独自の世界観のもと、華やかな舞台で人々を魅了する宝塚歌劇団。演技や歌声、ダンスはもちろん、男役と娘役の美しい姿に見惚れてしまうファンも多いはずです。一方で、そんなタカラジェンヌたちの素顔も見てみたいと思いませんか?今回は、宝塚歌劇団の一大イベントである「大運動会」について紹介します。

宝塚歌劇団の大運動会ってどんなイベント?

運動会と聞くと、学生時代を懐かしく思い出す方も多いのではないでしょうか?実は、宝塚歌劇団でも運動会が行われており、ファン必見のイベントとなっています。大運動会の歴史は1920年にまで遡り、宝塚歌劇団と音楽学校の生徒たちが参加する行事として、定期的に開催されてきました。後には招待客が観覧できるようになり、ファンとの貴重な交流の機会だったといえます。

しかし、戦争へ向かっていく1937年以降、大運動会はやむなく中止に。劇団創立60周年を迎えた1974年になって、ようやく復活を遂げます。ここから、大運動会は創立周年を記念して10年ごとに開催されるようになりました。直近では、2014年に100周年記念の大運動会が開かれています。110周年を祝う2024年の開催が待ち遠しくなりますね。公式グッズショップのキャトルレーヴでは、大運動会の様子を収めたDVDや書籍が販売されています。おすすめDVDはこちら→宝塚歌劇100周年記念 大運動会 – 宝塚クリエイティブアーツ公式ショッピングサイト|キャトルレーヴオンライン

トップコンビのリレー?!大運動会には見どころが満載!

大運動会には、宝塚歌劇団の5組と専科、音楽学校の生徒が参加します。大勢のタカラジェンヌたちだけでなく、演出家やスタッフたちも加わって大運動会の進行をサポート。盛り上がること間違いなしの、まさに一大イベントです。

創立70周年の大運動会からは、各組が優勝を目指して競い合う組対抗戦となっています。まず注目したいのは、組ごとに入場するパレードシーン。トップスターや組全体の個性を活かしたり、公演中の舞台をイメージしたりと、演出へのこだわりが感じられます。この時期のメンバーだからこそ実現する一期一会の入場パレードは、ぜひ目に焼き付けておきたいですね。

また、トップコンビによるリレーや、ダンス要素を取り入れた競技など、宝塚歌劇団ならではのユニークな競技が盛りだくさん。ファンが参加できるゲームもあり、とことんイベントを楽しめます。普段は凛としている男役が組の勝敗に涙したり、おしとやかな娘役が子どものようにはしゃいでいたり。大運動会では、タカラジェンヌの生き生きとした素顔に近づけますよ。

もこ

舞台とはまた違ったタカラジェンヌたちと出会える大運動会。10年に1度のチャンスとあって、チケットの競争率は高くなりそうです。「宝塚友の会」からの告知や販売情報を見逃さないようにしてくださいね。