夢を追う親友2人の10年間を描いた舞台『The Four of Us』が日本で初演されます。翻訳・演出を福田響志さんが手掛け、戸塚純貴さん・渡邊圭祐さんが出演します。スター作家として先に成功を掴んだ友人と、チャンスに恵まれない劇作家。賞賛と嫉妬、希望と不安の狭間で揺れ動く様子が、愛おしくも不器用な青春として立ち上がります。
それぞれの葛藤に揺れた先で、男二人の友情はどうなってしまうのか
『The Four of Us』は、アメリカの劇作家、イタマール・モーゼスさんの脚本で、2007年にサンディエゴ・オールドグローブ劇場で初演されました。翌年にオフ・ブロードウェイで上演されると、高い評価を獲得。彼の手腕にも注目が集まり、2018年にはミュージカル『バンズ・ヴィジット』でトニー賞ミュージカル脚本賞を受賞しました。
本作で描かれる劇作家のデヴィッドと小説家のベンジャミンは、高校時代からの親友です。17歳から27歳までの10年間、ともに大きな夢を追いかけてきました。かつては理想の未来を熱く語り合ったものですが、ベンジャミンが小説家として成功した一方、 デヴィッドはなかなかチャンスを掴めず、2人の関係に溝が生まれ始めます。賞賛と嫉妬、希望と不安に揺れる姿が、二人芝居のリアルな会話を通して描かれた作品です。
先にキャリアを掴んだベンジャミンは、自分の人脈でデヴィッドを助けるべきか?デヴィッドは、友人から恩恵を期待していいものか? 2人の昼食代はどちらが払うべきか?彼らは葛藤し、キャリア・友情・人生を選択していきますが、それらが将来の作品の題材になっていくのでした。
同年代の福田響志×戸塚純貴×渡邊圭祐が才能と情熱をぶつけ合う
日本初演の翻訳・演出を手掛けるのは福田響志さん。これまで脚本、翻訳、訳詞、振付など、多岐にわたる活動で引く手あまたの活躍を見せてきたマルチクリエイターです。14歳からアメリカに留学し、大学時代には演劇科で演出を学びました。『The Four of Us』と留学時に出会い、「いつか自分で演出したい」と熱望してきたそうです。初の演出作品として、ジャンルレスな活動から得た表現力で観客を魅了することでしょう。
売れない劇作家・デヴィッドを演じるのは戸塚純貴さん。高い演技力とユーモアで、シリアスからコミカルまで幅広く演じ分け、ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(2025年)、映画『SAKAMOTO DAYS』(2026年)など、話題作に次々と出演してきました。福田さんが翻訳・訳詞・振付を手掛けたミュージカル『グラウンドホッグ・デー』(2024年)に出演しており、どのような化学反応が生まれるのか期待が集まっています。
初小説の大ヒットでスター作家となるベンジャミンを演じるのは、渡邊圭祐さんです。『仮面ライダージオウ』(2018年)で俳優デビューし、大河ドラマ『光る君へ』(2024年)、映画『SAKAMOTO DAYS』(2026年)などに出演しました。高い演技力とクールな佇まいで存在感を残し、俳優・モデルとして多彩な活躍を見せています。
2人は映画『SAKAMOTO DAYS』で共演し、眞霜平助と勢羽夏生の対決シーンを見事に演じましたが、今回は学生時代からの親友として、男の友情ドラマを繰り広げます。2027年の始まりを熱くする、同世代の若き才能たちにぜひご注目ください!
「剥き出しで、不器用で、それでもどうしようもなく愛おしい青春」
日本初演に向けて、福田響志さん・戸塚純貴さん・渡邊圭祐さんからコメントが到着しました。
【翻訳・演出:福田響志 コメント】
15歳の時に『RED』という二人芝居を観てから、僕もいつか演出家になって二人芝居を演出したいと思っていましたが、まさか同じ新国立劇場 小劇場で叶うとは思いませんでした。
ニューヨークで演出の勉強をしていた頃に出会い、好きで翻訳した本戯曲。嬉しかったのは、今年の2月に初めてキャストのお二人とご飯に行った時に、「早く読み合わせしたい!」と言ってくださったこと。実際に、3月に初読み合わせ、実質初稽古をしました。本番、来年の1月ですよ?(笑) こんなに早く稽古すること滅多にありません。気合十分です。しかも、この読み合わせがまあ面白くて!戸塚さん×渡邊さんの相性の良さは半端ないなと感じました。本稽古が楽しみで仕方ありません。
子役時代から数えて20年以上、いろんな形で演劇をやってきて、初の演出作品です。この上ないキャスト・クリエイティブと共に、全力で挑みます。来年1月、ぜひご観劇いただけたら幸いです。
【デヴィッド役:戸塚純貴 コメント】
福田響志くんが翻訳・振付を手がけてくれたミュージカルで共演したとき、 「いつか戸塚くんと一緒に作りたい作品があるんだ」 そう真っ直ぐに言ってくれたあの言葉が、ずっと心に残っていました。
今その想いが、この『The Four of Us』という作品として動き出します。 響志くんの中で長く温められてきた大切な作品に関われること、こんなに嬉しいことはありません。 しかも本がとにかく面白い。読むほどに引き込まれます。
さらに、渡邊圭祐くんという最強に心強い仲間も加わり、ピースはすべて揃いました。
舞台は整った。あとは、ぶつかるだけです。
福田響志、初演出。
その覚悟も情熱も全て受け止めて、真正面から応えたい。
そして何より、観てくださる皆さまに心から楽しんでいただけるよう、精一杯向き合います。
この『The Four of Us』のような、剥き出しで、不器用で、それでもどうしようもなく愛おしい青春を、3人で追い求めていきたいと思います。
【ベンジャミン役:渡邊圭祐 コメント】
この度、新国立劇場の小劇場にて福田響志さん演出の下、戸塚純貴さんと二人でお芝居させていただきます。
初だらけということも相まって、ここまで出てきた単語一つ一つに個人的に胸が躍っております。
膨大な台詞量に圧倒されながら、二人で織りなす生暖かく青臭い絶妙な空気感みたいなものが観にきてくださる皆様に伝われば嬉しい限りだなと、ぼんやりぼんやり思っております。
伝えなければならない使命感に押し潰されないように稽古の時間も楽しみながら新年を迎えられるようにしたいです。是非とも、よろしくお願い致します。
舞台『The Four of Us』は、2027年1月9日(土)〜24日(日)に東京・新国立劇場 小劇場、1月29日(金)〜31日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演されます。公式HPはこちら
ドラマ『遺留捜査』『ナイト・ドクター』『だが、情熱はある』などで拝見して以来、戸塚純貴さんのファンです!チャーミングでユーモラスなキャラクターが似合う印象ですが、今回は売れない劇作家で、成功している親友との差に葛藤する役柄のようなので、新たな一面を拝見できそうで楽しみにしています。




















