日々、様々な劇場で多くの作品が上演されています。今回は、東京都内の70名〜250名規模の主な小劇場についてまとめてみました!(都内の主な大劇場・中劇場まとめはこちら)
俳優の細やかな表情の変化に釘付けに!
・CBGK シブゲキ!!
客席数:242席
CBGKシブゲキ!!は、渋谷区道玄坂、渋谷のど真ん中に2011年に誕生した劇場です。
演劇を中心とした舞台芸術をはじめ、映像、音楽など様々な公演やイベントの発信基地として、ジャンルを問わず芸術・文化の向上を目指して開館されました。
・吉祥寺シアター
客席数:189席(最大収容定員:239名)
武蔵野市が、演劇や公演の文化の良さを広めるために2005年に開館した劇場。
客席は段床形式で、観やすい設計。劇場とほぼ同じ広さの稽古場が併設されています。吉祥寺シアター公式HPにある「カンゲキのススメ」というページでは、吉祥寺シアターで上演される作品に関連したインタビュー、劇評、レポートなど様々なコンテンツを見ることができます。
・座・高円寺
客席数:座・高円寺1 233席(基本形状)、座・高円寺2 256席~298席
座・高円寺は、2009年5月に開館した、高円寺北にある複合施設。
演目によって自由に舞台・客席形状を変えることができる座・高円寺1と、固定席の座・高円寺2。
施設内には、現代劇の戯曲や資料の収集・保存をするアーカイブ、ドラマ・リーディングやレクチャーなども出来るカフェなどが併設されています。
・ザ・スズナリ
客席数:230席
ザ・スズナリは、「下北沢荘」というアパートの半分を改築して劇場を作り、半分は下宿部屋のまま楽屋や事務所、ロビーとして利用されていたそう。1981年に公演が行われると、本格的に劇場として機能していくようになりました。本多劇場グループ初の劇場として開館し、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんが作・演出を務めるナイロン100℃ 48th SESSION『Don’t freak out』が上演(2023年)されるなど、数々の劇団に愛され続けています。
・シアタートラム
客席数:225席
シアタートラムは、三軒茶屋駅のとなりにある劇場です。プロセニアム形式、四方から観客が舞台を取り囲む形式、広く平らなフロア形式など客席や舞台をどこにでも設定できる自由な空間が特徴的です。
・シアター・アルファ東京
客席数:201席
演劇や芸能という世界が好きすぎるというオーナーによって誕生したのがシアター・アルファ東京。
渋谷区東三丁目・恵比寿駅徒歩2分という超一等地に位置しています。「演劇は社会にとって絶対に必要な文化でありファッション」と考えるオーナーが、「都心のオシャレな街に手頃な劇場を」とオープンした、演劇愛と熱意の溢れる劇場です。
シアター・アルファ支配人の飛野悟志さんへのインタビュー記事はこちら。
・赤坂RED/THEATER
客席数:173席
赤坂RED/THEATERは、赤坂グランベルホテル内にある劇場。13列ある客席は後方になるにつれて段が高くなっており、どの席からも非常に見やすい設計がなされています。また、劇場が運営するブログ「STAGE DOOR」で、上演中の作品の見所や紹介などを更新しています。
・シアター・グリーン
客席数:BIG TREE THEATER(座席数167席)、BOX in BOX THEATER(座席数104席)、BASE THEATER(座席数70席)
1968年に仙行寺が、都心にある寺院の社会事業の一環として演劇活動の場を提供することを考え、「池袋アートシアター」という手作りの劇場を始めたことがきっかけ。1972年に劇場の名称を「シアターグリーン」とし、長い間若手劇団の登竜門として存在していました。
そして、建替え工事を行い、2005年に大・中・小三つの劇場を内包するシアターコンプレックスの形へとリニューアルオープンしました。三つの劇場での同時公演が可能という珍しい劇場です。
・駅前劇場
客席数:160席
1984年に、本多劇場グループで3番目に誕生した劇場。下北沢東口駅前TAROビル3Fに位置しています。同じフロアにはOFF・OFFシアター。主に新進気鋭の若手劇団の公演が行われています。
・すみだパークスタジオ倉
客席数:151席
