2022年10月23日より、東京ディズニーリゾート内の舞浜アンフィシアターにて劇団四季のディズニーミュージカル『美女と野獣』が開幕しました。せっかく夢と魔法の王国の近くへ行くのですから、観劇と合わせて東京ディズニーランドを訪れようと計画している人も多いはず。

その際にぜひ足を運んでいただきたいのが、ファンタジーランドの中にある『美女と野獣』エリアです。今回は、ミュージカルと一緒に楽しみたい『美女と野獣』エリアの魅力をご紹介します。

乗る前から楽しいアトラクション

『美女と野獣』エリアを訪れたら必ず乗りたいのが、野獣のお城の中にあるアトラクション「美女と野獣”魔法のものがたり”」。ティーカップの形をした乗り物に乗って、『美女と野獣』の物語を劇中の名曲とともにたどるライド型アトラクションです。

乗っている間は楽しいのはもちろんのこと、こちらのアトラクションはお城に踏み入れた途端から『美女と野獣』の世界を感じられる仕掛けがたくさん隠されています。呪いをかけられた野獣のお城は霧が立ち込め、外ではオオカミの遠吠えが聞こえて夜はより怪しい雰囲気に。

城内には家具の姿に替えられた召使があちこちにいて、ルミエール達のおしゃべりが聞こえてきます。乗り場までの通路を通るときも、お城に迷い込んだベルになった気分で周りをよく見てみてくださいね。

物語から飛び出してきたような可愛い村を散策

野獣の城の外には、ベルが暮らす村の風景が広がっています。お城がどこか近寄りがたいミステリアスな印象であるのに対し、村はお店やレストランで賑わっていて、建物もカラフル。

キャストさんたちが気軽に「ボンジュール!」と挨拶してくれるので、作中のミュージカルナンバー「朝の風景」を思い出すことでしょう。

ベルとモーリスが暮らす家やガストンが仲間と集まる酒場など、ミュージカルにも登場する建物が並んでいるので舞台の余韻に浸りながら散策してみてください。どこを切り取ってもおとぎ話のような可愛らしい景色が広がっていて、記念写真の撮影にもぴったりですよ。

ミュージカル好きに嬉しい小ネタも探して

ミュージカル好きな皆さんには、テーマエリアのBGMや、エリア内に隠されたミュージカルの小ネタをぜひ探していただきたいものです。

まずはテーマエリアで流れる音楽について。『美女と野獣』エリアでは、アニメ映画、実写映画に問わず作中のナンバーがBGMとして流れているのですが、実はミュージカルのオリジナルナンバーも聞くことができるのです。

「我が家」や「愛せぬならば」など、観劇したことがあれば「あのシーンの曲だ!」と発見が広がりますよ。

そんな『美女と野獣』の音楽を作曲した人といえば、ディズニーミュージックの巨匠である作曲家のアラン・メンケン。エリア内にあるお土産屋さんの「ボンジュールギフト」の出口の近くには、「MUSUQUE A&M」という楽器屋さんの看板が掛かっています。MUSUQUEはフランス語で音楽のこと。そして A&Mは、アラン・メンケンの名前から名付けられたものです。

『美女と野獣』エリアの唯一のお土産さん「ビレッジショップス」は、ベルが通う本屋さん、村の人達が集まる雑貨屋さんと帽子屋さんをイメージした3つのショップが集まるお店です。ミュージカルの小ネタをさがしていただきたいのが、本屋さんをイメージしたお店の「ラ・ベル・リブレリー」。店内には沢山の本が飾られていて、中には『レ・ミゼラブル』や『ロミオとジュリエット』の本もあります。お買い物をしながら、ベルも読んだであろうミュージカルの名作を探してみてください。

さきこ

劇団四季ミュージカル『美女と野獣』の開幕に伴い、舞台と一緒に東京ディズニーリゾートを満喫できるチケットや宿泊プランも発売されています。観劇のあとは、東京ディズニーランドの『美女と野獣』エリアでぜひミュージカルの余韻に浸ってみてはいかがでしょうか?