「自分の大好きなことでスターになりたい。」それは誰もが一度は抱く夢であり、いつしか諦めてしまった夢でもあります。現実を言い訳にして、忘れたふりをしていた自分の好きなことに、もう一度夢中にさせてくれるミュージカルアニメ映画『SING』。その魅力をまとめました。(写真© Universal Studios.)

01 どんな逆境でも自分の夢が叶うと信じぬく、主人公の姿が勇気をくれる

さびれた劇場のオーナーであり、映画の主人公であるコアラ:バスター・ムーン。彼が劇場を盛り上げるために、「この街のみんなに、僕のステージでスターになるチャンスがあるんだ!」と、歌のオーディションを開催するところから物語は始まります。

貧乏のせいで劇場の電気が止められてしまったり、オーディション賞金を誤印刷してしまったり。様々な困難に見舞われても、彼は常に前を向いて、劇場を盛り上げるという夢を叶えるために歩き続けます。彼は言います。「どん底に落ちると何がすばらしいか知ってるか?残った道は1つだけ。上昇するだけさ!」

写真© Universal Studios.

02 登場”動”物達が「夢を諦める言い訳」を乗り越える姿に励まされる

主人公バスターが開催した歌のオーディションには、様々な事情を抱えた動物達が集まってきます。ある動物は自分の性格が原因で、またある動物は家族の事情で、歌手になるという夢を諦めていました。そんな彼ら・彼女らが、オーディションをきっかけに夢に向かうドキドキを思い出し、また歌い始める。その歌声を聴いていると、思わず心と体が、そして忘れていた自分の夢が歌いだします。

03 あの名曲・ヒット曲をハリウッドスターが熱唱!? 吹き替え版の声優さんによる歌声も必聴もの!

『SING』の魅力は、キャラクターやストーリーだけではありません。最新のヒット曲や、誰もが知るあの名曲を、なんとハリウッドのトップスターが熱唱します。スカーレット・ヨハンソンさんが歌う『Call Me Maybe』に、セス・マクファーレンさんが歌う『My Way』。この豪華な歌のシーンだけでも、『SING』は一度は観るべき映画だと断言できます。

また、内村光良さん、長澤まさみさん、山寺宏一さんや斎藤司さんが歌う、日本語吹き替え版の視聴もおすすめです。筆者は字幕で視聴後、そのまま吹き替え版の歌唱シーンもすべて観てしまいました。

Kei

シンプルなストーリーラインに、個性的な動物たちの美しい歌声・華麗なパフォーマンスが楽しめる素敵なミュージカル映画『SING』。Amazon Prime Videoで観れますので、ぜひ一度視聴してみてください。また、続編となる『SING 2』が今年の末に全米で公開予定です。日本での公開日はまだ未定となっていますが、こちらもぜひチェックしてみてください。