帝国劇場で約2年に1度は上演されている名作ミュージカル『レ・ミゼラブル』。世界中で愛されている作品です。この作品からミュージカルを好きになった、という方も多いのではないでしょうか。
「夢やぶれて」「民衆の歌」などレミゼは名曲だらけ!
世界中のファン達から“レミゼ”と呼ばれる『レ・ミゼラブル』。貧しさゆえにパンを盗み、投獄された男ジャン・バルジャンの人生を主軸に描いた作品です。
この作品が愛される大きな理由は、作品を彩る楽曲たち。作品は知らなくとも、「夢やぶれて」(I Dreamed a Dream)を聴いたことがある方は多いでしょう。心を震わせ、思わず立ち上がって拍手したくなるような曲ばかりです。実際、上演が終わるとここはブロードウェイ!?と思うほどの拍手喝采が。ファンの熱気に包まれているのも、この作品の魅力と言えます。
多くの登場人物に見せ場が!共感できる人は誰?
主人公はジャン・バルジャンとなっていますが、この作品には多くの登場人物がいます。娘を一人で育てる女性ファンテーヌや、バルジャンを追う警官ジャヴェール、革命を志す若者マリウス、マリウスに片思いし続けるエポニーヌなど。1人1人に、感情を映し出す楽曲があります。
特に感情移入してしまったのはエポニーヌの楽曲「On My Own」。2013年、2015年、2017年、2019年と4度エポニーヌを務めた昆夏美さんの力強くも切ない歌声に、心を奪われました。
日本のミュージカル界を牽引する方々が多く出演されているので、ミュージカル初心者でも引き込まれること間違いなし! 2021年5月からまた帝国劇場で上演されるので、ぜひチェックしてみてくださいね。