ブロードウェイやウェストエンドでミュージカルファンを魅了してきた『ディア・エヴァン・ハンセン』。日本での上演を待ち望んでいるミュージカルファンも多いのではないでしょうか。そんな名作ミュージカルが、ついに映画となって日本にやってきます。

トニー賞・グラミー賞・エミー賞を総なめにした名作『ディア・エヴァン・ハンセン』

ブロードウェイ・ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』は、第71回トニー賞®6部門(主演男優賞、作品賞、脚本賞、楽曲賞、助演女優賞、編曲賞)、第60回グラミー賞®(最優秀ミュージカルアルバム賞)、第45回エミー賞®(デイタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞)を受賞。主人公エヴァンが、自殺した同級生コナーの親友だったととっさに嘘をついてしまったことから始まる物語です。SNSを通じて嘘が拡散していってしまうという社会性のあるテーマが、全世界で話題になりました。

Ben Platt as Evan Hansen in Dear Evan Hansen, directed by Stephen Chbosky.

11月26日より日本で全国公開される映画版では、主人公のエヴァン・ハンセンを、ミュージカル版でも主役を演じたベン・プラットが務めます。彼の歌う「Waving Through a Window」は、ケイティ・ペリーなど多くのアーティストがカバーしたことでも知られる名曲。“君はひとりじゃない”というメッセージが込められた代表曲「You Will Be Found」にも注目です。

『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の音楽チームが集結

舞台版の名曲に加え、映画版の新曲を手掛けたのは『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の名コンビ、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール。監督は『ワンダー 君は太陽』や『ウォールフラワー』のスティーヴン・チョボスキーです。YouTubeではすでに予告映像が公開されています!また、本作は第34回東京国際映画祭のクロージング作品に決定しています。

Yurika

『イン・ザ・ハイツ』や間もなく公開を控える『ウエスト・サイド・ストーリー』など、2021年はミュージカルファンにとって嬉しい映画公開がたくさん。映画を機に、ミュージカルに興味を持った方も多いのではないでしょうか?『ディア・エヴァン・ハンセン』の公開もお見逃しなく!