最恐で最高のスリラーミュージカルが3年ぶりに上演されることになりました。演出を宮本亞門さん、主演を市村正親さん・大竹しのぶさん、海宝直人さん・朝夏まなとさんのWキャストが務めます。18世紀末のロンドンを舞台に、無実の罪を着せられた理髪師が名前を変えて復讐劇を繰り広げる本作。豪華キャストが集結し、ダークで緻密な世界観と刺激的な音楽で観客を魅了すること間違いなしです!

最恐で最高のスリラーミュージカルが再び日本に帰ってくる!

ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』は、アメリカの作曲家・作詞家スティーヴン・ソンドハイムの代表作です。スティーヴン・ソンドハイムと言えば、トニー賞とグラミー賞を8回、アカデミー賞、ピューリッツァー賞、ローレンス・オリヴィエ賞をそれぞれ1回ずつ受賞するなど、半世紀以上にわたってミュージカル界で活躍したことで知られています。

アメリカ演劇界を誇る名匠ソンドハイムですが、『スウィーニー・トッド』は“問題作”としても有名です。題材となったスウィーニー・トッドは、19世紀イギリスの怪奇小説に登場する架空の連続殺人者で、作中には刃物による殺人や食人描写が登場します。その狂気的な復讐劇をオペラ的な音楽と台本に仕立てたことが、問題作と呼ばれる理由なのではないかと考えられます。

2007年には同名映画も公開され、ゴールデングローブ賞 映画部門 作品賞(ミュージカル・コメディ部門)やアカデミー美術賞などを獲得しました。スウィーニー・トッド役として、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『チャーリーとチョコレート工場』で知られるジョニー・デップさんが選ばれました。ミュージカル作品は初だったものの、役柄に合った歌声が評価され、ゴールデングローブ賞 映画部門 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞しました。

本作が日本で初演されたのはなんと1981年。鈴木忠志さんが演出を手掛け、市川染五郎さん(現・松本白鸚さん)と鳳蘭さんの主演で、帝国劇場にて上演されました。その26年後の2007年、宮本亞門さん演出で「亜門版」が上演されて以降は、2011年、2013年、2016年、2024年と再演を重ねています。2007年以降は市村正親さん・大竹しのぶさんが続投しており、このゴールデンコンビを楽しみに劇場へ通うファンが相次ぎました。そんな伝説的な公演が3年ぶりに帰ってきます!

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のストーリー

舞台は18世紀末のロンドン。フリート街で妻子と共に幸せに暮らしていた理髪師ベンジャミン・バーカー(市村正親/海宝直人)が、ある日、妻に横恋慕した悪徳判事ターピン(福井貴一)によって無実の罪を着せられ流刑に処せられる。

長い年月を耐え忍び、やっと脱出した彼は、若い水夫・アンソニー(渡邉 蒼/中桐聖弥)に助けられ、不吉な予言を吐く乞食女(マルシア)が彷徨う、ロンドンのフリート街にたどり着く。

かつての自分の店を訪ねた彼は、その階下でパイ屋を営む昔なじみのミセス・ラヴェット(大竹しのぶ/朝夏まなと)から、妻はターピン判事に陵辱された果てに狂死し、娘のジョアンナ(田村芽実/斎藤瑠希)はそのターピンの養女となっているという事実を知らされる。

怒りに燃える彼は、スウィーニー・トッドと名乗り、素性を隠して新たに理髪店を開き、虎視眈々とターピン判事や、部下のビードル(芋洗坂係長)に復讐する機会を狙う。そしてラヴェットを慕う孤児のトバイアス(加藤 諒/松岡広大)を巻き込み、スウィーニーとラヴェットは、狂気に満ちた危険な計画を実行する・・・。

市村正親・大竹しのぶ、海宝直人・朝夏まなとがWキャストを務める

今回、市村正親さん・大竹しのぶさんに加え、新キャストの海宝直人さん・朝夏まなとさんが、スウィーニー・トッドとミセス・ラヴェットを演じます。

ベンジャミン・バーカーから名前を変えたスウィーニー・トッドと、彼の理髪店の大家だったパイ屋のミセス・ラヴェット。なにやら不思議なコンビですが、復讐劇に深く関わる剃刀とパイによってつながり、そして悲しい結末へと駆け抜けていきます。そのままではシリアスになりすぎてしまうストーリーを、震えるほど恐ろしいのに、驚くほど愉快なミュージカルに仕上げるべく、2組がどのようなアプローチをするのか興味津々です。

また、アンソニー役を渡邉蒼さん/中桐聖弥さん(Wキャスト)、ジョアンナ役を田村芽実さん/斎藤瑠希さん(Wキャスト)、ターピン役を福井貴一さん、ビードル役を芋洗坂係長さん、トバイアス役を加藤諒さん/松岡広大さん(Wキャスト)、乞食女役をマルシアさんが務めます。豪華キャストが集結した戦慄のスリラーミュージカルをぜひ劇場でお楽しみください!

ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』は、2027年3月16日(火)から28日(日)まで東京国際フォーラム ホールCで上演されます。その後、群馬・静岡・大阪・埼玉公演も実施予定です。詳細は公式サイトからご確認ください。

さよ

「名匠ソンドハイムの代表作にして問題作」といわれている『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』。アメリカのミュージカル界を長年牽引した彼の名作を、この機会に体験してみたいです。長年愛されてきた黄金コンビの熟練の演技はもちろん、新キャストがどんな新たな狂気とユーモアを吹き込んでくれるのか目が離せませんね。