筒井康隆さんの名作を舞台化し、初演で大熱狂を巻き起こした『ジャズ大名』が待望の再演を果たします!脚本・演出を福原充則さんが手掛け、千葉雄大さんや藤井隆さんが出演します。江戸末期の城中を舞台に、音楽の虜となった藩主たちが繰り広げる奇想天外なジャム・セッション。豪華な生演奏と躍動感あふれるダンスが融合し、人種や文化を超えた音楽と笑いの狂乱が幕を開けます。
江戸時代のお城で繰り広げられるジャム・セッション!?
筒井康隆さんの小説『ジャズ大名』は、江戸末期、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った音楽好きの藩主が、彼らの奏でる音楽の虜となり、城中でジャム・セッションを繰り広げる姿を描く奇想天外な物語です。1982年にラジオドラマ化、1986年に映画化され、奇想天外な展開とエネルギッシュな音楽性がファンを魅了しました。
2023年の初演では、物語の舞台を小田原藩の支藩・荻野山中藩に置き換え、KAAT神奈川芸術劇場ならではのオリジナル作品に仕上げました。さらに生演奏とダンスからあふれ出るエネルギーが観客を圧倒し、ラストシーンの演出が話題になりました。
劇場を熱狂の渦に巻き込んだ舞台版『ジャズ大名』が、キャストを一新して待望の再演を迎えます!幕末にあったかもしれない、人種、文化を超えて熱く交流する歴史の一コマを、音楽とダンスの狂乱とともに描くコメディが、現代の日本を明るく彩ってくれるはずです。
『ジャズ大名』のあらすじ
維新の嵐が吹き荒れる江戸末期、アメリカの南北戦争が終結し、解放された黒人奴隷が故郷のアフリカを目指して船に乗り込むが、日本の小藩に流れ着いてしまう。鎖国の世、外国人の取扱いに困る藩の役人らは彼らを座敷牢に閉じこめておくが、好奇心旺盛な藩主・大久保教義(千葉雄大)は彼らの奏でる楽器の音に夢中になり、家老・石出九郎左衛門(藤井隆)の制止も聞かず、次第に城中を巻き込んでジャム・セッションを繰りひろげていく。熱狂はいつまでもいつまでも続き、そして・・・・。
千葉雄大と藤井隆が熱くて爽やかな世界観を率いる
脚本・演出を手掛けるのは福原充則さん。「ピチチ5」の主宰・脚本・演出を務める傍ら、「ニッポンの河川」「スリーピルバーグス」など複数のユニットを立ち上げました。舞台『あたらしいエクスプロージョン』で第62回岸田國士戯曲賞を受賞、テレビドラマ『あなたの番です』で第102回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞を受賞しており、舞台と映像界で多くの作品に関わっています。
福原さんといえば、深い人間洞察を笑いのオブラートに包んで表現しながら、高い空間演出力で、大劇場から野外まで自由自在に操ります。例えばスリーピルバーグスでは「全天候型創作ユニット」として、百貨店の屋上や野球場を舞台にしてきました。そうした経験値をフル活用して、今回も筒井ワールドを存分に表現してくれることでしょう。
演奏チームは関島岳郎さんを中心に結成されます。「栗コーダーカルテット」「ストラーダ」をはじめとするジャズの周辺で多彩に活動し、作編曲家として映画や演劇などの音楽も手掛けてきました。即興性の高い、ジャンルを横断した演奏で注目されるユニークなミュージシャン達が再集結し、全編生演奏で観客を魅了します。
振付は劇団「少年王者舘」の夕沈さんが担当します。少年王者舘らしいユニークなダンス表現を手掛けていますが、手足の複雑な動きとスピード感を組み合わせた「幾何学的」とも評されるダンスが、本作にどのような変化をもたらすか必見です!
キャストとして、初演で初共演した千葉雄大さんと藤井隆さんが続投し、息の合った掛け合いで、爽快でありながら熱い舞台を繰り広げます。さらに入野自由さん、植本純米さん、野口かおるさんなど、実力派キャストが新たに参加し、パワーアップしたメンバーで原作の世界観を現代に蘇らせます。
【出演】
千葉雄大さん
藤井隆さん
入野自由さん
大堀こういちさん
植本純米さん
野口かおるさん
永島敬三さん
今國雅彦さん
菊池銀河さん
井上向日葵さん
米良まさひろさん
ダンテ・カーヴァーさん
井上イサナさん
ジョエル・ショウヘイさん
石橋和也さん
海上学彦さん
辻京太さん
山下直哉さん
山本亜手子さん(少年王者舘)
【演奏】
大熊ワタルさん(クラリネット、篳篥)
川口義之さん(サックス)
辰巳光英さん(トランペット、テルミン)
和田充弘さん(トロンボーン)
桜井芳樹さん(ギター)
こぐれみわぞうさん(箏、チンドン太鼓)
関根真理さん(打楽器)
関島岳郎さん(テューバ)
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』は、2026年12月19日(土)〜29日(火)までKAAT神奈川芸術劇場 ホールにて上演されます。その後、2027年1月16日(土)・17日(日)に岡山県の岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場、1月23日(土)・24日(日)に富山県のオーバード・ホール 中ホール、1月30日(土)・31日(日)に愛知県の刈谷市総合文化センター 大ホール、2月7日(日)に福島県のいわき芸術文化交流館アリオス アルパイン大ホールで巡演予定です。公式HPはこちら
生演奏とダンスが渦巻くステージは、理屈抜きに圧倒されるエネルギーに満ちています。ラストシーンに向かって、はちゃめちゃなのにワクワクが止まらない展開が待ち受けているそうです......!劇場中が一体となる熱狂のセッションは、日々のモヤモヤを吹き飛ばしてくれるはず。2026年の観劇締めや、2027年の観劇初めにいかがですか?劇場でしか味わえない最高にハッピーな音楽劇を、ぜひ全身で浴びてみてくださいね。




















