4月25日(土)に開場する新劇場「EXシアター有明」で、オープニングイヤーに上演される作品の出演者・演出家がオープニングラインナップ発表会に臨みました。

2026年4月、いよいよオープン!こけら落とし公演は『AmberS -アンバース-』

テレビ朝日が有明に開業する複合型エンタテインメント施設「東京ドリームパーク」内にオープンする新劇場「EXシアター有明」。1〜3階席、最大客席数1,546席を有しながらステージを身近に感じられる客席構造となっており、座席配置は視界に極力配慮した千鳥配置に。

床・壁・天井を躯体から切り離した「浮き遮音構造」により他施設の音響・振動を受けにくく、有明の海・波をモチーフにデザインされた凸凹の壁面によって舞台で発せられた生音が客席全体に均一に届くよう設計されるなど、音響設計にもこだわった劇場です。

オープニングラインナップ発表会には、こけら落とし公演『AmberS -アンバース-』より、演出の河原雅彦さん、W主演を務める大橋和也さんと寺西拓人さん。劇団☆新感線46周年興行・夏公演『アケチコ!〜蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島〜』より、演出のいのうえひでのりさん、出演の古田新太さん。ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』より、翻訳・演出の小山ゆうなさん。

ミュージカル『タイムトラベラーズ・ワイフ』より、主演の岩本照さん。『ノッキンオン・ロックドドアTHE STAGE』より演出の堤幸彦さん、W主演の上田竜也さんと川島如恵留さん。ミュージカル『ミー&マイガール』より、演出の小林香さんと主演の三浦宏規さん。ミュージカル『モンティ・パイソンの SPAMALOT』より、演出の福田雄一さん、主演の岩田剛典さんが登壇しました。

4月から上演されるこけら落とし公演『AmberS -アンバース-』で演出を務める河原雅彦さんは「実際に劇場に立ってみて、思った以上にお客様との距離が近い。これはとても良い劇場の大きな条件だと思うので、素敵だなと思います。あと新品の香りがする(笑)この大きな劇場のスケールに見合ったダイナミックな作品をお届けできたら」と意気込みます。

公演への意気込みを問われた大橋和也さんは「もうめちゃくちゃ緊張してて。寺西拓人くんとダブル主演をさせてもらうということも緊張するし、河原さんに演出していただくということも緊張するし、しかもこけら落としというのも緊張するし。しかも事務所の直属の先輩である加藤シゲアキくんの脚本の『AmberS -アンバース-』をやらせてもらえるということで。加藤くんが思い描く世界観にどう近づけるかというのもあるんですけれども、加藤くんがこれは考えていなかったと思うくらい凄いものにできるように、キャストの皆さん、スタッフの皆さんと頑張りたい」と緊張を明かしつつも意気込みを。

寺西拓人さんは稽古の様子について「怖いくらい順調」と明かし、「本当に和気藹々とした空気の中で、NEWSの加藤シゲアキくんのオリジナル原作を1から立ち上げていく感覚がすごくあって、ディスカッションをしながら皆さんで作り上げていっている実感があります」と語りました。

6月から上演されるのは、脚本に福原充則さん、出演に宮野真守さん、神山智洋さんらを迎える劇団☆新感線46周年興行・夏公演『アケチコ!〜蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島〜』。

新感線としては初めて福原さんを脚本に迎える本作について、演出のいのうえひでのりさんは「今までとは雰囲気の違う、ドタバタでちょっと気持ち悪い感じのお芝居に(笑)。生バンドを入れるRシリーズで、今回は懐かしい感じのロックでやってみようかなと」と語ります。

古田新太さんは「いつもはヘヴィメタルな劇団なんですけれども、今回はアングラ的な匂いもさせようとしていて、生バンドで、音響設備が良い劇場なのでその辺も楽しみ。ゲストの宮野とかがちゃんと客を呼んでくれれば」「意味がわからないんですよ、福原が書いている本が。しかも長い。あと30ページくらいは切って欲しい」とぼやきつつも新劇場に期待を寄せました。

7月から上演されるのは、待望の日本初演となるミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』。翻訳・演出の小山ゆうなさんは「キャストの人数も少ないですし、割と小さいテーマの作品なので大劇場でどうなるかなと思っていたんですけれども、客席がすごく近く感じるので、お客様のことをすごく考えてくださっている劇場なのかなと思いました。音にこだわってらっしゃる劇場ということなので、それがすっごい嬉しいですし楽しみです」と期待を語ります。

本作は7月の上演を前に既に本読みが行われたとのことで、「稽古を早く始めたわけではなく、私が翻訳も担当している関係で、言葉がこれで大丈夫かキャストの皆さんの声を通して聞いてみたくて、集まれる方はぜひお願いしますと言ったらほぼ全員のキャストが集まってくださって。すごく気合の入った状態で一回読んだという会だったんですけれども、1幕を吉沢亮さん、2幕を柿澤勇人さんに読んでいただいたのですが、第一声からもう吉沢さんは“うわぁ、こういうアプローチなんだ”という驚きがありました。とても繊細だけれども実のあるアプローチをされていて。2幕で柿澤さんはどうされるかなと思ったら全く違うエヴァンで、でもエヴァンとしての説得力のある力強いエヴァンで。2人全然違うエヴァンになるかなと思います」と語りました。

9月に上演されるのは、日本初上陸となるミュージカル『タイムトラベラーズ・ワイフ』。2023年にウエストエンドで話題を呼んだ最新作で、日本版主演を岩本照さんが務めます。

