11月23日は、祝日・勤労感謝の日。働いている自分や友人、家族を労り、感謝する1日です。そこで今日は、働くあなたを応援してくれるミュージカル映画をご紹介!何気ない仕事の日常も、ミュージカルソングに乗せてみれば、心躍るワンシーンに。明日から頑張る活力となる楽曲も見つかるかも!

夢見る全ての人に贈るミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』

どんな成功者も、初めは夢見る1人の若者。そう気づかせてくれるのは、夢を追う人々が集まる街・ロサンゼルスで、女優を目指すミアとジャズピアニストのセブが出会い、恋に落ちるミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。

夢と現実の狭間で揺れ、挫折も味わう2人の姿は、美しいミュージカルシーンと対照的でとてもリアル。ロサンゼルスに向かうハイウェイを実際に封鎖して撮影されたオープニングナンバー「Another Day of Sun」は、朝仕事に向かうあなたの背中を押してくれるはずです。“誰かに傷つけられた時、あなたはまた立ち上がればいい。だって朝はまた巡ってきて、それは別の晴れた日なんだから”。(関連記事:大人の切なさと愛おしさが詰まったミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』

ニッチ市場への進出で会社の危機を救え!『キンキーブーツ』

日本でも大人気のブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』。ドラァグクイーンのローラが印象的な本作は、イギリスの田舎町で倒産寸前の靴工場が舞台となっています。質は良いが価格の高いブーツは時代の変遷とともに売れなくなり、頭を抱えた社長チャーリー・プライスが偶然出会ったのが、ドラァグクイーンのローラ。ローラが踊っても壊れない頑丈さと、ステージを彩る華やかさを併せ持った“キンキーブーツ”を作るために奮闘します。

ミラノの見本市に出すことで会社の危機を救おうとするチャーリーは、必死になるあまり従業員たちに過酷な労働を強いてしまったり、ローラを傷つけてしまったりして孤立してしまうことも。経営者としてもがきながらも会社を救おうとするチャーリーに共感する人は多いのではないでしょうか。(関連記事:夢が見つからないあなたにもおすすめ!映画館で観られる『キンキーブーツ』観劇リポート

“最も崇高な芸術とは人を幸せにすること”。未来を切り開く力強さをもらえる映画『グレイテスト・ショーマン』

実在した興行師のP・T・バーナムをモデルにしたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』。貧しい家庭で育った主人公・バーナムは様々な職を転々とするもなかなか成功せず、歯がゆい日々を過ごします。さらには会社が倒産し、無職に。そこで一念発起し、銀行からお金を借りて博物館を開くものの、お客さんは一向に集まりません。

そんな時に2人の娘が発した「剥製ではなく、生きているものを置かなきゃ」という言葉が、バーナムのビジネスを大きく変えることになります。歌声や空中ブランコなど実力は持っているものの、当時偏見で見られてきた容姿を持つ人や、異なる人種の人々をステージに上げ、パフォーマンスする“サーカス”で一気に注目を集めたのです。

更なる成功を求めてバーナムがビジネスパートナーに選んだのは、上流階級を相手にビジネスをしていた劇作家フィリップ。自分の仕事や上流階級の世界に息苦しさを感じていた彼の本心を見抜き、リスクをとってでもクレイジーな世界に飛び込めば、新しい世界が見えると説きます。

無難だけれど退屈な仕事か、リスクはあるけれど刺激の多い仕事か。誰もが一度は直面する仕事の悩みが反映された本作では、バーナムの成功や夢に対する力強さに心打たれることでしょう。

Yurika

どんなに熱い想いを持って仕事に取り組んでいても、時に心折れそうになったり、日常の中で夢を忘れそうになったりしてしまうもの。そんな時に出会うミュージカル映画に込められた力強い言葉たちは、人生の拠り所のような存在になっていきます。