、リーディングドラマ『すぐ死ぬんだから』が上演されます。内館牧子さんの高齢者小説シリーズを『終わった人』『老害の人』に続き笹部博司さんがリーディングドラマ形式で舞台化。大地真央さん、長野博さんと魅力的なお二人が出演する今作について紹介します!

作家・内館牧子の高齢者小説シリーズ第二弾

リーディングドラマ『すぐ死ぬんだから』は、作家の内館牧子さんが描いた同名の長編小説を舞台化したもの。原作となる小説は講談社より発行されている月刊小説誌『小説現代』の2017年12月号から2018年3月号に掲載され、加筆修正されたものが2018年8月に出版されました。2015年に出版された『終わった人』に続く内館さんの高齢者小説シリーズの第二弾となっており、シニア世代のリアルな感情や生き方を温かい視線やユーモアを交えて表現しています。

【ストーリー】
78歳の忍(おし)ハナは、60代までは身の回りをかまわなかった。ある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身より外見を磨かねば」と。折り紙だけが趣味の夫と二人三脚で経営してきた酒屋はすでに息子夫婦に譲り、平穏な余生を送るはずだったが…突然夫が倒れたことから、思いがけない真実を知ることになるーー。

出演は二度目の共演となる大地真央✕長野博

リーディングドラマ『すぐ死ぬんだから』で主人公のハナを演じるのは大地真央さん。元宝塚歌劇団月組トップスターとして活躍し、退団後はミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』『マイ・フェア・レディ』、舞台『おかしな二人』など数多くの作品に出演。1990年に『マイ・フェア・レディ』のイライザ役で第十五回菊田一夫演劇賞を、2011年には同作の600回を超えるイライザ役でも輝かしい舞台の成果に対して第三十六回菊田一夫演劇特別賞を受賞しています。

大地さんは今作について「作者内館牧子さんの言葉には、人生の痛みも喜びも、驚くほど率直に、そして温かく描かれています。リーディングという形は、言葉そのものの力がより鮮明に立ち上がる表現だと思います。だからこそ、一つひとつの台詞に丁寧に向き合い大切に紡いでいきたいと思っております」とコメントしています。

ハナの夫で折り紙が趣味の物静かな岩造をはじめ、美しい女医・森薫、その息子の岩太郎などハナを取り巻く人物を演じるのは長野博さん。V6として活躍していた頃からグループ解散後の現在まで、ミュージカルやストレートプレイの舞台に出演。主な作品には、ミュージカル『DEATH TRAP』『オン・ザ・タウン』『チキチキバンバン』などがあり、大地さんとは2019年に上演の『クイーン・エリザベス』で共演しています。長野さんは今作について、「リーディングドラマは僕自身初めての出演になります。本を持って舞台に立つ姿を想像すると僕自身新鮮で、どのような形になるのか楽しみでなりません」とコメント。ハナの夫・岩造の穏やかな性格は長野さんの雰囲気ととても合っており、女性役を演じる姿も合わせて期待が膨らみます。

宮川彬良の楽曲✕阿部篤志のピアノ生演奏が舞台を彩る

リーディングドラマ『すぐ死ぬんだから』では、ピアノの生演奏で舞台を彩ります。楽曲を手がけたのは宮川彬良さん、音楽監督とピアノ演奏を担当するのは阿部篤志さんです。

宮川さんは劇団四季や東京ディズニーランドなどのショーの音楽で作曲家デビュー。現在まで数多くの舞台音楽を手がけており、代表作に『星の王子さま』『欲望という名の電車』『黒百合』などがあります。1996年に『身毒丸』で第4回読売演劇大賞・優秀スタッフ賞、2000年にミュージカル『MIRACRE』で東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞を受賞。他作品でも読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞しており、観劇した人が惹き込まれる魅力的な楽曲が評価されています。また2004年に松平健さんのショーのために作曲した「マツケンサンバ」が大ヒットしたことでも有名です。

ピアノ演奏担当の阿部さんは法学部在学中に独学でピアノを始め、在学中にプロの道へ進みました。自身のライブ活動のほか、アーティストへの楽曲提供や舞台音楽への参加など多方面で活躍。葉加瀬太郎さん、森山良子さん、石丸幹二さんなど多くのアーティストと共演しており、近年は東儀秀樹さん・古澤巌さん・cobaさんのTFC全国ツアー&ワールドツアーのバンドマスターを務めています。ミュージカル俳優のコンサートで演奏を担当することも多いため、ミュージカル好きな方には馴染みのある存在ではないでしょうか。宮川さんの楽曲、阿部さんのピアノ演奏がリーディングドラマでどのように表現されるのか、キャストのお二人のお芝居と合わせて楽しんでみてください。

リーディングドラマ『すぐ死ぬんだから』は10月3日(土)から12日(月・祝)まで東京のよみうり大手町ホールにて上演。その後全国ツアーとして10月17日(土)と18日(日)に大阪のサンケイホールブリーゼ、10月22日(木)に宮城の電力ホール、10月24日(土)に秋田のあきた芸術劇場ミルハス中ホール、10月27日(火)に名古屋のウインクあいち大ホール、10月30日(金)・31日(土)に富山のオーバード・ホール中ホールにて上演されます。公式サイトはこちら

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かずちぃ

原作ではハナが78歳、岩造が79歳の設定になっています。若い大地さんと長野さんが声と表情でどう表現するのかもリーディングドラマならではの見どころです!