すみだパークスタジオは、東京スカイツリーから徒歩12分ほどの場所にある、倉庫を改装した劇場。2010年にオープンした比較的新しい劇場です。天井が高く解放感のある場内は、舞台面・客席のレイアウトを自由に組むことが出来ます。
・小劇場B1
客席数:135席
下北沢 小劇場B1は、2014年に、北沢タウンホールの地下1階にオープンしました。本多劇場グループの劇場で、下北沢小劇場B1は8館目にあたります。客席がステージに対してL字型に配置されている2面舞台が特徴的です。
・キンケロシアター
客席数:133席
キンケロシアターは、俳優の愛川欽也さんによって建てられた劇場で、2010年にオープンしました。劇場名は、愛川さんのキンキン、妻のうつみ宮土理さんのケロンパという夫婦のニックネームからつけられたのだそう。小劇場にはあまりない、ゆったりとした客席が特徴です。
・「劇」小劇場
客席数:130席
本多劇場グループの劇場である劇 小劇場は1997年にオープンしました。本多劇場と小劇場 楽園の向かいに位置しています。施設内にはアートギャラリー「ギャラリーGeki」が併設されています。
・ザムザ阿佐谷
客席数:125名
ザムザ阿佐谷は阿佐ヶ谷のミニシアター「ラピュタ阿佐ヶ谷」の地下に位置する劇場です。劇場内は靴を脱いで上がるスタイルとなっています。天井が高く、客席は舞台が見やすいようひな壇状になっています。
・シアター風姿花伝
客席数:120席
俳優の那須佐代子さんが支配人を務める、目白にあるシアター風姿花伝。
2014 年よりスタートした主催事業「風姿花伝プロデュース公演」は、気鋭の演出家と熟練の俳優陣による濃密なセリフのやりとりによる、緊張感ある翻訳劇をつくり上げることで定評があります。現在、年一本のペースで上演しており、数々の演劇賞を受賞。演劇界での注目を高めています。他にも、俳優ワークショップや、若い世代の団体を支援する「WAKAMONOサポート」など様々な試みで積極的に演劇の発展を目指しています。
・上野ストアハウス
客席数:118席
上野ストアハウスは、2009年に営業終了した江古田ストアハウスに代わる新しい劇場として、2011年に江古田から上野に移転オープンしました。「ストアハウスコレクションExcellent Works」という、国内の「秀作」を上演する企画を行っています。
・王子小劇場
客席数:100席
王子小劇場は、1998年に開館。2010年から株式会社マザーズと提携し、託児サービスを全演目の土曜昼公演に導入しています。
王子小劇場がお薦めする作品を集めた演劇の祭典「佐藤佐吉演劇祭」や、王子小劇場で年間上演されたすべての公演を対象に、優れた作品・戯曲・演出・舞台美術・照明・音響・衣装・宣伝美術・主演俳優・助演俳優の各部門を表彰する「佐藤佐吉賞」など独自の企画を展開しています。
・浅草九劇
客席数:95席
浅草寺などの観光名所の傍ら、浅草演芸場を筆頭に多くの劇場がひしめき合っている浅草の街。
2017年、レプロエンタテインメントにより、劇場・ホテル・飲食店が併設された複合ビル「浅草九倶楽部」がオープンしました。浅草九劇は、浅草九倶楽部の2階に位置する劇場です。
・劇的スペース・オメガ東京
客席数:96席
2018年、荻窪に新たにオープンした小劇場「劇的スペース・オメガ東京」。演劇や朗読、落語、お笑いなど幅広い利用が可能です。劇場は地下にあり、1階はキッチン&バーがあり、2階は「カタコトイン」という民宿になっています。
・OFF・OFFシアター
客席数:約80席
本多劇場グループの劇場であるOFF・OFFシアターは、1993年に下北沢駅東口TAROビル3階に開館しました。隣には、同じく本多劇場グループの駅前劇場があります。
・小劇場 楽園
客席数:約70〜80席
本多劇場グループの劇場である小劇場 楽園は、2007年にオープン。本多劇場の隣、「劇」小劇場の向かい地下にあり、緑とピンクの扉が目印の劇場です。
・シアター711
客席数:約70〜80席
本多劇場グループの劇場であるシアター711は、ザ・スズナリの隣に位置しています。元映画館「下北沢シネマアートン」の跡地に2009年にオープンしました。映画館の座席をそのまま使用した客席でゆったりと観劇できます。
小劇場の魅力はなんといっても、舞台と近い距離で観劇できること。目の前で行われる俳優たちの芝居に、心を揺さぶられること間違いなしです!