『アナと雪の女王』のマスコットキャラクターといえば、雪だるまのオラフ。おしゃべりと歌とジョークが大好きな彼に、ディズニー名作映画の物語を語らせたらどうなるのか?そんなユニークな発想から生まれたのが、ディズニープラスで配信されているオリジナル・アニメーションの『オラフが贈る物語』です。
こちらは、『アナと雪の女王2』でオラフが今までの物語を早口と演技で再現するシーンから着想を得た短編アニメーションシリーズ。人気のディズニー映画の数々を、オラフが持ち前の表現力で熱演しています。
オラフのなりきり度の高さに思わずクスリと笑ってしまう
オラフが演じているディズニー映画は、『リトルマーメイド』、『モアナと伝説の海』、『ライオンキング』、『塔の上のラプンツェル』、『アラジン』の5作品。どれも全世代に親しまれているディズニーの名作です。
1話目の『リトルマーメイド』では、名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」を歌いながらアリエルになりきるオラフ。胸に貝殻をつけて水たまりから勢いよく飛び出し、人間の世界に憧れるアリエルの強い意志を表現します。
2話目の『モアナと伝説の海』では、半神半人のマウイの変身シーンを雪で再現。雪を使って身体の形を変えて、魔法の釣り針で様々な生き物に変身するマウイを見事に演じていますよ。
トナカイのスヴェンと、エルサが氷の魔法で生み出した雪のキャラクターであるスノーギース、マシュマロウも各話に参加しています。王子様役になったり敵役になったりして、オラフのショーを盛り上げる姿がチャーミングです。
オリジナル版と日本語版の聞き比べが楽しい
『オラフが贈る物語』を見るなら、オリジナル版と日本語版のオラフの声をぜひ聞き比べてみてください。オリジナル版の声優であるジュシュ・ギャッドは、オラフの声色で他作品のキャラクターの台詞を喋ります。オラフがリアルに真似をしているような親しみやすい声。随所でジョシュの伸びやかな歌声を堪能できるのも贅沢です。
それに対して日本語吹き替え版は、元のキャラクターの声色をオラフが完全再現!まるでものまね芸を見ているようです。オラフの吹き替えを担当している武内俊輔さんは、ものまねの上手さに定評のある声優。ベテランディズニー声優の山寺宏一さんが嫉妬するほどの実力で、昨年末に日本テレビで放送された「ものまねグランプリ ザ・トーナメント」では、山寺宏一さんや福山雅治さんの声真似で初出演にして見事に優勝を飾りました。
5話目の『アラジン』では、オラフがランプの魔人ジーニーになりきり。武内さんのオラフは声が山寺さんのジーニーにそっくりなのに、ビジュアルと話し方がオラフなのでギャップが笑えます。
『オラフが贈る物語』のエピソード数は、全部で6話。各話の長さが3分なので、空き時間に気軽に見られます。最後の6話目は全エピソードをまとめているので、一気に見たい人は6話を見れば攻略OK。オラフの才能が開花しまくっている注目の短編シリーズは、アナ雪ファン・ディズニー映画ファン必見です!