東京宝塚劇場に行く人や宝塚歌劇団が好きな人に訪れてほしいのが、東京千代田区にあるショッピングモール・日比谷シャンテ。館内では宝塚歌劇団が実際に使用した衣装と小道具が見られる「ステージ衣装コレクション」を定期的に開催しており、多くの宝塚ファンが足を運んでいます。

日比谷シャンテに来たら外せない「ステージ衣装コレクション」

日比谷シャンテは東京宝塚劇場に隣接する商業施設で、レストランやカフェ、宝塚の公式ショップである「キャトルレーヴ」などが入っており、観劇の前後に一休みできる人気のスポットです。

館内の特設会場で定期的に開催されているのが、宝塚歌劇団の「ステージコレクション」。実際に組のトップたちが公演で使用していた衣装や小道具を展示する無料のイベントです。展示物には近づくことができ、撮影も許されています。

目の前できらびやかな衣装と小道具を堪能できるので、宝塚ファンはもちろん、詳しくない人でも思わず見入ってしまうこと間違いなし。日比谷シャンテや東京宝塚劇場に来たら、必ず寄ることをおすすめします。

雪組ショーオルケスタ『Fire Fever!』の衣装と小道具を展示

2022年6月12日(日)までの「ステージ衣装コレクション」で展示されているのは、雪組のものです。昨年の10月から11月にかけて東京宝塚劇場で上演されていた『シティハンター-盗まれたXYZ-/Fire Fiver!』より、第2部のショーオルケスタ『Fire Fiver!』の衣装と小道具が展示されています。

衣装は雪組トップの彩風咲奈さんと朝月希和さんが着用していたもので、白い衣装と青い衣装が1着ずつ。白い衣装はスペインをイメージした赤や黒の装飾が異国情緒を感じさせます。ドレスにはたっぷりのフリルがあしらわれ、まるでフラメンコダンサーのようです。

男役の彩風さんの衣装は赤いベルトが付いたパンツスタイルなのですが、驚いたのが裾の長さ。パンツの裾はマネキンのつま先がギリギリ見えるくらいの長さで、彩風さんの脚がいかに長いかを思い知りました。サイズ感まで細かく見られるのが、「ステージ衣装コレクション」の醍醐味の1つです。

青い衣装は、二人のデュエットダンスのシーンで着用していたもの。大小のビーズがたくさん縫い付けられていて、あまりの眩さに目がくらんでしまいます。

小道具は、フィナーレにタカラジェンヌさんが持つシャンシャン。公演ごとに色やデザインが違うシャンシャンは、宝塚の公演を観る際には注目すべきアイテムです。

『Fire Fever!』のシャンシャンは、ゴールドとピンクを基調としています。中央には大きな雪の結晶のマークが輝いていて、トップの二人を始め、このシャンシャンを持って階段を下りてくる雪組のスターたちの顔が頭に浮かんできました。

さきこ

東京宝塚劇場や周辺の劇場で観劇する際にぜひ立ち寄ってほしい日比谷シャンテの「ステージ衣装コレクション」は、宝塚歌劇団の衣装と小道具の美しさを余すことなく堪能できる無料イベントです。「ステージコレクション」の会場と同じ3階には、2022年5月7日(土)に改装オープンした「キャトルレーヴ東京店」もあります。これまで首都圏で出店してきた店舗の中で最大級の広さを誇る新生「キャトルレーヴ」も合わせて立ち寄るのがおすすめですよ。