一昨年から劇団四季で上演されている、ディズニーミュージカル『アナと雪の女王』。劇場で観てみたいけれど、「どの席で観ればいいんだろう?」「何分くらい前から劇場に入れる?」「休憩時間は?」などと気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は劇団四季 ディズニーミュージカル『アナと雪の女王』の公演概要をご紹介していきます。(作品についてはこちら)
劇団四季ミュージカル『アナと雪の女王』
ディズニー作品である『アナと雪の女王』は、2013年公開の映画で馴染みのある方が多いと思います。雪や氷を操る魔法の力を生まれ持った姉のエルサと、妹のアナの関係が軸となるこの物語。日本でも観客動員数2000万人を突破するなど、大きな社会現象になりました。この映画を原作として舞台化されたのが、ミュージカル『アナと雪の女王』です。2018年にブロードウェイで初演されて以来、トニー賞3部門でのノミネートなどを受けた本作は、世界中で多くの観客を魅了しつづけてきました。
日本への初上陸は劇団四季に託され、当初2020年9月を予定していました。しかし新型コロナウィルスの影響で延期。そして2021年6月24日、JR東日本四季劇場[春]にて、やっとの思いで開幕しました。
開場・休憩時間は?
ミュージカル『アナと雪の女王』の開場時刻は、基本的に開演より45分前です。例えば昼の12時30分開演なら11時45分開場、夕方の17時開演なら16時15分開場となります。
本編上演5分前までの開場中であれば、写真撮影が可能となっています。ご自身の席からのみ、静止画のみの撮影となりますが、観劇の記念にぜひ撮影したいですよね。上演中は、携帯電話・タブレット等の電子機器はマナーモードや機内モードに設定し、「音」や「振動」、「電光表示」が出ないようにご注意ください。
『アナと雪の女王』の上演時間は、第1幕が70分、休憩20分、第2幕が55分と予定されています。第1幕と第2幕の間に設けられた20分間の休憩時間中は、お化粧室(特に女性お化粧室)が混雑しがちです。あまり長く待ちたくない方は、一度四季劇場[春]を出て、アトレ竹芝内のお化粧室を使うのも手です。
また、グッズ売店でも長蛇の列ができることがあります。在庫が切れてしまう可能性もあるので、買いたいグッズは開演前に購入しておくと安心かもしれません。

おすすめの席は?
チケットを予約するときに、一番悩むといっても過言ではない席位置。どの席で観るのがベストなのでしょうか。結論から言うと、どの席からでも堪能することができると思います。というのも『アナと雪の女王』は、色んな距離、角度からでも作品を楽しめるような演出がちりばめられているからです。
1階前方座席は、舞台からの距離が最も近いため、俳優の表情や衣装・小道具などの細かい部分までじっくりと見ることができます。料金設定が高いこのエリアですが、人気は高く、数ヶ月先の公演まで埋まっていることが多いです。
1階後方座席は、舞台からある程度離れているため、舞台の全体像を捉えやすいのがメリット。舞台上の空間を余すことなく使った演出が多いこの作品は、前方からだと首を動かさなければならないところが、後方からだと比較的楽に観ることができる、という側面があります。エルサが歌う「ありのままで」などで使われる大型のプロジェクションマッピングも、迫力を失わずに美しく観ることができます。
2階席は、前方でも後方でも、舞台を上から覗く形になるので、舞台の奥行きと高さを感じることができます。例えば、劇中でアナとクリストフが雪山を登るシーンでは、かなり高さのあるセットで俳優が演技するのですが、そのスリリングな姿をより近くで感じられるでしょう。そして、アナ雪の醍醐味の一つである「劇場が凍る」演出は、舞台全体を俯瞰しやすい二階席だからこそ存分に楽しむことができるのではないでしょうか。
『アナと雪の女王』に限らず、どこに座っても観客を飽きさせない点が、ミュージカルの魅力の一つだなと思います。
子どもは何歳から観れるの?
『アナと雪の女王』はディズニー作品ということもあり、お子様連れで観劇したいという方も多いはず。何歳から観ることができるのでしょうか。
この公演では、3歳以上のお子様から入場可能で、3歳未満のお子様が入場不可となっています。膝上での観劇はできないため、3歳以上で入場されるお子様は、大人と同様に一人1枚ずつチケットが必要です。
「観劇したいけれど、子どもと離れるのはまだ心配」という方は、劇場提携の託児サービスを利用することができます。四季劇場[春]と提携している託児所は2ヶ所ありますが、いずれも6歳のお子様まで預けることができるそうです。託児サービスは定員になり次第締切ですので、ご利用の方は、営業日・営業時間などと併せて各託児所にお問い合わせください。
一緒に劇場に入るお子様は、身長130cm以下なら、大人と視線の高さを合わせるためのシートクッションを借りることができます。インフォメーションカウンターで係員にチケットを見せると、席位置とお子様の身長に合った、適切なクッションを貸し出してくれます。
また本公演では、S席とA席において子ども料金が設定されています。この機会に、お子様と一緒にミュージカルを楽しまれてはいかがでしょうか。
劇場アクセス
劇団四季『アナと雪の女王』は、JR東日本四季劇場[春]にてロングラン上演中。この劇場は、アトレ竹芝シアター棟の3階に位置しています。
電車を利用する場合のアクセスは以下の通りです。
・JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅 北口より徒歩6分
・都営浅草線・大江戸線「大門」駅 B1出口より徒歩7分
・東京臨海新交通ゆりかもめ「竹芝」駅 より徒歩3分
車で来場される方は、劇場専用の駐車場がないことに注意すると良いでしょう。今年6月に日本初演2周年を迎えるこの公演は、現在2023年12月分までチケットを販売しています。興味を持った方は是非一度、足を運んでみてください!公式HPはこちら。


この公演は、土日だと家族連れが多く来場している印象です。笑い声など子どもの素直な反応が聞こえてくると、やはりディズニー作品なのだなと実感します。かといって、子どもだけでなく大人の心にもちゃんと響く深いテーマがあるのがアナ雪の魅力。映画でもお馴染みの楽曲に、最新技術を駆使した圧巻の演出、そして迫真のパフォーマンス。大人も子どももそれぞれの楽しみ方ができるからこそ、『アナと雪の女王』は愛されるのだと思います。