1990年8月の日本初演以来、実に35年にわたり上演され続けている『ラヴ・レターズ』。1989年にニューヨークで生まれたこの物語は、日本だけではなくイギリス、フランス、オーストラリア、デンマーク、オランダ、アルゼンチン、ドイツなど世界各地で愛されている朗読劇の金字塔です。
2026年7月30日(木)より『ラヴ・レターズ~2026 Summer Special~』として、城田優さん&土屋太鳳さんほか豪華キャスト4組によって上演されることが決定しています。
舞台にはテーブル、そして2脚の椅子。並んで座る1組の男女が、手にした台本を読み続ける。このシンプルな舞台が、なぜここまで愛されるのでしょうか。
青井陽治から藤田俊太郎へ。35年続く『ラヴ・レターズ』とは?
『ラヴ・レターズ』は、1989年にA.R.ガーニーによってニューヨークで誕生した戯曲です。日本では、1990年8月の初演からPARCO劇場で上演され続けてきました。初演キャストは、役所広司さん&大竹しのぶさんのおふたりでした。
本作を翻訳し、長年にわたり演出を務めていたのは青井陽治さん。1969年に劇団四季演劇研修所に入所後、俳優・翻訳・訳詞などあらゆる分野を手がけた演劇人でした。青井さんは実に469回にもわたり『ラヴ・レターズ』を手掛けてきました。
青井さんの遺志を受け継ぎ、2017年から『ラヴ・レターズ』の演出を担当しているのが藤田俊太郎さんです。藤田さんは『ラビット・ホール』(2023年)と『ラグタイム』(2023年)で第31回読売演劇大賞 大賞・最優秀演出家賞を受賞。確かな手腕で本作を新たなフェーズへと導いています。

近年話題なのが、個性豊かなキャストたち。女王蜂のボーカル・アヴちゃんさんや、EXIT りんたろー。さん、女流落語家の蝶花楼桃花さん、石川さゆりさん、THE RAMPAGE 長谷川慎さんなど、多様な業界から登場しています。
そして2026年夏、豪華キャスト4組による新たな『ラヴ・レターズ』が誕生します。
手紙だけで紡がれる50年の愛と友情。キャストの数だけ変わる味わい。
『ラヴ・レターズ』は、たった2人の俳優が手紙のやりとりを読み継ぐことで、1組の男女の人生を浮かび上がらせる名作です。
主人公は、幼なじみのアンディーとメリッサ。
自由奔放で感覚派のメリッサと、真面目でいつも何かを書いているアンディー。思春期を迎えた彼らはお互いを意識し始めますが、恋人にはなりませんでした。
それぞれ別の人と結婚し、違う人生を歩き始める2人。
アンディーは海軍に入隊後、法曹界へと進み、やがて上院議員にまで上り詰めます。一方のメリッサはアートの道を選ぶものの、精神を病んで破綻へと向かっていきます。
2度と交わらない可能性もあったアンディーとメリッサを繋ぎ止めていたのは、50年間にも及ぶ手紙のやりとりです。
公式ホームページでは、藤田さんがこのようなコメントを記しています。
「同じ戯曲、同じ設え。でもカップルによって作品の彩り、あじわいは全く変わります。」
今回出演の4組のカップルには、それぞれにしか味わえない『ラヴ・レターズ』があるということ。1つ1つの公演がどれほど上質な鑑賞体験となるのでしょうか。想像しただけで期待が膨らみます。
城田優&土屋太鳳ほか、豪華4組のカップルが登場
『ラヴ・レターズ~2026 Summer Special~』は、2026年7月30日(木)から8月2日(日)にかけて、4日間限定での上演となります。
初日である7月30日(木)のキャストを務めるのは、牧島輝さん&梅澤美波さんです。
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俳優としてだけではなく、音楽アーティストやクリエイターとしても活躍する牧島さんと、乃木坂46の3代目キャプテンとしてグループをけん引し続けてきた梅澤さん。1995年生まれ(牧島さん)、1999年生まれ(梅澤さん)と若いエネルギーを持つおふたりから目が離せません。
7月31日(金)の公演には、城田優さん&土屋太鳳さんが出演します。

高い歌唱力、そして深みのある演技力で数々の大作舞台で活躍する城田さんと、2025年5月に上演された『マクベス』での存在感が記憶に新しい土屋さん。公式コメントでは、城田さんが「土屋太鳳さんとは、いつか生のステージでご一緒したいと強く願っていたので、この機会に共演できることを、とても光栄に思います」と発表しています。一方の土屋さんも「『城田優』…このお名前を見てしまったら、『ぜひ!』というお返事しか私には存在しないのです」と熱烈なコメントを発表しています。
互いに共演を強く望んでいたという実力派のおふたりは、どんな濃密な『ラヴ・レターズ』を生み出すのでしょうか。
そして8月1日(土)の公演を飾るのは、丸山智己さん&柚香光さんです。
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かつて、蜷川幸雄さんのもとで藤田さんと苦楽を共にしたという丸山さんと、元宝塚歌劇団トップスターとして活躍し、退団後も多くの舞台に立ち続ける柚香さん。まさに大人の魅力を感じさせるおふたりが、アンディーとメリッサの人生をどう生きるのか楽しみです。
最終日の8月2日(日)には、小林唯さん&木下晴香さんが登場します。
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小林さん、木下さんともにミュージカル界期待の実力派として知られています。2025年の大晦日に行われた『カウントダウン ミュージカルコンサート2025-2026』や、2024年から2025年にかけて上演された『レ・ミゼラブル』など、たびたび共演してきた小林さんと木下さん。今回朗読劇という新たなジャンルに挑戦されることで、おふたりの新しい魅力に気付かされるかもしれません。
『ラヴ・レターズ~2026 Summer Special~』は、2026年7月30日(木)から8月2日(日)まで、東京・PARCO劇場で上演されます。上演時間、チケット料金など、詳細は公式HPをご確認ください。公式HPはこちら
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芸術大学に通っていた頃、授業のテキストで『ラヴ・レターズ』に取り組みました。これまでに出会ったどの演劇とも違う、朗読劇だからこそできる壮大なストーリーと繊細な感情表現に感動したのを今でも覚えています。たった4ステージだけというのも、この作品の持つささやかな魅力が生きていると思います。



















