新しい環境で疲れが見え始めるこの時期、心に元気をチャージしませんか?この記事では、5月病の憂鬱を吹き飛ばし、心を軽くしてくれる、3本のミュージカル映画をご紹介します。それぞれの作品が持つポジティブなエネルギーが、あなたの明日の活力になるはずです。

笑って歌って元気を出したいなら『マンマ・ミーア!』(2009年)

マンマ・ミーア!』は、スウェーデンのポップ音楽グループ「ABBA(アバ)」のヒットナンバーで構成された、ドタバタでハッピーなミュージカル映画です。大ヒットした同名のブロードウェイミュージカルが映画化されました。

エーゲ海に浮かぶ美しい島。結婚式を控えたソフィは、一度も会ったことのない「実の父親」とバージンロードを歩きたいと夢見て、母親ドナの日記をこっそり盗み見てしまいました。そこに記されていた3人の昔の恋人たちに、母親の名前で招待状を送ったことで騒動が巻き起こります。

豪華キャストも必見です!『プラダを着た悪魔』(2006年)などで知られるオスカー女優、メリル・ストリープが母親ドナを演じました。

さらに父親候補の3人には、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドという名優たちが顔を揃えました。彼らが劇中で披露する慣れない歌声やダンスも、チャーミングで思わず胸が踊ってしまいますよ。

特におすすめしたいのは、ドナと親友たちが島中の女性を巻き込んで踊り歩く「Dancing Queen」のシーンです。日々の仕事や家事から解放されて全力で楽しむ彼女たちの姿は、わたしたちの「心のブレーキ」のようなものを外してくれると思います。

5月病では「なんとなく身体が重い」「やる気が出ない」という感覚になりやすいといわれています。そんなときは、画面いっぱいに広がるエーゲ海の自然や、ABBAのポジティブな音楽がぴったりかもしれません。悩みや葛藤も「歌って踊ればなんとかなる!」というエネルギーに変換してくれて、鑑賞後は心に爽やかな風が吹き抜けたような感覚になれるはずです。『マンマ・ミーア!』Prime Videoでの視聴はこちら

周りと比べて落ち込んだときは『グレイテスト・ショーマン』(2017年)

グレイテスト・ショーマン』は、19世紀に実在した興行師、フィニアス・テイラー・バーナムの波乱万丈な半生を描いています。貧しい生い立ちから這い上がり、妻と子どもたちのために成功を夢見て、個性豊かな人々を集めた「ショー」を始める……という内容です。

主演のヒュー・ジャックマンを筆頭に、ザック・エフロンやゼンデイヤなど、歌唱力とダンススキルに長けたキャストが集結。第75回ゴールデングローブ賞では、劇中歌の「THIS IS ME」が主題歌賞を受賞しました。さらに日本でも社会現象を巻き起こすほどの熱狂的な支持を集めています。

やはり外せないのは「This Is Me」のパフォーマンスシーンです!世間からの冷たい視線や差別に晒されてきたパフォーマーたちが、自分たちの居場所を守るために堂々と胸を張って歌い上げます。魂を震わせる圧倒的なパワーに満ちていて、自己否定に陥りそうなとき、立ち上がる強さを分けてくれると思います。

新年度から約1ヶ月が経ち、職場の同僚やSNS上の他人と比較して、自信を失っているかもしれません。そんなとき、『グレイテスト・ショーマン』は「ありのままの自分でいるという誇り」を思い出させてくれます。社会から疎外されていた人々が、自らのコンプレックスを「個性」に変えて光り輝く姿は、きっと心に明かりを灯してくれることでしょう。『グレイテスト・ショーマン』Prime Videoでの視聴はこちら

平凡な暮らしを大切にしたくなる『パターソン』(2016年)

パターソン』は、ニュージャージー州パターソンでバスの運転手として働く、パターソンという男性の1週間を描いた物語です。派手なダンスや大合唱が登場する伝統的なミュージカルではありませんが、日常のリズムが詩や音楽のように流れます。

主演のアダム・ドライバーは、『スター・ウォーズ』シリーズの続三部作でカイロ・レン役を演じました。個人的に「不安定で暴力的な悪役」という印象が強かったです。

一方、『パターソン』では単調な毎日に小さな美しさを見つける詩人のような運転手を繊細に演じました。愛犬との散歩、馴染みのバーでの会話、秘密のノートに綴る詩。淡々としているけれど、豊かに過ぎていく時間を、パターソンは愛しています。

特におすすめしたいのが、パターソンがバスの運転席に座り、出発前に詩をしたためるシーンです。彼が周囲の会話に耳を傾けたり、マッチ箱のラベルをじっと見つめたりする描写に、世界を美しく捉えるヒントがあると感じました。

また、終盤で日本人詩人と言葉を交わす場面は、「ネガティブに見えることだって人生の新しいページに変えられる」という優しさに満ちています。

ゴールデンウィークが終わると、休日モードからの切り替えが上手くできず、日常に虚無感を覚えやすいそうです。でも『パターソン』は「退屈なはずの日常こそ愛おしい」と訴えかけてきます。

繰り返しの日々にも、かけがえのない宝物がきっと隠されているはずです。成功や変化を求めすぎて疲れた心に、「今のままでも十分ハッピーでいられる」という穏やかな肯定感をもたらしてくれると思います。『パターソン』Prime Videoでの視聴はこちら

さよ

登場人物たちがコンプレックスを個性へ変えていく姿や、何気ない日常を楽しむ姿は、なんとなく沈んでいた心に「そのままで大丈夫」と寄り添ってくれるはずです。観終わった後、深呼吸したくなるような爽快感と穏やかな幸福感を、ぜひみなさんも味わってみてくださいね。