内館牧子さん原作のリーディングドラマ『終わった人』が、この夏淡路島にて上演されます。中井貴一さん、キムラ緑子さん出演で全国22都市を巡ってきた人気作品の淡路島単独公演。淡路島の魅力やアクセス方法と合わせて紹介します!
内館牧子の長編小説『終わった人』定年退職後の主人公の奮闘を描く
リーディングドラマ『終わった人』の原作となるのは、内館牧子さん著書の同名小説。2014年6月に地方紙8紙で連載開始され、翌年の2015年に加筆されたものが講談社より出版されました。2017年にはラジオドラマ化、2018年には舘ひろしさん主演で映画化されています。
東大を卒業し大手銀行に勤めていた主人公が、子会社に出向になりそのまま定年退職。暇を持て余して第二の人生を始めようと新しいことに挑戦するも波乱が巻き起こり、奮闘する姿を描いた作品です。
リーディングドラマとして舞台化されたのは2023年。中井貴一さんとキムラ緑子さん出演で全国8都市にて16ステージが上演されました。翌年2024年には大阪・兵庫で4ステージを開催、2026年春には全国14都市で21ステージを上演しています。初演から北は北海道、南は鹿児島まで全国22都市で多くの観客を魅了してきた今作。キムラ緑子さんの「故郷の淡路島でも上演したい」という思いがきっかけで、8月に淡路島での単独公演が決定しました。
〈ストーリー〉
大手銀行に勤め快調に突っ走った田代壮介の人生は、50歳に差し掛かったところで急ブレーキ、いきなり窓際にとばされ、そのまま定年退職。毎日が大型連休、何もやることがない。退屈で死にそうだ。「定年って生前葬だな」
「恋をしたら」と娘、「そうよ、恋よ、リタイアした人こそ、恋が生きる活力」と妻。「くそ、バカにしやがって。俺は、ネバーギブアップの男だ!!」
そこに最高の仕事と最高の恋の相手があらわれる。それからの人生がジェットコースター、舞い上がったり、舞い降りたり。しかしジェットコースターは急停車。勝負をかけた女には手ひどく振られ、引き受けた会社が突然の倒産、牢獄のような人生が残された。
出演は中井貴一✕キムラ緑子!キャラクターの演じ分けにも注目
リーディングドラマ『終わった人』の淡路島公演に出演するのは、初演からのキャストである中井貴一さんとキムラ緑子さん。
中井さんは、普通の父親役から医者、政治家などどんな役でもしっくりくるほど自分のものにしている演技が印象的。代表作はドラマ『最後から二番目の恋』『ザ・トラベルナース』、映画『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』『記憶にございません』など。舞台では、シス・カンパニー公演 日本文学シアターvol.6【坂口安吾】『風博士』、『月とシネマ2023』などに出演しています。
キムラさんは名脇役と言われるほど数々の作品に登場し、惹き込まれるお芝居と心に強く残る存在感で視聴者や観客を魅了しています。代表作はNHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』『半分、青い。』、ドラマ『VIVANT』、映画『祈りの幕が下りる時』『劇場版 ラジエーションハウス』など。舞台では、ミュージカル『トッツィー』、『わが歌ブギウギ−笠置シヅ子物語−』では主演の笠置シヅ子を演じています。
中井さんは今作について「内館牧子さんの名作。絶対に損はさせません。させる訳ありません」とコメント。キムラさんは公演ツアーの最中に「故郷の淡路島でもやりたいなぁ」と呟いたところ、中井さんが即座に「行こうよ!」と応じたことで今回の淡路島単独公演が実現したと話しています。二人芝居のリーディングならではのキャラクターの演じ分けにも期待が高まります。
台本・演出は『奇跡の人』『老害の人』を手がけた笹部博司
リーディングドラマ『終わった人』の台本と演出を手がけるのは、プロデューサーとしても活躍する笹部博司さん。1977年に演劇や戯曲を専門とする出版社『劇書房』を設立、世界のベストプレイを出版しその作品の上演を企画しました。1990年には演劇製作会社メジャーリーグを設立し、多くの作品を上演。笹部さんの代表作には、大竹しのぶさん出演の『奇跡の人』、西城秀樹さん、市村正親さん、鳳蘭さんの3人が出演するミュージカル『ラヴ』、リーディングドラマ『老害の人』などがあります。
笹部さんはリーディングドラマ『終わった人』の台本・演出を2023年の初演から担当。二人芝居のリーディングドラマがステージ上でどのように描かれているのか、是非演出にも注目してみてください。
淡路島に観劇に行く魅力とは
大人気作品の淡路島単独公演。作品は気になるけれど、知らない土地に行くのは少し腰が重いという方は多いのではないでしょうか。
淡路島まで観劇に行く魅力は、非日常感と癒やされる空気の中でお芝居に触れられること。淡路島は海が近く、南国のようなリゾート感があります。気候が穏やかで晴れの日が多いため、癒しの空気を肌で感じられるのが一番のおすすめポイント。美しい景色が観劇とセットで思い出に残り、また行きたいと感じさせられるのです。
筆者は洲本市とは別の場所になりますが、推しのミュージカル俳優さんの公演を観るため何度も淡路島を訪れています。皆さんも観劇きっかけで、この夏淡路島の空気を味わってみてはいかがでしょうか?
各方面から淡路島公演の会場・洲本市文化体育館文化ホールまでのアクセス方法
リーディングドラマ『終わった人』の淡路島公演の会場となるのは、兵庫県洲本市にある洲本市文化体育館文化ホール。各方面からのアクセス方法を紹介します。
【バスで来場の方】
■大阪駅JRバスターミナルより
高速バスにて洲本バスセンターまで約150分。
■三宮バスターミナル(ミント神戸1階)より
高速バスにて洲本バスセンターまで80分。
■神姫三宮バスターミナルより
高速バスにて洲本バスセンターまで90分。
■高速舞子より
高速バスにて洲本バスセンターまで60分。
【車で来場の方】
神戸淡路鳴門自動車道洲本インター下車、施設まで車で15分。
駐車場は西65台・東75台、計140台。
リーディングドラマ『終わった人』の淡路島単独公演は、8月30日(日)に洲本市文化体育館 文化ホール(しばえもん座)にて上演されます。13:00 と17:00の2回公演です。公式サイトはこちら。
舞子からバスで明石海峡大橋を渡ると、「淡路島に来た!」と感じられ気持ちが高まります。キムラ緑子さんの故郷・淡路島で非日常の空間を味わいながら観劇を楽しんでみてはいかがでしょうか。




















