楽しみにしていた観劇の予定。既にチケットを抑えていたのに、体調不良やスケジュールの変更で急に行けなくなることってありますよね。「チケットが無駄になっちゃう!」と焦ってしまいますが、安心してください。今回は演劇・ミュージカルチケットのリセール方法・譲渡方法を紹介します。
チケットの販売元でキャンセル方法・リセール方法を確認する
観劇できなくなってしまったチケットの対処法を考えるとき、最初に確認していただきたいのは販売元のキャンセル方法・リセール方法です。販売元の劇団・チケット販売会社によっては、払い戻しのルールや譲渡システムが独自に定められている場合があります。販売元のシステムを使えば安全に、かつ定額で取引できるので安心です。チケットを手放すことになったら、最初に販売元の公式サイトを見てみましょう。
劇団四季は、QRコードの電子チケットであれば公式サイトの「劇団四季idセンター」からキャンセルしたいチケットを公演日の2日前まで出品できます。出品したチケットを誰かが購入して無事に取引が成立すると、出品者にはチケット代金と同額の劇団四季ギフトカードが贈答される仕組みです。劇団四季idセンター「チケットの出品について」
また、新型コロナウイルス感染症対応の特別措置として、公演前日・当日の体調不良時には払い戻しにも対応しています。(現状、2022年8月31日までの特別措置)
チケットぴあは公式チケット取引サービスの「Cloak」にて、急遽行けなくなった公演のチケットを定価で希望者に再販できるリセールサービスを設けています。Cloak「リセール利用方法」
定価トレードシステムのチケット2次売買サイトを利用する
チケットの販売元によっては、他社の定価トレードシステムのリセールサイトを利用するように呼びかけているところもあります。宝塚歌劇団、東宝、ホリプロが万が一のキャンセルの場合に案内しているのが、公式チケットトレードリセールサイトの「チケトレ」。音楽事業団体公認のチケット2次売買サービスである「チケトレ」では、発券の有無に関わらず、紙チケットを定価で出品できるのです。
イープラスは一部の公演において、定価のチケット2次販売サービスである「チケプラトレード」と連携しています。こちらは紙チケットと電子チケットの両方に対応しています。トレード可能な期間が定められているため、イープラスの申込み状況照会を確認してトレードできるのかを確認しましょう。
チケット2次売買サイトは他にもありますが、必ず興行主の許可があり、なおかつ定価で取引できるサイトを使うのが肝心です。興行主の許可がないチケットの売買、定価よりも高い値段でチケットを売る行為はチケット不正転売禁止法に基づき、違法行為となるので気をつけましょう。
行けなくなってしまった演劇・ミュージカルのチケットのリセール方法・譲渡方法を紹介しました。販売元が定めたルールと法律に基づいた正しい取引をすれば、観劇が叶わなかったチケットを代わりに使ってくれる人がきっと現れます。なので、無理をしてまで観に行かないのが一番大切。体調不良の時は特にそうです。このご時世は特に舞台関係者も体調管理に気を配っているので、行かないのも選択の一つ。緊急事態には無理をせず、リセールシステムや譲渡を活用しましょうね。