2006年、ディズニーチャンネルにてテレビ向けの映画として放送され大ヒット。現在ではリメイク版が公開されている『ハイスクール・ミュージカル』シリーズ。（あらすじはこちらの記事をチェック！）今回は物語にリンクした歌詞も魅力的な劇中歌に着目します。

全てはここから始まった—トロイとガブリエラ、出会いの曲

アメリカ・イースト高校のバスケットボール部キャプテン、トロイ。そして、数学と科学が得意な文部両道の天才少女、ガブリエラ。高校が異なる二人は、親に大晦日の夜に行われるパーティーに無理やり参加させられ、ひょんなことからカラオケでデュエットすることに。そこで歌われる曲が『Start of Something New（邦題：始まりの予感）』です。

「自分の世界だけを生き 考えてもみなかった 一歩踏み出せば 何かが起きるなんて」最初は歌うことを嫌がっていたものの、思いがけず歌の楽しさに気付き、お互いを意識し始めます。「これは新しい何かの始まり すごく自然なの 一緒にいることが こうして瞳を見つめていると 確かに感じる心の中に 何かが芽生えていることを」 二人の心情を表し、この後の展開を予感させる歌詞。まさに物語の始まりの曲です。

「僕らの夢に限界なんてない」仲間たちと歌い踊る、夢追い人へのアンセム

次に取り上げるのは、物語のフィナーレで歌われる代表曲『We’re all in this together（邦題：みんなスター！）』です。「さあみんな 出ておいでよ　みんなで一緒に楽しもう」とチアガールの踊りに合わせ、曲が始まっていきます。

「やっと分かったんだ　僕らの夢に限界なんてない　つまりそれが結論　誰もがみんな特別な存在　お互いに支え合ってる　それぞれ違う長所を持ってる」トロイとガブリエラを中心に、様々な問題を乗り越えてきた登場人物たち。最後はお互いを認め合い、夢を叶えるために頑張っているみんながスターで、手を取り合えば叶うのだと、生徒たちが歌い踊る姿に観ているこちらも勇気づけられます。