言葉の語源を意識したことはありますか?普段使っている言葉でも、意外なところにその由来があるものです。今回は、演劇から生まれた日本語をご紹介します!

「のべつまくなし」の由来

ひっきりなしに続くさまを表す言葉、「のべつまくなし」。“昨日はのべつまくなしに話し続けた”、といった形で使用します。

「のべつ」とは絶え間ないこと。「まくなし」は「幕無し」、つまり芝居で幕を引かずに休みなく演じることから来ています。

のべつまくなし vs. のべつくまなし

「のべつまくなし」ではなく、「のべつくまなし」では?と思う方もいるでしょう。実際、2011年に行われた文化庁の国語世論調査では、「くまなし」を使用している人が約3割という結果が出たそうです。

ですが、実際は「まくなし」が正解。語源を知り、漢字に当てはめれば覚えやすいですね。

Haruhi

言葉を正しく知ることは、文化や歴史を学ぶことにもつながります。 ちなみに『のべつまくなし』といえば、30-DELUXという劇団の人気演目名。江戸をテーマにした華々しいこちらの舞台も、合わせて要チェックです!