NHK Eテレで2021年4月に放送が開始した音楽教養エンターテインメント番組「クラシックTV」。毎回多彩なゲストを招き、ピアニストで番組MCの清塚信也さんによる、面白くて“ちょっとためになる”楽曲解説を通して、クラシック音楽の視点からさまざまな音楽の魅力を紐解いていく番組です。

今回は、そんな「クラシックTV」のスピンオフ番組として「ミュージカルTV」の放送が決定しました!ゲストMCには井上芳雄さん、咲妃みゆさんが登場。濱田めぐみさん、柿澤勇人さん、海宝直人さんの出演も決定しています!

音楽から作品を深掘りするクラシックTV。反響の大きい「ミュージカル」を1時間の拡大版でお届け

11月3日(木・祝)に放送となるのは、「クラシックTV」のスピンオフ特番「ミュージカルTV」!

過去には、『レ・ミゼラブル』の音楽の魅力に迫る「みんなが夢中!レ・ミゼラブル」や、19世紀末のウィーンを舞台にしたミュージカル『エリザベート』でルドルフ役を務めたSixTONESの京本大我さんが登場した「京本大我とめぐる音楽の都ウィーン」。日本初演から30周年のミュージカル『ミス・サイゴン』を大特集した「今こそ!ミス・サイゴン」などの放送がありました。

今回は、毎回反響の大きい「ミュージカル」に特化して、1時間の拡大版でお届け。番組MCの清塚信也さんと鈴木愛理さんに加えて、ミュージカル界を牽引する井上芳雄さんと元宝塚・トップ娘役の咲妃みゆさんがミュージカル・プレゼンターとして登場します。さらに、濱田めぐみさん、柿澤勇人さん、海宝直人さんと豪華ゲストの出演も!

清塚信也さんの楽曲解説はそのままに、“ミュージカルの伝道師”井上芳雄さんからも、愛に溢れたミュージカル解説が飛び出します。

来年上演予定の『ジキルとハイド』『ファインディング・ネバーランド』から楽曲披露も!豪華ゲストが名曲の数々を披露

今回の「ミュージカルTV」の見どころは、なんと言っても、豪華出演者たちによるミュージカルの名曲の数々の披露!

井上芳雄さん、咲妃みゆさん、濱田めぐみさん、柿澤勇人さんらによるミュージカル名曲メドレーでは、名作ミュージカルから4曲が披露されます。

スティーブン・スピルバーグ監督の映画化が話題となったのも記憶に新しい『ウエスト・サイド・ストーリー』から『ロミオとジュリエット』のようにトニーとマリアがバルコニーで愛を誓い合う「Tonight」。『サウンド・オブ・ミュージック』からは、京都旅行のCMでもお馴染みの「私のお気に入り」。
濱田めぐみさんがタイトルロールのメリーポピンズを演じた『メリー・ポピンズ』から「チム・チム・チェリー」。シャム(現在のタイ王国)の王と、王家の子供達の家庭教師としてやってきた英国人のアンナがともに歩み寄り愛が育まれていく様子を描いた『王様と私』から「Shall We Dance?」。

[クラシックTV スピンオフ特番] ミュージカルTV | ケリー・エリスが歌う「Shall we dance?」先行公開!| NHK

さらに、井上芳雄さん、咲妃みゆさん、濱田めぐみさん、海宝直人さんが歌唱するのは、アンドリュー・ロイド・ウェバー・メドレー。作曲家のメドレーが披露されるのは「クラシックTV」ならではですね。

数々の傑作ミュージカルを生み出し、俳優、ミュージカルファンから愛されている作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバー。劇団四季では、彼の楽曲だけをコンサート形式で届ける公演が上演されるほどの人気です!

オペラ座の怪人』から「The Phantom of the Opera」、『エビータ』から「Don’t cry for me Argentina」、『ジーザス・クライスト=スーパースター』から「Gethsemane」、『アスペクツ・オブ・ラブ』から「Love changes everything」の4曲を歌います。

これだけでも豪華なラインナップですが、今回の「ミュージカルTV」では一足早く2023年上演予定の楽曲や、日本ではまだ上演されていない作品の楽曲も!柿澤勇人さんは、2023年に上演の『ジキル&ハイド』から「時が来た」を披露。柿澤さんは、鹿賀丈史さん、石丸幹二さんに次いで3代目のジキルとハイド役を務めます。劇場よりも一足早く観られるなんて贅沢ですね!

海宝直人さんは、『ノートルダムの鐘』の「陽ざしの中へ」を歌います。海宝さんは劇団四季で実際に『ノートルダムの鐘』のカジモドを演じていました。劇団四季時代からのファンの方々にとっては、嬉しい組み合わせになっています。

トニー賞を6部門受賞し、映画版も公開された『ディア・エヴァン・ハンセン』から「You Will Be Found」を、海宝直人さん、井上芳雄さん、咲妃みゆさんが披露。“君はひとりじゃない”というメッセージが込められた楽曲です。『ディア・エヴァン・ハンセン』はまだ日本版での上演がないので、とても貴重な機会!

さらにさらに、2023年に上演予定の『ファインディング・ネバーランド』 から「オール・ザット・マターズ」を濱田めぐみさんが歌います。

『ファインディング・ネバーランド』は、「ピーターパン」の著者で劇作家ジェームス・バリが主人公の物語です。創作に行き詰まっていたバリは、公演である家族と出会います。子供たちとの遊びの中で「演劇」もまた「PLAY」なのだと気づき、物語を書き上げ、劇場で「ピーターパン」を上演するまでを描いた作品。
濱田めぐみさんは、主人公・バリが出会う家族の母親・シルヴィアを演じます。「オール・ザット・マターズ」はシルヴィアの生き方に心打たれる名曲です。

NHK Eテレ「ミュージカルTV」は11月3日(木・祝)放送です。詳しくはこちら

ミワ

不朽の名作から、最近の話題作まで盛りだくさんの楽曲ラインナップ。これがテレビで見れてしまうなんて、見逃すわけにはいきません!