2025年6月に東京建物Brillia Hallにて東宝製作ミュージカル『梨泰院クラス』の上演が決定しました。大ヒット作『梨泰院クラス』の世界初ミュージカル化が実現。主人公のパク・セロイを演じるのは、確かな歌唱力と演技でミュージカルでの活躍がめざましいWEST.の小瀧 望さんです。
小瀧望が原作者チョ・グァンジン氏と対面
日本でも大ブームを巻き起こした『梨泰院クラス』。チョ・グァンジン氏の原作(韓国・カカオウェブトゥーン配信)を基に、世界初ミュージカル化が決定しました。(ドラマのミュージカル化ではなく原作コミックのミュージカル化となります)
主人公パク・セロイを、歌・演技共に高い評価を受け『ザ・ビューティフル・ゲーム』『DEATH TAKES A HOLIDAY』などミュージカル出演が続く小瀧望さんが演じます。パク・セロイの特徴的なヘアスタイルを再現し、物語の舞台となる梨泰院でビジュアル撮影が行われました。
そして、梨泰院の最もにぎやかな繁華街に位置する原作者チョ・グァンジン氏が経営する飲食店“クルバム”で氏と初対面しました。チョ・グァンジン氏は舞台化について、「ドラマに次いでミュージカルになることは初めての経験ですので、本当に嬉しく思います」と語り、小瀧さんについては「小瀧さんは韓国でも有名でたくさんのファンがいますので、私ももともと存じ上げていました。とてもハンサムな方なのでキャラクターが合うかなと心配でしたが(笑)、実際にお会いして男らしさを感じ、「大丈夫!」と確信しました。パク・セロイは真面目な正義感だけの人物ではなく、逆境の中でしなやかさ・柔らかさを持っている人物です。いろんな顔を持つセロイを小瀧さんの解釈で演じていただき、彼に新たな価値観と魅力を与えていただければと思います。日本で拝見出来ることを楽しみにしています!」と印象を語りました。
脚本は、『四月は君の嘘』をはじめとした演劇のみならず映画「かぐや姫の物語」(共同脚本)「銀河鉄道の父」など映像でも活躍する坂口理子さん、歌詞と構成は、『ダーウィン・ヤング 悪の起源』など日本でも話題を呼んだ作品をはじめヒット作を多数手掛け、韓国ミュージカル界の大御所で美しくドラマティックな歌詞に定評があり絶大な人気を誇るイ・ヒジュンさん。
音楽は、ニューヨークを拠点に活動しリチャード・ロジャース賞を受賞、2023 年にはミュージカル『K-POP』でアジア系女性として初めてトニー賞オリジナル楽曲賞にノミネートされた韓国系アメリカ人のヘレン・パークさん、そして演出は読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し、硬軟広く話題作を担当し注目を集める小山ゆうなさん。日本・韓国・アメリカの才能あるクリエイターが集結し、世界初のミュージカル化を実現します。
チョ・イソ役は和希そらさん・saraさんのWキャスト、オ・スア役は梅澤美波さん・川口ゆりなさんのWキャスト。チャン・グンス役に新原泰佑さん、マ・ヒョニ役に土井ケイトさん、チェ・スングォン役に吉田広大さん、チャン・グンウォン役に秋沢健太朗さん、パク・ソンヨル役に浅野雅博さん、チャン・デヒ役に佐戸井けん太さんが決定しました。
小瀧さんは「世界的作品ですので、最初にオファーをいただいた時は「こんな大役を僕に…冗談かな?」と思いましたが、正式にお話を伺って「僕で良ければ、ぜひやらせてください!」と引き受けさせていただきました。
セロイはヘアスタイルが特徴的ですが、実際に“セロイヘア”になってソウルで撮影してみると知らない自分に出逢えたようで、意外としっくりきました。
イソやスアとの関係や、復讐を果たしていきながらも愛を見つけたり、本当にハラハラドキドキする物語です。何度も何度も原作漫画を読み込んで、キャラクターの奥底にある気持ちを考えながらグァンジンさんが描かれた原作に忠実に向き合って役を作り上げていきたいです。セロイは多くを語らない分、一言一言にすごく重みがあり、ついて行きたくなってしまう人。一緒に働く仲間の事を大事にしていて彼らをとても信頼していますし、僕も共演する皆さんと信頼関係を築いていくことが大切だと思っています。
舞台という限られた空間の中で 1 シーン 1 シーンを丁寧に演じて、「もう 1 回観たい」と思っていただけるような作品を作っていきたいです」と意気込みを語りました。
<STORY>
高校生のパク・セロイ(小瀧 望)は、父(浅野雅博)の仕事の都合で引っ越した転入先で、クラスメイトのチャン・グンウォン(秋沢健太朗)が傍若無人にふるまいヒドイいじめを行っている様を見かける。校内の誰もが見て見ぬふりをするが、セロイは彼を許せずに思わず殴ってしまう。グンウォンは父の勤務先でもある国内最大手飲食チェーン「長家」の会長チャン・デヒ(佐戸井けん太)の長男で、揉めたセロイは転校僅か1日で退学、父も会社を辞めることに。数日後、セロイは引っ越し初日に出会って以来気になっていた 1 日だけの同級生スア(梅澤美波/川口ゆりな)に道で偶然出会い、成り行きで自分の気持ちを打ち明けることになる。だが、そこに父が事故で亡くなったという衝撃的な知らせが入ってきた。グンウォンが乗ったバイクに轢かれたと分かり怒りを止められないセロイは、グンウォンに暴力を振るって刑務所へ収監されてしまう。
―出所から 7 年後、働いて資金を貯めたセロイは梨泰院で飲食店を開いていた。
父の復讐を誓うセロイは、彼に興味を持ち追いかけてきた天才でソシオパスなイソ(和希そら/sara)、セロイによって人生を救われたヒョニ(土井ケイト)とスングォン(吉田広大)、イソに想いを寄せるグンウォンの弟グンス(新原泰佑)ら仲間たちと共に、梨泰院の街で成功を目指して駆け上がっていくー
ミュージカル『梨泰院クラス』は2025年6月に東京建物 Brillia Hallにて上演。7月にツアー公演を予定しています。公式HPはこちら