東京都杉並区にある「高円寺」。駅前は昔ながらな商店街が広がり、地元の人々に愛され続けるディープな居酒屋がたくさん並ぶ飲み屋街、そして都内屈指の古着屋街。老若男女に愛される街となっています。

そんな高円寺ですが、東京の夏の風物詩として毎年多くの人が訪れる「東京高円寺阿波おどり」や、街全体でアートを盛り上げる「高円寺フェス」が行われるなど、実は芸術が盛んな街としても有名。ストリートプレイを行うのに最適な小劇場を中心にさまざまな劇場が揃っています。今回は、そんな高円寺周辺にある劇場を紹介します。

01 座・高円寺

杉並区立の劇場である「座・高円寺」。演劇やダンスなどの舞台芸術作品の上演、ワークショップやレクチャー、劇場創造アカデミーの開講などが行われています。

「座・高円寺」には、客席が可動し自由な表現空間を作ることができる「座・高円寺１」（客席数238席）、スタンダードな劇場空間で、質の高さと使いやすさを併せ持つ「座・高円寺２」（客席数256席）、高円寺の阿波おどりを支える「阿波おどりホール」の３つの劇場が集まっています。誰もが自由に出入りでき、気軽に楽しむことができる「街の広場」として「座・高円寺」は愛されています。（写真提供：座・高円寺）

02 アトリエファンファーレ

アトリエファンファーレは、高円寺駅より徒歩約1分の立地にあるスペースです。アトリエサイズの空間ながらも、音響・照明をはじめとする設備機器が充実。木目調の床や壁紙など、従来の小劇場とはひと味違ったスタイリッシュな仕様も魅力です。

ステージのレイアウトは自由自在。演劇はもちろん、ダンス・舞踏など、様々なステージに対応できます。フルフラットで使用すれば、稽古場・レッスンスタジオ・撮影スタジオとしての利用も可能です。

03 ザムザ阿佐ヶ谷

ザムザ阿佐ヶ谷（正式名称はザムザ阿佐谷）は高円寺の隣、阿佐ヶ谷駅より徒歩約３分の場所にあります。天然古木の温かみのある劇場で、演劇を中心に、音楽やお笑いライブ、映画撮影など幅広い用途で使用可能な劇場です。

天井が高く、客席もしっかりと傾斜のついた雛壇形式になっているのが特徴。最大座席数は129席。「ラピュタ阿佐ヶ谷」という小さな映画館と併設されている珍しい小劇場です。