2022年も、ミュージカル作品が充実した1年でしたね。もうすぐ2023年。年末年始のお休みは、2022年に見逃してしまったミュージカル映画や新しい年に先駆けて予習したい作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか?

そこで、今回は年末年始に見てほしい配信のミュージカル作品とミュージカル映画を3本紹介します。おうち観劇の候補作品として、ぜひご検討ください!

【配信】『ロボット・イン・ザ・ガーデン』

劇団四季のオリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の公演が、劇団四季ライブチャンネル、U-NEXT、Rakuten TVにて有料配信されています。

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『ロボット・イン・ザ・ガーデン』はコロナ禍の2020年に開幕した作品。2022年には全国公演を回り、同じ原作小説をベースにした二宮和也さん主演の映画『TANG』も公開され話題となりました。

負け犬人生を送る冴えない青年ベンと古めかしいロボットのタングが織りなすストーリーは、優しい言葉と音楽にあふれていて見ると心がほっこりと温まります。タングと出会うことで変わっていくベンの姿は勇気をくれるので、新しいことを始めてみようかなと思っている人の背中を押してくれるかもしれません。

『キャッツ』や『美女と野獣』などブロードウェイ作品の印象が強い劇団四季ですが、「こんな作品があったんだ!」と劇団の新たな魅力が発見できるおすすめの作品です。配信期間は2023年1月29日まで。視聴券を購入してから1週間は、何度でも観られます。

【映画】『ウエスト・サイド・ストーリー』

2022年に話題になったミュージカル映画といえば、スティーヴン・スピルバーグ監督による『ウエスト・サイド・ストーリー』です。

シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を基に、非行青年グループの抗争、それに巻き込まれている若い恋人たちの悲恋を描いたこちらの作品が映画化されたのは、1961年公開の映画『ウエストサイド物語』に続く2作目となります。

1961年版でアニタ役を演じアカデミー賞を受賞した助演女優賞リタ・モレノは、スピルバーグ監督版では主人公トニーを支えるドラッグストア店の店主・ドクの妻役という今作のオリジナルキャラクターを演じています。

一方、今作でアニタを演じたアリアナ・デボーズも、リタと同じようにアニタ役で今年のアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。今作ではこれまでの映画化や舞台化で踏襲されてきた作品の良さはそのままに、今まで描かれていなかったトニーやマリアたちの生きざまがより鮮明に描かれています。

「物語自体は知っている作品」と片付けてしまうにはもったいない映画ですので、見逃してしまった方はぜひお休みの機会にご覧になってみてください。Disney+(ディズニープラス)に契約されている方は追加料金なし、U-NEXTやAmazonプライムdTVなどの配信サービスでは有料レンタルにて鑑賞できます。2023年7月にはブロードウェイ版『ウエスト・サイド・ストーリー』の来日公演が決定しているので、舞台の予習にもおすすめですよ。

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【映画】『マチルダ・ザ・ミュージカル』

2033年の予習にピッタリの作品といえば、2022年12月25日にNetflixにて独占配信されているミュージカル映画『マチルダ・ザ・ミュージカル』です。2023年3月より開幕する新作ミュージカル『マチルダ』は、早くも注目されていて2023年の楽しみの1つとして観劇を心待ちにしている人も多いはず。

『マチルダ・ザ・ミュージカル』はミュージカル版と同じ脚本・演出・楽曲スタッフが制作していて、作品の見どころやミュージカルシーンは舞台さながらの感動が味わえるのではないでしょうか?

マチルダたち児童をいじめる学校の支配者・トランチブル校長は、『ハリー・ポッター』シリーズや実写映画『美女と野獣』のポット夫人役として知られる女優のエマ・トンプソンが演じています。

映画『マチルダ・ザ・ミュージカル』の魅力に関しては、別の機会にも詳しくご紹介する予定ですので、そちらもぜひ楽しみにしていてくださいね!

さきこ

年末年始に見てほしい配信のミュージカル作品、ミュージカル映画を3つご紹介しました。 こちらを読んで、「そういえばあの作品見られてなかった!」と思い出していただけるものがあれば嬉しいです。 もう観劇納めをした方も、年明けから早々に観劇はじめをされる方も、年末年始のお休みはあたたかいお部屋でのんびりとおうち観劇を楽しんでくださいね。