3月31日に下北沢駅前劇場で初日を迎えた、オムニバスコント劇・加藤啓アワー『オレ、産まれたぞ!』。俳優・加藤啓さんが企画・演出する公演で、演劇メディアAudienceでは初めてのコント劇に挑む福井晶一さんとの対談をお届けしました。(対談記事はこちら)本記事では、到着したばかりのゲネプロ写真と出演者のコメントをお届けします!
大人気脚本家が手がける“とびっきりの奇天烈コント”
「すぽぽぽぽーん! 爆誕!とびっきりの奇天烈コント5連発!!」をテーマに、5本のオムニバスコント劇を楽しめる作品『オレ、産まれたぞ!』。『おっさんずラブ』『家政婦のナギサさん』など数々の人気ドラマの脚本を手掛けてきた徳尾浩司さん、M-1グランプリ2021準々決勝進出で注目を集めた演劇ユニット「ダウ90000」の主宰・蓮見翔さん、役者・劇作家ブルー&スカイさん、ラジオパーソナリティでも人気のマンボウやしろさん、そして加藤啓さん。5人の個性溢れる脚本家が短編のコント劇を作り上げます。
「同じ作品を2チームで」ってこれから流行るんじゃないですか?
本作は、フラワー軍団・センター軍団のWキャストで上演。フラワー軍団の明星真由美さんは“正直、この作品は観客として観たかったな、と思う程、お笑いという枠を超えて、「舞台芸術とは何か」を問う作品になるのではという期待があります。この「同じ作品を2チームで」ってこれから流行るんじゃないですか?”とコメント。同じ脚本なのに全く異なる2作品が出来上がったことに、本番への期待を寄せました。
また、ミュージカル俳優として活躍する福井晶一さんは“人生初めてのコント劇、そして初めての駅前劇場、正直僕が一番驚いています。今からドキドキですが演劇界の素敵な先輩方との稽古の日々はとても楽しく刺激的です。ぜひ普段は見れない僕の姿を観に来てください”と意気込みを語りました。
コントという「生き物」を楽しんで
センター軍団にて出演する野口かおるさんは、コント劇について、次のようにコメント。“コントって、生き物なんですよ!とにかく、このコントという名の、獰猛かつ純粋な、愉快で変な生き物を、手懐けたり、飼い慣らしたりしながら、新鮮に生け捕りまして、舞台という名のお皿にのせます。どんな味がするのか、みんなで、一緒に食べてみましょう!”。
今だからこそ、笑える作品を。そんな加藤啓さんの想いが込められた『オレ、産まれたぞ!』。辻本耕志さんは“笑う事は免疫力が上がります。健康は自ら作る!皆さんも、自ら免疫力を上げに、劇場へ”とコメントされました。
『オレ、産まれたぞ!』は4月4日まで上演。とびっきりの奇天烈コントを楽しみましょう。