2025年4月10日(木)からTHEATER MILANO-Zaにて蓬莱竜太さんの新作書き下ろし、Bunkamura Production 2025『おどる夫婦』の上演が決定しました。長澤まさみさん、森山未來さんがダブル主演で夫婦役を演じます。
映画『モテキ』以来14年ぶりのタッグが実現
劇団モダンスイマーズの作・演出を務め、2019年には『ビューティフルワールド』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した蓬莱竜太さん。Bunkamura主催の公演では2022年、天海祐希さん×鈴木亮平さんダブル主演による『広島ジャンゴ2022』で作・演出を務め、今回が二度目の登場となります。
主演を務めるのは、長澤まさみさんと森山未來さん。お二人がしっかり芝居で絡むのは映画『モテキ』以来、約14年振り。夫婦役であり、“まだ言葉が見つかっていないような男女の関係”を描きます。
蓬莱さんはお二人について、
「長澤まさみさんとは数年前に一人芝居の企画でご一緒して以来です。非常にタフさが必要な稽古でしたが、作品に真っ向からぶつかる姿勢や眼差し、自分と戦っているような在り方がとても印象的でした。立ち姿の美しい役者さんだと思っています。
森山未來さんは知り合ってから随分と年月が経ちますが、仕事をするのは初めてです。才能があらゆる方向に伸びている彼ですが、彼の核のようなものを探して、触れることが出来たらと思っています。未來くんの感性と融合しつつ演劇を造れることは大きな刺激です。
二人のタッグが強力で素晴らしいことは既に立証されていますが、だからこそ新しい関係性の二人をお見せすることが出来たらと思っています」と語りました。
【作品概要】
とある夫婦の約10年間の軌跡を描く。
現代社会では非常に生きづらい性質を持っている夫婦。
故に二人は何となく協力するようにつがいになり、粛々と生活することを好んだ。
口にしたことはないが、自分たちのことを理解できるのは自分たちだけで、互いに相手を理解していると思っていた。
しかし、世界は向こうから入り込んでくる。
共に生活する中で、やがてほころびが生まれたり、ズレが生まれてくる。不器用な二人は、問題を上手く回避したり、解決するのが苦手であった。
ただ、世界に対してこの言いようのない焦燥感を理解できるのは、伴侶だけであると互いに信じている。信じようとしている。
二人にはわからない。自分たちは何で繋がっているのか。信頼とか絆とかよくわからない。愛がよくわからない。
そんな不器用な夫婦の10年の記録。
Bunkamura Production 2025『おどる夫婦』は4月10日(木)から5月4日(日・祝)までTHEATER MILANO-Zaにて上演。5月には大阪・新潟・長野公演が行われます。