”まっす~”の愛称でジャニーズファンだけでなくお茶の間から愛されている増田貴久さん。NEWSのメンバーとして音楽番組やバラエティ番組で大活躍されていますが、アイドルの顔とはまた違った伸びやかで表情豊かな力強い歌声で演劇ファンをも惹きつける舞台俳優としても評価が高い増田貴久さんをご紹介します。

海外演出家も認める努力の人

これまで「Audience」で何度もご紹介していますが、最近再演されたミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』フィンチ役では、2020年の初演からさらに成長した力強い魅力でファンを楽しませてくれました。

『ハウ・トゥー・サクシード』は、2011年にダニエル・ラドクリフさん主演で上演。その時のクリエイティブチームの一人、クリス・ベイリーさんが演出・振付を手がけ、2020年9月に日本で初演を迎えました。増田貴久さんの海外ミュージカル初挑戦の作品で、抜群の歌唱力と表現力溢れる得意のダンスで主人公フィンチ役を好演。再演では益々熱心に役と向き合い、”無理やりオフの日を作らないと休まず一生懸命稽古し続けてしまう努力家”と演出家のクリスさんからもコメントされるほど、座長として誰よりも謙虚に舞台に取り組む姿勢が際立っています。

カンパニーに愛される座長としての魅力

特に2014年に出演した『フレンド-今夜此処での一と殷盛り-』では、俳優として舞台での表現力が光りました。作・演出を手がけた横内謙介さんご自身のブログでも、幾度となく増田さんが登場します。中原中也に増田さんが似ていないか?というところから構想が始まり、増田さんを思い書き下ろしたそう。このセリフ劇の芝居に努力で挑み「難しいセリフが多く自分のセリフに責任を持つようになった」と取材で語っています。また共演者からも「どんどん好きになっていく!」と言わせるほど、観客だけでなくキャストまでの心をひとつにしてしまうのは増田さんの魅力のひとつだと思います。

アイドルと俳優、演出・衣装も手がけるマルチな才能の持ち主

増田さんといえば!NEWSのライブ演出・衣装を担当されています。全体の構成、曲、コンセプトに合わせてさらにメンバーが最高に輝いて見えるように衣装の細部にまで丁寧にこだわる姿勢。そのひとつひとつが全ての活動に繋がり、アイドルとして俳優として、ファンが満足する作品を作り続ける増田貴久さんの魅力なのではないでしょうか。『BE@RBRICK WORLD WIDE TOUR 3』にアーティストとして参加するなど、ますます彼の活躍から目が離せません!!

Chizu

ジャニーズとしてコンサートや音楽活動といったアイドル活動をしながら、これだけの舞台やドラマに出演され俳優としての幅を広げている増田さん。圧倒的な歌唱力とダンスに定評があるので、これからもミュージカルや演劇界での活躍が楽しみです!!