俳優であり、脚本・演出も務める池田純矢さんが立ち上げたエン*ゲキシリーズ。シリーズ6作目となる『砂の城』は「即興音楽舞踏劇」。既存のジャンルに捉われない、新たな演劇作品が誕生する予感です。

あなたのためのたった一公演に「即興音楽舞踏劇」

エン*ゲキシリーズは、役者の池田純矢さんが脚本・演出をし、「演劇とは娯楽であるべきだ」という理念の基、 誰もが楽しめる王道エンターテインメントに特化した公演を上演するために立ち上げられた企画です。
これまでのシリーズでは「王道展開」 「全年齢向けエンターテインメント」と言ったシリーズの象徴を持ち、演目ごとに学問のジャンルからテーマを定めて、エンターテインメント作品を制作。好評を博しています。

シリーズ 6 作目となる今作は、 単純明快で爽快な王道ストーリーでは無く、シリーズの中でも異色の作品に。「即興音楽舞踏劇」と題して、即興で音楽を奏で、舞うという挑戦的で革新的な試みに挑戦!既存のジャンルに捉われない、新たな演劇表現が誕生します。

脚本・演出を務める池田純也さんは、本作について「自分が今一番表現したいことは何だろうと考えたときに、その時の感情をシームレスに音楽にのせることはできないのか、歌・音楽に対してもっと極限まで自由になってもいいんじゃないか、ということを突き詰めて、即興音楽劇を思いつきました」とのこと。「その日・その時・その場所・その一公演でしか観れない、あなたの為のたった一公演になる」と演劇ならではのライブ性が詰め込まれた作品になりそうです。

華と実力のある俳優陣がおくる、儚く脆い運命の物語

物語の舞台は大海の孤島・アミリア。 街はずれの農地に暮らすテオは、 領主・アッタロスの娘で、幼馴染のエウリデュケと念願の婚礼を迎え、夫婦となる日を迎えます。親友のアデルたちからの祝福も受け、全てが幸福に満ち溢れていました。

時を同じくして、宮廷では国王崩御の報せが…。王位継承権を持つ太子・ゲルギオスはこの機を逃すまいと、最高文官である宰相・バルツァと共に邪な策を練っていましたが、先王の遺言によってこれまで隠匿されていた「王家の血を継ぐ庶子」の存在が公然の事実となります。そんな時、テオ達の暮らす地に王国からの勅令軍が訪れた事で、 エウリデュケの従者で奴隷の男・レオニダスこそが、王家の血を継ぐ高貴な者であることが判明します。 この日を境に、交わる事のなかったテオとレオニダスの運命は強く結びつき、次第に幸福だった日常は”砂の城” のように脆く、崩れ堕ちてゆくのでした。゙迷い、苦しみながらもそれぞれが選んだ道は、果たして正しかったのでしょうか…。

主演を務めるのは、中山優馬さん。ストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍し、高い歌唱力とキレのあるダンスのみならず、繊細かつ力強さのある演技力で高い評価を得ています。

中山さんは、本作について「神聖な印象を受けたのと同時に、人間の深層心理や、時代が故の愚かさと切なさがいっぱい詰まっている」と感じたそう。即興音楽舞踏劇という新しいジャンルについては、「その場で感じた感情で歌うので、毎回同じにはならないんです。その 一瞬一瞬を生きていく、というまさに挑戦の作品」とコメントしました。

共演には『宇宙戦隊キュウレンジャー』 の主演で注目を集め、ドラマ、映画、舞台とジャンルを問わず活躍中の岐洲匠さん。本作の大規模オーディションで類まれな歌唱力をみせ、初舞台にして抜擢された夏川アサさん。

声優として青年から二枚目まで様々な役柄を演じ、今作が久しぶりの舞台出演となる野島健児さん。エン*ゲキシリーズにばお馴染み、高い演技力で舞台を中心に活躍している鈴木勝吾さん。

さらに、圧倒的な存在感と演技力で日本の ドラマ・演劇界では欠かせない存在の升毅さんらが出演します。実力と華を兼ね備えた俳優たちによる、挑戦作『砂の城』。新たな演劇ジャンルの確立が期待されます。

即興音楽舞踏劇『砂の城』は、10月15日(土)〜10月30日(日)に東京・紀伊國屋ホールで上演。その後、11月3日(木・祝)〜11月13日(日) 大阪・ABC ホールでの上演を予定しています。公式サイトはこちら

ミワ

演劇の「即興性」を存分に生かした作品ということで、どの回も一回きりの貴重な公演になりそうです。ぜひ劇場に足を運んで目撃してください!