ウィリアム・シェイクスピアの恋愛喜劇『から騒ぎ』。400年以上前に生まれた古典作品ですが、古今東西を問わず多くの人に愛され続けてきました。今回はそんな名作を“三谷演出”で翻案上演!初の試みに注目が集まります。

舞台は古都・鎌倉!昭和風味の「三谷版ラブコメ」とは?

皆さんはウィリアム・シェイクスピアの名作喜劇『から騒ぎ』をご存知ですか?数あるシェイクスピア作品の中でも人気が高く、各国で演劇・映像作品として親しまれてきました。

「どうせ悲しい 人の世ならば せめて楽しい ふりをしよう」

シェイクスピアの名言としても有名な、作中の一節です。

イタリア・シチリア島を舞台に、2組の恋人同士を中心に展開するドタバタ恋愛劇……騙し騙され・振り振られながら繰り広げられるハラハラドキドキの恋の駆け引きは、まさに“元祖ラブコメディ”と言えます。

そして今回、満を持してこの作品に挑むのが、演出家・脚本家の三谷幸喜さんです。数々の大ヒット作を手がけ、もはや説明も不要なほどマルチに活躍されている実力派。“喜劇といえば”なイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

そんな三谷さんがシェイクスピア作品を初めて翻案上演。期待せざるを得ません。一体どんな作品となるのでしょうか?

原作となる『から騒ぎ』(河合祥一郎訳『新訳 から騒ぎ』角川文庫より)を彩る登場人物は、前述の通りイタリア・シチリアの貴族です。

しかし三谷さんがこの貴族たちの恋愛模様に加えるのはなんと、昭和のエッセンス。物語の舞台をシチリアから古都・鎌倉に移し、この令和の時代に「三谷版・昭和ラブコメ」を爆誕させます!

豪華な顔ぶれが演じるのは、虚実に振り回される“クセあり”キャラクターたち!

シス・カンパニー公演の魅力の1つでもある豪華なキャスティング。今回も例に漏れず、スペシャルな役者陣が大集結しています。

ビジュアル撮影の際、「絶対勝ちます!」と強く誓ったのは大泉洋さん。宮沢りえさんは「楽しみながら頑張ります!」と意気込みます。この二人、共に“三谷作品”やシス・カンパニー作品に数多く出演しています。今回の公演でもきっと素敵な化学反応を巻き起こすはず。

そして脇を固めるのは、フレッシュさと安心感のバランスが絶妙な、ラブコメにぴったりの面々。映像・演劇問わず様々な作品で培った安定の実力で作品を支えます。

竜星涼さんは“三谷作品”に2度目の出演とのことで気合十分。松本穂香さんも「思い切り楽しんでやれたらいいな」と前向きに語ります。松島庄汰さんも「ずっとワクワクしておりました」とコメント。皆さんの活躍から目が離せません。

そしてお馴染みの峯村リエさん・高橋克美さん・山崎一さんも出演。「何かを頑張ります……」「しっかりやります」と、どこかクスッとしてしまうような意気込みを語りました。

ということで、絶対に面白くならないわけがない!今からワクワクが止まらない顔ぶれとなっております!

本作品、2月にはティザービジュアルも公開され、公演日程も明らかになりました。東京から北海道を巡る全国ツアーとなっています。

特設サイトもオープンして期待値は高まるばかり。サイト内では随時最新情報が更新されていくとのことなので、皆さんお見逃しの無きよう、是非チェックしてみてくださいね。動画も必見です!

シス・カンパニー『昭和から騒ぎ』は、2025年5月25日(日)〜6月16日(月)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演。その後、6月20日(金)〜23日(月)大阪・SkyシアターMBS、6月27日(金)〜29日(日)福岡・キャナルシティ劇場、7月4日(金)〜6日(日)札幌・カナモトホール(札幌市民ホール)、7月9日(水)〜10日(木)函館・函館市民会館、と全国公演が続きます。

そしてチケットの一般発売開始は2025年4月19日(土)午前10時から!会場によってS席からB席まで席種が設けられているのも要チェックです。詳しくは公式サイトをご確認ください!