6月13日(土)からMoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000にて開幕した『舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入』。開幕を前に初日会見と公開ゲネプロが行われました。
「もう今はいないキャラクターの分まで思いを繋いで」

『舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入』初日会見には、竈門炭治郎役の阪本奨悟さん、髙橋 颯さん、竈門禰豆子役の髙橋かれんさん、我妻善逸役の植田圭輔さん、胡蝶しのぶ役の門山葉子さん、鬼舞辻無惨役の佐々木喜英さん、獪岳役の一色洋平さん、童磨役の浦井健治さんが登壇しました。

「役者人生の中でも強い自負を持てるくらい、誇りを持てる作品」と本作への自信をのぞかせた阪本奨悟さん。「今までたくさんのキャラクターが登場して、もう散ってしまったキャラクター、もう今はいないキャラクターの分まで思いを繋いで、ここまできました。そしてこれからも戦っていく、繋ぐという大きなテーマを背負っていけるカンパニーです。舞台ならではの魅力に溢れたものをお届けしていきたい」と意気込みます。
Wキャストの髙橋颯さんについては「颯にしかできない炭治郎になっていて、それは僕には真似できないもの。お互いが持っているものをお互いに尊重し合いながら、刺激し合いながらできた」と振り返ります。

髙橋颯さんは「初めて挑戦することが多くて、周りの方に支えていただきながら今日を迎えることができたなと。全て恩返しするような気持ちで演じていけたら」と語り、阪本さんについては「見ていて勉強になることばかり。こうやってお芝居ができたらなぁと思う瞬間がいっぱいあって、同じ役をやっているけれど、見ていてすごくワクワクして。色々なものを吸収させてもらった」と語りました。

髙橋かれんさんは「カンパニーで1ヶ月積み上げてきたものを、これからお届けできることを本当に嬉しく思っています」とコメント。

植田圭輔さんは「非常に良い空気感で稽古ができて、2人の炭治郎がそれぞれの背中で引っ張っていただいて、ここまで来られたかなと思っております」と稽古の様子を語りました。

門山葉子さんは「約5年ぶりに柱が集結ということで、柱一同、とても気合いが入っております。ぜひそちらにも注目していただけたら」とアピール。

佐々木喜英さんは「いつか無限城でお会いしましょうと、2020年の初演からずっと話しておりました。ようやく夢が叶って本当に嬉しく思っています。初演メンバーで今回帰ってきてくれているメンバーもいますので、最高の舞台にしたい」と語り、一色洋平さんも「お客様の皆様、何よりも我妻善逸を無限城にて心よりお待ちいたしております」と物語への思いをコメント。

浦井健治さんは「舞台「鬼滅の刃」のカンパニーの絆、初演から心と心がつながり合っていて、それが作品とリンクしている、そんな不思議な体感ができる作品になっていると思います。数々の試練を乗り越え、炭治郎と禰󠄀豆子がついに無限城まで来るということで、新しい劇場で花咲かせたいと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします」とコメント。

本作では胡蝶しのぶと童磨の因縁の戦いが描かれるということで、浦井さんは「みんなでコミュニケーションを取り合って意見を出し合い、創作してきた豊かな稽古場だったと思います。童磨としのぶとしては、舞台上で2人しかいない瞬間というのもたくさんあるので、どうやって胡蝶家の葛藤を描いていこうか話させていただいて。一緒に作ってきた同志のような感覚があるので、阿吽の呼吸というところがあるかと思います」と門山さんに信頼を寄せます。

門山さんも「しのぶ役として舞台に出演するのは2021年以来ということで、5年間勝手に募らせてきた童磨への強い憎しみを今回爆発させたいと思います。浦井さんとはお稽古場からたくさんお話をして、ご相談をさせていただきました。童磨のことをすごく大切に思っていらっしゃるし、しのぶのこともすごく大切に思ってくださっているのが、本当に心強かったですし、とてもありがたかったです。化学反応と言いますか、私たちのお芝居の中で生まれるものを感じ取っていただけたら」と語りました。
そして、もう1つ因縁の対決を迎えるのが我妻善逸と獪岳。一色さんは壇上から降りて植田さんに寄り添い、植田さんから「なんで横来んねん!」と突っ込まれながらも、「獪岳は描かれていない部分が非常に多くて、役作りをする上ではそこが描かれていたらなと思うこともあったんですけれど、徐々に描かれていない方が考察のしがいがあり、余白になって面白いかもしれないと思いました。獪岳ノートというのを作って、演出の元吉庸泰さんと圭輔さんに共有し、舞台版の雷兄弟はこういうふうにしたらどうでしょう?という提案書みたいなものを作って。やりたいことを全部やってから劇場に行こうと言ってくださって、色々な寄り道に付き合ってくださった」と明かしました。

一方植田さんは「洋平ちゃんはすごく芝居にまっすぐで実直で、お芝居だけでなく色々なことに対してまっすぐ。抜かることなく極めているような人なので、そういう部分が獪岳にぴったりだなと思います。善逸が見ていた背中のようなものを見させていただいている」と役との親和性を語りながら、「非常に素晴らしい俳優さんであると同時に、初めてお会いした時の感想が“きっと変な人なんだろうな”と(笑)。その印象は変わっっていない(笑)」と会見でも和ませた一色さんのお人柄を語りました。
「心を燃やせ、誰かのために」

吾峠呼世晴さんによる漫画『鬼滅の刃』を舞台化した舞台「鬼滅の刃」。2020年のシリーズ1作目以降、上演を重ね、今回6作目となる『舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入』が上演されます。公開ゲネプロでは竈門炭治郎役を阪本奨悟さんが演じました。

1人1人の柱たちの個性的な稽古が描かれる一方で、鬼舞辻󠄀無惨と産屋敷は産屋敷邸で対面。柱たちと炭治郎たちは産屋敷邸へと急ぐ最中、無限城へ放り込まれてしまい…。

上弦の弍・童磨と胡蝶しのぶ、上弦の陸・獪岳と我妻善逸の因縁の対決を中心に、戦いが繰り広げられます。

プロジェクションマッピングやワイヤーアクション、パルクールなど様々な演出で本作の世界観や「呼吸」をダイナミックに表現。舞台上を縦横無尽に走り回る隊士たちの姿は圧巻です。

阪本奨悟さんは炭治郎の純真さ、強靭さを印象付けながらも、煉獄杏寿郎との別れという悲しみを超えて前に進んでいく姿を繊細に描いていきます。

本作から舞台に本格的に出演となる童磨役の浦井健治さんは圧巻の存在感と役作りで童磨の残忍さを表現し、圧倒的な敵役として胡蝶しのぶに立ちはだかります。門山葉子さんは胡蝶しのぶの強い信念と憎しみを沸々とたぎらせていきます。

植田圭輔さんは1幕では柱稽古から逃げ回るコミカルな善逸を表現しながらも、随所に劣等感や葛藤を見せ、2幕での獪岳との対峙でボルテージを上げていきます。

長きにわたる戦いがいよいよ最終章へ。その幕開けを飾るエネルギッシュなステージでありながらも、1人1人の「想いを受け継ぐ」尊さが描かれる『舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入』。6月28日(日)までMoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000で上演され、6月27日(土) 28日(日)の公演はU-NEXTでのライブ配信、6月28日(日)千秋楽公演は全国の映画館でのライブ・ビューイングも決定しています。公式HPはこちら

「あのシーンをどう表現するんだろう?」というシーンが多数ある本作ですが、世界観を大切にしながらも、様々な演出で演劇らしく魅せていくのが印象的でした。




















