6/16(木)〜7/7(木)のプレビュー公演期間を終え、7/8(金)から本公演が開始している『ハリー・ポッターと呪いの子』。6/16(木)に藤原竜也さん、8/17(水)に石丸幹二さん、8/18(木)に向井理さんが、それぞれハリー・ポッターデビューを果たしました。今回は、作品の魅力と3人のハリー・ポッターに迫ります!

舞台はハリーたちが魔法界を救った19年後の世界。次々繰り出される“魔法”で世界の観客を魅了

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者J.K.ローリングが、舞台のために書き下ろした物語。小説の最終巻の19年後が描かれています。2016年のイギリス・ロンドンでの初演以降、ニューヨークやトロント等世界6都市で上演され、7都市目となる東京はアジア初上演です。

本作の魅力は、観る人を魔法の世界に引き込むストーリーと、目の前で「魔法」を体感できること。全3時間40分の公演の中で、驚くような「魔法」が次々と繰り出し、杖を使った魔法はなんと61回も!
「魔法」を生み出すのは、昨年12月から半年かけて大規模改修工事を行い、ハリー・ポッターシアターとして新しく生まれ変わった赤坂ACTシアター。そして、世界最高峰のクリエイティブスタッフたちが本作のために半年以上前から来日して準備を進め、キャストたちは厳しいオーディションを勝ち抜き、3か月にわたる稽古を続けてきました。そんな、世界中を魅了してきた『ハリー・ポッターと呪いの子』が東京で幕を開けました。

『ハリーポッターと呪いの子』は、ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後の世界が描かれています。かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々を不安にさせていました。魔法省で働くハリー・ポッターはいまや三人の子の父親になっています。

今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学するハリーの次男・アルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命に抗うように父親に反抗的な態度を取ります。幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親として上手く振舞えず、関係を修復できずにいました。そんな中、アルバスは、魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会います。彼は、父・ハリーと犬猿の仲であるドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスでした。二人の出会いが引き金となり、暗闇による支配が、加速していきます…。

年齢も魅力も違った3名のハリー・ポッター

父親になったハリー・ポッターを演じるのは、魅力の異なる3名。向井理さんと藤原竜也さんは40歳、石丸幹ニさんは57歳と年齢も違います。

ハリーを演じる1人目は、石丸幹二さんです。“ミュージカル界の貴公子”の異名を持つ石丸さん。東京藝術大学在学中に劇団四季の『オペラ座の怪人』ラウル役でデビューし、劇団四季に17年間在籍しました。
四季退団後はミュージカルやストレートプレイの舞台に加え、映像でも勢力的に活動しています。
様々な舞台で主役を演じたスター性、クセやアクの強い役もこなす実力、そして爽やかさが魅力です。最近TBSのトークバラエティ番組「バナナサンド」のハモリ我慢選手権に出演し、その歌唱力が再び話題になりました。

ハリーを演じる2人目は、向井理さん。2021年にデビュー15周年を迎えました。『ゲゲゲの女房』や『婚活探偵』などドラマで活躍するイメージが強いですが、年に1度の舞台がライフワークとなっているんだそう。8.5頭身のスタイルに、甘い声、オーラと気品を兼ね備えています。役に憑依するというよりも、向井さん自身が持つ魅力が、役に反映されるような自然体の演技で観客を魅了します。

ハリーを演じる3人目は、藤原竜也さんです。言わずもがな、“怪演ぶり”が度々話題に上がる演技が魅力。蜷川幸雄さんが演出した舞台『身毒丸』で初主演を勝ち取り、15歳で舞台デビューを果たし、その後、蜷川さん演出作品に数多く出演しました。(藤原さんの出演は2022年9月末まで)

6/16(木)〜7/7(木)のプレビュー公演の期間と、本公演が開始した7/8(金)〜8/16(火)の間は、藤原竜也さんが一足先にハリー・ポッター役としてデビューし、公演を務めました。そして、8/17(水)に石丸幹二さん、8/18(木)に向井理さんが遂にハリー・ポッターデビュー!ニューヨーク公演・トロント公演でハリーポッター役を務めるキャストから、石丸さんと向井さんにメッセージが届きました。


本公演初日には、著者のJ.K.ローリングさんから初日祝いが!


世界中の『ハリーポッターと呪いの子』の公演関係者のみなさんが、ハリーポッターファミリーとして繋がっていることが、とてもよく感じられます。

それぞれに異なる魅力を持った3人のハリー。小説の最終巻から19年の歳月を経て父親になったハリーを様々な視点から楽しめそうです。舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』はTBS赤坂ACTシアターにて、上演中。2023年1月~5月公演分チケットは7/30(土)からチケットが一般発売開始されています。公式HPはこちら

ミワ

他の複数キャストで演じる役の方々も続々とデビューされていて、公式Twitterを見ているだけでもワクワクした気持ちになります。どのキャストの組み合わせで観るかで、作品の印象が変わってきそうですね。