座・高円寺1にて6月21日(水)〜6月25日(日)に、チーズtheater 第7回本公演『ある風景』が上演されます。現代日本が抱える「孤独死」の問題に切り込んだ作品。主演に小出恵介さんを迎えます。

超少子高齢化社会化が進む現代日本の抱える問題へと斬り込む

劇団チーズtheaterは、映画監督として活動している戸田彬弘さんが代表を務めるチーズfilmの舞台プロデュースとして始まった団体。2017年から正式に劇団としての活動を行っています。

これまでチーズtheaterでは、無戸籍、東日本大震災、売春島、など社会的なテーマを扱ってきました。新作公演『ある風景』では、超少子高齢化が進む日本の「孤独死」問題を描きます。

父・龍雄と母・陽子は、海の見える暖かな気候の土地を人生の最期の場所に決め、龍雄の定年後、夫婦は地方に家を建てひっそりと暮らしていました。⻑男の肇、⻑女の南、次女の夏は、それぞれバラバラの地域で生活しています。

そんな中、龍雄が認知症を発症。一人で介護をしてきた陽子も疲労で倒れてしまい、龍雄を施設に預けたところ、症状が一気に進行し、亡くなってしまいます。

それから時は流れ2023年の冬。夫が亡くなってから一人で暮らしていた陽子は、自宅のお風呂場で孤独死してしまいます。葬儀が終わった日、玉田篤と名乗る訪問客がやってきて…。

作・演出を手掛けるのは、チーズ theater 全作品の作・演出を担当しており、映画監督、脚本家、演出家として活動している戸田彬弘さん。

映画監督としての代表作に、映画『名前』『13月の女の子』『僕たちは変わらない朝を迎える』 などがあります。

舞台作品では、旗揚げ公演『川辺市子のために』がサンモールスタジオ選定賞2015最優秀脚本賞を受賞。大竹野正典さん作『⻩昏ワルツ』、横山拓也さん作『エダニク』、松田正隆さん作『海と日傘』などの演出も手がけています。

また、昨年smash.で配信された佐久間宣行さんが企画、根本宗子さんが脚本を担当したドラマ『彼の全てが知りたかった。』でも監督を務めました。

主演にNYから帰国し日本での活動を再開した小出恵介

『ある風景』の主演を務めるのは、小出恵介さん。2005年に映画『パッチギ!』の出演で注目を集め、その後ドラマ『のだめカンタービレ』や『JIN -仁-』『ストロベリーナイト』など数々のドラマ・映画の話題作へ出演。

一度、拠点をニューヨークに移して活動した後、2020年から日本での芸能活動を再開しています。
小出さんは出演にあたり、「今年の1⽉末、なんとも叙情的で静謐かつとても深く練り込まれた⼾⽥さんの作品を拝⾒し、⼼惹かれました。今回は新作という事ですので、さらに”⾔葉”の世界線にも触れられる事が⾮常に楽しみです」とコメントしています。

共演には、『堕ち潮』『ガラクタ』の演技で2022年第29回読売演劇大賞で優秀女優賞を受賞したみやなおこさん。

ABEMA TV『恋愛ドラマな恋がしたいin NEW YORK』や、舞台『タイトル、拒絶』『脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる』などに出演している小島梨里杏さん。

チーズtheaterからは大浦千佳さんが出演し、さらに、當山美智子さん、蒼大さん、大熊杏優さん、池畑暢平さん、續木淳平さん、中野歩さん、間瀬英正さん、松戸俊二さん(劇団離風霊船)が名を連ね、総勢12名の多彩なキャストが集結しました。

座・高円寺 夏の劇場08 日本劇作家協会プログラム チーズtheater 第7回本公演『ある風景』は座・高円寺1にて6月21日(水)〜6月25日(日)に上演されます。公式HPはこちら

また、現在コミュニティアプリ「Creators with Audience」では小出恵介さんによる本作の稽古日記が公開されています。ぜひお見逃しなく。

ミワ

年々深刻化している日本の高齢化社会の現状。大切な家族に会いに行きたくなる、あたたかな作品となっています。