“タカラヅカ沼”に着実にハマっていっている山里亮太さんが、毎回宝塚OGをゲストに迎えて、宝塚歌劇の世界を深堀りしていくスカパー!のトークバラエティ番組『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』。第9幕のゲストは瀬奈じゅんさんと瀬戸かずやさんです。

知られざる絆が明らかに!第9幕ゲストに瀬奈じゅん・瀬戸かずやが登場

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スカパー!番組配信で配信中の番組『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』。宝塚ファン初心者である山里亮太さんが、 様々な宝塚OGをゲストに迎え、宝塚歌劇の魅力をとことん深堀りしていくトークバラエティです。

3月にはリアルイベントも開催され、元星組トップスター・紅ゆずるさん、元星組トップ娘役・綺咲愛里さんらが登場、大いに盛り上がりを見せました。

シーズン3第9幕のゲストは元月組男役トップスターの瀬奈じゅんさんと、元花組男役スターの瀬戸かずやさん。10期以上離れており、在団中に共演した作品はありませんが、実はとても縁深いというお二人。

というのも、瀬戸さんは瀬奈さんに憧れて宝塚歌劇団に入団。芸名も瀬奈さんの「瀬」を貰ってつけられたのだそう!瀬戸さんから瀬奈さんへの愛が溢れすぎてしまい、瀬奈さんから「重すぎる…」と言われてしまった収録、是非お楽しみください!

「男性ファンは救世主」「裏でも話題になります!」

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収録後、瀬奈じゅんさん、瀬戸かずやさんへのインタビューが実現しました!

−本日の収録はいかがでしたか?

瀬奈「楽しくて、あっという間の時間でした。山里さんがお話を聞く力がすごくある方だから、どれだけでもしゃべっていられそうで。素晴らしいMC力に感動していました。
(瀬戸さんに)チヤホヤされに収録にきたんですけれども、乗っかりきれず、小っ恥ずかしくなってしまって、愛を直接的に伝えられるのが。ド直球な瀬戸かずやさんの愛に困っている私を楽しんでもらえたら。 ぜひ、宇月颯さんか、真琴つばささんを交えて第二弾も!」

瀬戸「夢のような時間があっという間に経ってしまって。男役の教科書として見ていて憧れていた瀬奈さんに対しての愛をこんなにも語れる場があるのかと。私しか得していないんじゃないかという本当にすごく楽しくて、幸せな時間でした(笑)
恥ずかしいのと嬉しいのと気持ち悪いのと全てが詰まっているので、引かないで楽しく見ていただけたらと思います」

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−山里さんの宝塚への沼入り具合についてどう感じましたか?
瀬戸「しっかりファンになってらっしゃるなと。ライトかなと思いきや、ちゃんと芸名も覚えてらっしゃるし、着々と沼入りされているなというのをヒシヒシと感じました」

瀬奈「すごくリスペクトされている感じが伝わってきて、OGとしてはありがたかったし、嬉しかったです。現役生じゃない私たちにも親切にしてくださり、嬉しい限りでした」

−山里さんをはじめとする宝塚男子への印象は?
瀬奈「客席降りや銀橋に出て、客席いじりするみたいなことを毎公演任されていた時期があって。
その時に男性がいてくれるといじりやすくて、私にとってはすごくありがたい存在でした。宝塚男子は救世主です」

瀬戸「客席にスーツの方がいらっしゃると目立つので、「今日男性が多いね」と裏でも話題になります。男役って女性が演じているけど、男性が共感してくれてこの空間を楽しんでくれているんだと感じて。男性の方の反応をいつも嬉しく思っていました。心強い存在です」

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−ディープに沼入りされている山里さんですが、まだ宝塚初心者ということで、初心者の宝塚男子にも見やすくて楽しんでもらえる作品を教えてください。

瀬奈「男子って歴史好きじゃないですか。うちの父は日本物や歴史物だと絶対に観に来ていたんです。『忠臣蔵』とか、新撰組を題材にした作品とかに男性のファンの方はハマったっておっしゃっていましたね。なので、歴史物はおすすめです」

瀬戸「ハッピーで見やすいので『ME AND MY GIRL』かなと思います」

宝塚の絆は永遠

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−演劇メディアAudienceのコンセプト「生きてて、よかった。そう思える瞬間が、演劇にはある」にちなんで、演劇をやっていて「生きてて、よかった」「やっていてよかった」と感じた瞬間はありますか?

瀬奈「学校に行けなかったり、発達障害や学習障害であったり何か抱えている人たちが、「宝塚を見ている時や舞台を見ている時は夢の中に入り込める。勇気をもらえる」って話すのを聞いたことがあります。そういう子たちが「演じる側になろうと思った」という話を聞いた時に、少しは役に立っているのかなと思う瞬間があります。
エンターテイメントの力って、人間が発するもの、人間が作り上げるもの。機械とかAIじゃなく、自らの体を使ってとか心に触れてということが大切なんだなと思います。こうやって生身の舞台をやっていることに誇りを感じています」

瀬戸「コロナ禍を経ての退団だったので、普段当たり前に感じていたことをより特別に感じられるようになった日々でした。東京公演は有観客で行えて、みなさん「今なら拍手届けられる!」というエネルギーを感じて。お客さまからのエールとか想いが目には見えないけれど確実にあることを感じられて、すごく幸せだなと思いました。
大切な人たちの持つエネルギーや想いの強さ・あたたかさは、確実にあるんだなと体感した経験です。ありがたく幸せな場所にいさせてもらっていたんだなと強く感じました」

−宝塚に所属していたからこそ分かる、宝塚の魅力を教えてください。

瀬奈「劇団の頃はメンバーが変わらないのが当たり前だったけれど、卒業してからは、その作品ごとにカンパニーとお別れ。人との絆とかご縁とかって外に出ると1からやり直しなんですよ、全部。その一期一会の出会いが私には新鮮に感じましたし、人とのご縁は凄く大切にしたいなと思うようになりました。
同時に宝塚の絆の強さを凄く感じました。“こんなくだらないことで笑えるのってこの人たちだけだよね”みたいな特別な何かがある。私の財産ですね、宝塚に入ってよかったなと思うことの一つ」

瀬戸「宝塚に守られていたんだなって外に出ていろんなタイミングで思いました。
ありがたいことに、卒業してからの仕事全てに宝塚のOGの方がいらっしゃるんですよ。一人だけ“ぽつん”ということを経験したことはなくて。でも、これだけ毎回ってことは助けられている何か意味がある、縁があるんだなと感じます。
宝塚に入ってよかったなと思いますし、こうやって外部でも宝塚の先輩・後輩がいろんなジャンルで活躍されているからこそ自分もそこに入ってお仕事ができるんだなと。宝塚への感謝が時が立てばたつほど強まってきますし、ご縁も大切にしなきゃいけないなと。新しい縁も、新しい視野を持って大切にしていきたいと感じます」

『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』。瀬奈さん、瀬戸さんが登場する#17の配信は8月12日(土)となります。『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』番組情報はこちら

ミワ

心の底から瀬戸さんが瀬奈さんに憧れているということがヒシヒシと伝わってくる収録でした。「成功したヲタク」の瀬戸さんの姿、そして、その圧に押されている瀬奈さんの姿、ぜひご覧ください!