ディズニーの実写化ラインナップに最近加わったのが、ディズニー初期作品の名作『ピノキオ』。2022年9月8日より、ディズニープラスでの配信がスタートしました!

ディズニー長編アニメーションの初期作品『ピノキオ』実写版の配信がスタート!

近年、アニメーション作品の実写映画を次々に発表しているディズニー。大ヒットとなった『シンデレラ』(2015年)や『美女と野獣』(2017年)、『アラジン』(2019年)を筆頭に、ディズニーの代名詞ともいえる人気作を、映像美と現代的な価値観でブラッシュアップし、その名曲とともに新たな感動を届けています。

今回、そのラインナップに加わった『ピノキオ』は1940年に制作されたディズニー・クラシックの名作。『白雪姫』(1937年)に次いで、ディズニー長編アニメーションで2番目に古い作品です。主題歌「星に願いを」とともに、世界中で愛されてきました。

妖精にいのちを授けられた、あやつり人形のピノキオが、誘惑の多い世の中を冒険しながら善悪を学んでいく物語。「嘘をつくと鼻が伸びてしまう」などの訓戒が散りばめられ、子どもが見ると少々怖い描写も含んでいます。イタリア人作家の原作がありますが、ピノキオと聞いて、このアニメーション映画を思い描く方は多いのではないでしょうか。

そんなディズニーの名作が待望の実写化。ディズニー公式動画配信サービス、ディズニープラスにて、2022年9月8日より配信が開始されました。この作品は映画館では上映されず、ディズニープラスだけの独占配信です。

アニメーションの愛らしさはそのままに、実写版ならではの人物描写に注目!

配信限定とはいえ、 大画面で観ないともったいないほどのクオリティで製作されるのがディズニー映画。予告動画を見ても、ずらりと並ぶ鳩時計の精巧さと木の質感を活かすライティングだけで、映像美へのこだわりがひしひしと伝わってきます。

実写版『ピノキオ』では、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)のロバート・ゼメキス監督が指揮をとり、名優トム・ハンクスら豪華俳優陣が集いました。ジミニー・クリケットや猫のフィガロ、金魚のクレオなど、お馴染みの動物キャラクターはCGで表現。主人公のピノキオもCGで描かれ、アニメーションから飛び出してきたかのような愛らしい姿がしっかり再現されました。

ピノキオを作ったゼペット役には、これまでもディズニー作品に携わってきたトム・ハンクスを抜擢。『トイ・ストーリー』シリーズのウッディ役で声優を務めたほか、『ウォルト・ディズニーの約束』(2013年)ではウォルト・ディズニー役を好演。本作でも、原作アニメーションのゼペットのおぼつかなさを説得力のある演技で再現しています。老齢の木工職人の哀愁や優しいまなざしなど、実写だからこそ印象に残る姿には、原作以上に心を動かされます。

ピノキオにいのちを授けるブルー・フェアリー役は、歌姫のシンシア・エリヴォ。ミュージカルコンサートで来日するなど、ミュージカルファンの方にはおなじみのビッグネームですね。彼女が自在な歌声で清らかに歌う主題歌にも注目です。

ピノキオは9歳の天才子役が大抜擢、相棒役は山本耕史!気になる日本版声優は?

日本語版声優には、テレビやミュージカルで活躍する俳優陣が揃いました。ピノキオ役には、民放テレビドラマなどで注目を集める川原瑛都さん。9歳のみずみずしい声でピノキオの純真さを表現します。ジミニー・クリケット役は山本耕史さん。テレビや映画での活躍はもちろん、『レント』や2023年に控える『太平洋序曲』など、舞台でも活躍し、その歌唱力には定評があります。ウィットに富んだジミニーの楽曲を楽しく届けてくれそうです。

ブルー・フェアリー役には、『千と千尋の神隠し』リン役が記憶に新しい、妃海風さん。宝塚歌劇団で娘役として早くから抜擢された実力者です。シルクのようになめらかな声で、ブルー・フェアリーの声と主題歌を務めます。また、お笑い芸人とろサーモンの村田秀亮さんがピノキオをだますキツネの詐欺師・正直ジョン役を担当します。詳細は公式HPをご確認ください。

Sasha

ディズニープラスでは1940年のアニメーション版も配信中。交互に視聴して、再現ポイントやあえて変更したポイントなどを自分なりに観察して見比べてみても楽しそうです。