ダンサーの実話を元に作られたミュージカル『コーラスライン』。16年ぶりに再演が決まり、3,000名もの応募者が集まりました。その中には日本人の姿も。『コーラスライン』に自らの人生を重ね、熱い想いと共にオーディションに挑むダンサーたち。8ヶ月にも渡ったオーディションの様子を映画化したのが『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』です。

01 選ばれるのはわずか19名!初演メンバーの前で緊張のオーディション

映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』は、マイケル・ベネット氏がダンサーを集め、ワークショップを行った音源から始まります。ミュージカル『コーラスライン』がダンサーの声から生まれる様子を紐解くと共に、16年ぶりの再演オーディションに挑む応募者たちを描いた作品です。

初演メンバーが振付やオーディションに参加しており、モデルとなった本人の前でその役のオーディションを受けるという緊張のシーンも。応募者の中には日本人の高良由香さんも参加しており、英語の発音を直されたり友人と同じ役を取り合うことになったりしながらもエネルギッシュに役に挑んでいく姿が描かれています。

02 人生をかけて挑むリアルな「一歩」

本作の原題は『Every Little Step』。応募者1人1人が自分の人生をミュージカル『コーラスライン』に重ね、想いを込めてダンスのステップを踏み続けます。自信満々で挑む応募者もいれば、8ヶ月にも渡るオーディションに疲れ「8ヶ月の間に色々あった。前の演技をしろと言われても覚えてない」と困惑を吐露するダンサーも。楽しいだけじゃない、夢の舞台に挑むダンサーたちのリアルな姿。夢を掴むまでの厳しさと切実さ、そして美しさを教えてくれます。最後に合格したメンバーたちが舞台に立ち、ラインダンスを踊る輝きは圧巻です。

Yurika

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