岩本さんは「僕が演じさせていただくヘンリーという役は、自分の意思とは関係なく時間を行き来してしまう、抗えない運命を背負った主人公になっています。ある女性との出会いによって色々な人生の変化をいただきながら、時間に翻弄されながら、その中で自分の人生をしっかり生きていく部分を表現していきたいと思っています」と語ります。

時間を超えるタイムトラベルの瞬間も描かれる本作。「舞台ならではの色々な機構やギミックは使ってできるんじゃないかと思っているので。フライングや舞台床が開く劇場の機構も駆使しながら表現させていただく形になると思うので、僕も楽しみにしています」と語り、EXシアター有明ならではのダイナミックな演出が期待できそうです。

10月から上演されるのは、青崎有吾さん小説シリーズを原作に、テレビ朝日でドラマ化もされた『ノッキンオン・ロックドドアTHE STAGE』。ドラマでも監督を務めた堤幸彦さんが演出を務めます。

「舞台ではできないだろうというような脚本をいただき、どうやってやろうかなと考えておりまして。この素晴らしい機構を利用して、ありえない表現でできればなと虎視眈々と狙っております」と意気込みながら、こけら落とし公演の演出を務める河原さんに「ステージあんまり汚さないでね(笑)」と釘刺しが。これには河原さんも「こけら落としを担当する機会なんてそうそうないので光栄なんですけれど、どれくらい傷…さっきステージ上に傷があるのを見つけてちょっと安心しちゃって(笑)。丁寧にそおっと使います」とコメントしました。

上田竜也さんは堤さんの演出の魅力について、「緊迫感のあるミステリーの中にもふんだんに笑いが込められていて、一見ミスマッチですけれど、堤監督がやることで素晴らしい作品になる。ずっと常に笑いのことを考えている」と語ります。

川島如恵留さんは先輩・上田さんとの共演について「たつにぃと呼ぶくらいお慕いさせていただいているんですけれど、ここ3年くらい毎年10月はたつにぃとお仕事させていただいていたんです。今回も上演が10月ということで、とても運命を感じています。大好きな先輩と、作中では同級生で同じ探偵として1つの事件を解決していくので、どのように同じ視線、同じ立場でいられるかが楽しみ」と期待を語りました。

12月から上演されるのは、東宝製作版として約17年ぶりの上演となるミュージカル『ミー&マイガール』。演出を手がける小林香さんは「約90年前に生まれた作品でして、1937年という非常に鬱々した時代に誕生したんですけれども、庶民が逞しくて元気で、生命エネルギーの溢れた、笑いに溢れた舞台となっていて、ウエストエンドでの支持を得て今に至ると聞いております。長い歴史を持つ作品を演出するときは、古き良きを踏まえつつも、今どうして私たちがこの作品をここで上演するのかということをちゃんと考えて、しっかりみんなと見つめ直して上演したいと思っています。王道中の王道の作品ですので、2026年における王道とは何だろう?ということを考えながら、新しい劇場のピカピカの魅力と、『ミー&マイガール』の90年磨かれてきた威力が出会えることを光栄に感じながら作っていければ」と意気込みます。

主人公のビル役を務める三浦宏規さんは「唐沢寿明さんや井上芳雄さん、宝塚版では天海祐希さんなど名だたるスターの方々がやってこられた役なので、非常に緊張はしているんですけれども、共演させていただく上白石萌音さんとは『千と千尋の神隠し』でご一緒していて、ちょうどロンドン公演中にこの作品への出演が決まりました。この作品の舞台はロンドンで、ビルとサリーはランベスという下町育ちの設定なんですが、ロンドン公演の劇場から非常に近かったので、2人で町に行くことができました。実際に肌で感じて、足でランベスの地を踏みしめたということが、良い経験になったと思います」と明かしました。

2027年1月に上演されるのは、4度目の上演となるミュージカル『モンティ・パイソンの SPAMALOT』。本作が愛され続ける理由を問われると演出の福田雄一さんは、「愛されているんですかね…?僕だけが愛しているわけじゃなく…?(笑)」と懸念しつつ、「僕が知る限り、ミュージカル史上最もくだらないミュージカル。この作品を作ったエリック・アイドルからも“日本のお客さんが大爆笑できる台本に書き換えろ”と言われています。僕の周りにいるお笑いに特化したメンバーで、ミュージカルというフィールドで、劇団☆新感線にいかにくだらなさで戦うかというのがずっと思っていることなんです。僕は新感線が大阪から東京に出てきた1作目からずっと観ている。劇団☆新感線にくだらなさで対抗できるのは『モンティ・パイソンの SPAMALOT』しかないんです」と語ります。

本作を一度観劇したことがあるという古田さんも「本当にくだらないですよ。それを確認しにきた方が良い。どれくらいくだらないか、ぜひ直に見て、“あ〜くだらない”って有明を去ってほしい」とアピール。

本作がミュージカル初出演となる岩田剛典さんは「本当に寝耳に水というか。2年くらい前に福田監督から直オファーを頂きまして。LINEで“ミュージカル興味ある?”と言われて、“あります”と言ったら次にはもう日程が送られてきて、話が早かったんですけれども(笑)。やると決めたからには思い切り飛び込むというつもりでやらせていただきたい」と意気込みました。

撮影:岩堀和彦

多種多様な作品が上演されるEXシアター有明は4月25日(土)に開場。東京ドリームパークは3月27日に開業します。公式HPはこちら

Yurika

ミュージカルファンとしては、音響にこだわった劇場というのが嬉しいです!!座席も千鳥配置で見やすいように感じました。