宝塚男子な山里亮太さんが、宝塚OBと共に宝塚の魅力を探っていく『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』。周囲の方に布教活動もしているという山里さんの宝塚愛溢れる番組となっています。今回は如月蓮さん、天寿光希さんが登場した収録&取材リポートをお届けします!

『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』シーズン3突入!

スカパー!番組配信で配信中の番組『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』。宝塚ファン初心者である山里亮太さんが、 様々な宝塚OGをゲストに迎え、宝塚歌劇の魅力をとことん深堀りしていくトークバラエティです。3月にはリアルイベントも開催され、元星組トップスター・紅ゆずるさん、元星組トップ娘役・綺咲愛里さんらが登場、大いに盛り上がりを見せました。

そしてシーズン3突入となる#15の収録には、イベントにも参加した元星組男役スターの如月蓮さん、天寿光希さんが登場!イベントでは話しきれなかった紅5の思い出や、同じ星組で長い時間を共にしてきたお2人ならではの絆が見えるトークが盛りだくさん。2人が宝塚音楽学校の入学試験で運命的な出会いを果たしたエピソードは必見です!

元星組男役スターの2人が忘れられない客席の景色とは?

収録後、お三方へのインタビューが実現しました!

撮影:山本春花

−数々のエンタメに触れてきた山里さんが感じる、宝塚歌劇の魅力とは?
山里「エンタメの最高峰。歌、踊り、お芝居の最高峰を一気に観られる、夢のような場所ですね。自分が特別な場所に来たような、宝塚でしか味わえない高揚感があると思います」

−山里さんは春から新番組が始まり、推し活が難しくなっているのでは?
山里「番組は午前中に終わるので、東京の公演には間にあいますよ。劇場のチケットが取れない時はDVDを観たり、配信を観たりして楽しんでいます」

−『宝塚男子になってもいいですか?』はシーズン3に突入しましたが、番組の反響は感じられていますか?
山里「感じます!宝塚を観に行った時に劇場で素敵なマダムから声をかけられて、“ありがとうございます”と言って頂いて、“こちらこそ。お邪魔しています”とお話しすることもあります。あとは、仕事の現場に隠れ宝塚ファンがいて、スーッと横に来て“私もあの人好きです”と話しかけてくれる共演者の方も多いです。アイドルの方とかとよく宝塚の話で盛り上がっています」

−今後番組でやっていきたい企画はありますか?
山里「やっぱり紅5とコントをする、というのはありますね。一回、紅先生を通さないといけないですけれど(笑)。今日の収録もコントだったんじゃないかな?というくらい盛り上がりましたね(笑)。お二人とも舞台とは全く違う顔をノーブレーキで見せてくれて、舞台では手の届かないところにいてくださる時とのギャップが素敵だなと感じました」

−お三方が宝塚初心者におすすめしたい作品は?
天寿「『エリザベート』ですね!1幕ラストを見た時に、ここに入りたいと思ったので。強く心を掴まれる作品です」

如月「私はあえて『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』と『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』をおすすめしたいです。芝居とショーの2本立てなので、初めての方でも楽しんでいただきやすいのではないかと。でも私も『エリザベート』に出たいと思って宝塚に入ったので、退団する時も“エリザベートの上演ないですよね?”と確認してから退団したくらい、『エリザベート』は特別な作品です」

山里「僕は、宝塚にハマるきっかけになった『ロミオとジュリエット』です。誰もが知っているストーリーだからこそ、他のところに注目できるんです。ストーリーを知らないと、登場人物を把握したり物語の筋を追ったりする間に見逃してしまうものがあるのではないかと思っていて。僕はデビュー戦が“ロミジュリ”だったからこそ、好きな人を見つけたり、歌の上手い人を見つけたりできたのかなと思います」

−番組内では、舞台上から山里さんが目を輝かせて観劇している様子が見える!というお話もありましたが、客席は見えているものなのでしょうか?
天寿「とても。すっごく」

如月「よく見えます!壱城さんなんて、2階の人の服装まで覚えていましたよ(笑)。自分の方を向いているファンの方は“私のことを見ているな”と思いますし、目も合っています!」

撮影:山本春花

−客席の反応として印象に残っている瞬間はありますか?
如月「『ロミオとジュリエット』初演で、プロローグが終わった時に客席がしんと静まり返ったんです。2秒くらい静かになった後に、地鳴りのような拍手が来て…それは今でも忘れられないです。台湾公演も反応が凄くて印象に残っています」

天寿「拍手で作品の反響が分かります。特に初日は前情報なく観られるので、お客様の反応もとても素直。『スカーレット・ピンパーネル』初演の1幕ラストの拍手も、地鳴りのような拍手でした。これだけ多くの方が一度に感動すると、こんな拍手が起こるんだ…という瞬間を何度か経験していたので、それを目指して毎回やっていたところはありました」

撮影:山本春花

−宝塚に所属していたからこそ分かる、宝塚の魅力を教えてください。
如月「宝塚にいる人間が、宝塚のことをめっちゃ思っていますね。私がファンとして宝塚を観ている時は、自分は2500人いる観客の中の1人だと思って観ていたのですが、そうではないということが分かりました。応援してくださる1人1人がいるからこそ作品が出来上がりますし、お稽古場でもその瞬間のために役について、ステージについて話し合っています」

撮影:山本春花

天寿「目の前にお客様がいて、反応を感じるからこそ、同じ作品でも全く同じ回というのは一度もありません。その日その瞬間の限られた時間だからこそ、私は1回1回燃え尽きようと思ってステージに立っていました。お客様もそれを見逃すまいと熱量を持って観てくださっているのかなと感じていたので、相思相愛で出来上がっている世界ですね」

山里さん、如月さん、天寿さん3人の宝塚愛溢れる収録となった『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』。如月さん、天寿さんが登場する#15の配信は6月10日となります。『山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?』番組情報はこちら

Yurika

ステージでの凛々しい姿とは打って変わって、ほんわか賑やかな如月さん、天寿さんの魅力炸裂の回となっています!