劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんが主宰し、シリアス・コメディを得意とする劇団「ナイロン100℃」。記念すべき50回目の公演『管理人ご夫妻』が、2026年9月より上演されます。みのすけさん、峯村リエさん、三宅弘城さんなどが出演予定です。一体どのような世界を魅せてくれるのでしょうか?
劇団「ナイロン100℃」とは?
「ナイロン100℃」(ナイロンひゃくどシー)は、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんが主宰する劇団です。1993年に活動を開始し、犬山イヌコさん、みのすけさん、峯村リエさん、三宅弘城さん、松永玲子さん、大倉孝二さんなどが所属しています。
ナイロン100℃は「シリアス・コメディ」というジャンルを得意としています。一般的には「悲劇」と呼ばれるようなテーマを、確信犯的にコメディ風に仕上げたものです。KERA作品の大きな特徴で、今では本劇団以外のプロデュース公演にもよく用いられています。
劇団の結成当初から、KERAさんの脚本・演出は高く評価されており、45th SESSION『百年の秘密』(2018年)が第26回読売演劇大賞・最優秀作品賞を受賞。さらに、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』(2025年)は、第33回読売演劇大賞受賞にて、最優秀作品賞、選考委員特別賞、男優賞、スタッフ賞を獲得しました。
劇団初の時代劇だった49th SESSION『江戸時代の思い出』を経て、今回はどのようなKERAワールドを観られるのでしょうか?演劇好きも、コメディ好きも、期待が高まりますね!
『管理人ご夫妻』はアパートの共有スペースで繰り広げられる会話劇
新作公演『管理人ご夫妻』の上演に向けて、KERAさんは次のようにコメントしました。
1970年代、東京下町の旧い長屋アパート。
一階に二部屋、二階に三部屋。すべて六畳一間。
一階廊下の一画には住人たちの共有スペースがあり、共同便所、共同洗い場、共用洗濯機、共用冷蔵庫がある。かつてこのアパートは町の人々に「正義の棲家」と呼ばれていた──
そんなような感じのト書きから書き始めてみようと思う。奇人変人が大挙する芝居にはしない。歪みまくった世界感が人物を凌駕してしまうような、所謂ナンセンスコメディにするつもりもない。
ごくあたりまえの人物たちが、彼ら自身は極めて真っ当に生きているつもりの中、気付かぬうちに様々なタガが外れ、いつの間にか閾値を超えている。今のところそんな作品を目指してみるが、さて、どうなりますか。
まだまだ謎に満ちているストーリーですが、アパートの共有スペースを舞台に、管理人夫妻を中心に会話劇が描かれるとのこと。キャストには、みのすけさん、峯村リエさんのほか、三宅弘城さん、新谷真弓さん、廣川三憲さん、村岡希美さん、吉増裕士さん、水野小論さん、小園茉奈さん、大石将弘さんという劇団員に加え、客演に野間口徹さん、根本宗子さん、長谷川朝晴さん、土田英生さんが集結しました。
ナイロン100℃ 50th SESSION『管理人ご夫妻』は、2026年9月5日(土)〜27日(日)まで下北沢 本多劇場で上演されます。その後、10月2日(金)・3日(土)に岐阜県の可児市文化創造センター ala 主劇場、10月10日(土)・11日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールでも実施予定です。詳しい情報は公式サイトからチェックしてみてくださいね。
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『百年の秘密』などで高い評価を受け、日本の演劇界を牽引し続けるナイロン100℃は、いつか劇場で拝見したい憧れの存在です。『管理人ご夫妻』は、奇人変人によるナンセンス・コメディではなく、ごく普通の人物たちがいつの間にか閾値を超えていく物語になるとのこと。実力派の劇団員に豪華な客演陣も加わり、アパートの共有スペースでどんな会話劇が展開されるのか、期待が膨らみます。



















