大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する菊田一夫演劇賞。第五十一回の授賞式が行われ、『大地の子』上演関係者一同を代表して演出・栗山民也さん、出演者の奈緒さん、上白石萌歌さんらが出席しました。
第五十一回菊田一夫演劇賞 受賞者
◇菊田一夫演劇大賞◇
『大地の子』上演関係者一同
◇菊田一夫演劇賞◇
石川 禅
(『ダンス オブ ヴァンパイア』のアブロンシウス教授役、『ジェイミー』ヒューゴ/ロコ・シャネル役、『サムシング・ロッテン!』のノストラダムス役、『レイディ・べス』のロジャー・アスカム役の演技に対して)
佐藤 隆紀
(『ジキル&ハイド』のヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド役、『エリザベート』のフランツ・ヨーゼフ役の演技に対して)
上白石 萌音
(『ダディ・ロング・レッグズ』のジルーシャ・アボット役、『千と千尋の神隠し』の千尋役の演技に対して)
松尾 スズキ
(『クワイエットルームにようこそ The Musical』の作と演出、『アンサンブルデイズ−彼らにも名前はある−』の作と音楽の成果に対して)
◇菊田一夫演劇賞特別賞◇
岡田 敬二
(永年の〈ロマンチック・レビュー〉シリーズの功績に対して)
【主催】
菊田一夫演劇賞選考委員会
委員長 矢部 勝
委員 萩尾 瞳、山口 宏子、小玉 祥子、林 尚之、小山内 伸
一般社団法人映画演劇文化協会
栗山民也、奈緒、上白石萌歌らが受賞の喜びをコメント
授賞式では、菊田一夫演劇大賞『大地の子』上演関係者一同を代表して演出・栗山民也さんが登壇。本作に出演した奈緒さん、上白石萌歌さんも記念撮影に参加しました。

栗山さんは「ありがとうございます。受賞の報告がありまして、一番心を動かされたのは“上演関係者一同”。それを聞いてとても嬉しかったです。演劇というのは当たり前のことではありますが、でも1番大事なことであるのが、私たち演劇に携わっている人たちは1人では何もできません。
原作が決まって初日の幕が開くまで約2年半、山崎豊子さんの“歴史的事実をそのまま私は描く、私の血で”という強い一言が、ずっと根っこのように私たちを支えてくれました。原作本4巻をいつも心、あるいは身体の中に入れて、情熱豊かな俳優たちとこの作品を創ってきました。
死者になった方々の魂を救うのは、今生きている私たちの責任と意志だと思います。見ようとしない人間には何も見えない、聞こうとしない人間には何も聞こえない。今この地球で起きていることに、私たちは目を閉ざしてはいけないと思います。
関係者一同、そして劇場に集った観客と、その時だけの時間、これが演劇の時間です。『大地の子』の稽古をし、上演している中で“劇場”ということを考えました。劇場という一つの体内に宿した大切な作品だと思っています。心から感謝します」とコメント。
さらに『大地の子』の製作発表で栗山さんのメッセージを井上芳雄さんが代読したことに触れ、今回はミュージカル『アイ・ラブ・坊っちゃん』北海道公演のために授賞式に出席できなかった井上さんのメッセージを栗山さんが代読しました。

「この度は『大地の子』上演関係者一同に菊田一夫演劇大賞をいただき、誠にありがとうございます。この挨拶は陸一心役の井上芳雄が書かせていただいていますが、今会場で読んでくださっているのは演出の栗山民也さんです。井上は現在札幌で公演中のため授賞式には残念ながら出席できないのですが、なぜか挨拶だけ井上が書き、栗山さんが代読という形になってしまい、これまで経験したことのないプレッシャーを感じています。とにかくこの作品が素晴らしい評価をいただけたことが何よりの喜びです。しかも関わった全ての人への大賞ということで喜びもひとしおです。
ある日の終演後、栗山さんがこの作品に対して“今年の1番が出たな”とおっしゃったのですが、その言葉通りになりましたね、栗山さん。栗山さんがどんな表情なのか見られないのが返すがえす残念です。
私が初めて栗山さんの演出を受けた時、“演劇はどんな時代の物語でも今と繋がっている”と言われたことが忘れられません。まさに『大地の子』の上演も残念ながら遠い時代の悲劇という意味合いではなく、この先の未来で二度と同じ過ちを繰り返さないという切実な思いを持っての公演でした。それはスタッフキャストだけでなく、劇場に集った多くの人も同じだったと思います。自分の人生を自分で選ぶこともできず、声を上げる言葉すら持ち得なかった人々の声を掬い上げるのが演劇の持つ大切な役目だと信じ、それを進めていく勇気をこの度の受賞でいただきました。山崎豊子先生が紡いでくださった物語を演劇としても伝え続けていけますように」。
さらに栗山さんから「『大地の子』を支えてくださった2人の素敵な女優さんがいらっしゃっています」と奈緒さん、上白石萌歌さんが紹介され、急遽お2人からもご挨拶が。

奈緒さんは「とても嬉しくて、どうしても喜びが溢れてしまって、簡素なお礼の言葉を探したのですが、なかなか自分の中からまだ見つかっておりません。『大地の子』を経て、海外に行く時に、昔は大きかったであろう地図が今は小さなスマートフォンで見られるようになって、それでも地図を見ると地図上からは知り得ない1人1人の人生がこの世界にはあるんだということに深く気付かされました。そして1人1人の人生を伝えることができる、栗山さんのお言葉をお借りすると“装置”が演劇であるということも深く深く知ることができ、心から感謝しております。『大地の子』でご一緒した皆さんのことが心から大好きで愛しています。いち個人としてはまたこのような素晴らしい演劇に携われる1人の人間、そして俳優になれるよう、日々丁寧に精進してまいりたいと思います」と一言一言、思いを噛み締めるようにコメント。

上白石萌歌さんは「名誉ある賞を『大地の子』カンパニー一同でいただけたこと、そしてその一員になれたことを心から光栄に思います。上演していたのは今年の3月のことなのですが、今でも大地を踏み締めていた血のたぎるような時間と、栗山さんのお言葉を宝物のように大切に心の中にしまっています。『大地の子』という作品が孕むテーマ、怒りや反骨、様々なものがあると思うのですが、一番は人と人との心の話だなと思いながらお芝居をしていました。戦後80年が経つ今、改めて大切な人と目を見て話せることや、自分の命が様々な運命が巡り巡って今ここにあることのとんでもなさを日々噛み締めながらお芝居をしておりました。
役者である自分にできることはただ一つ、想像をし続けることだなと思っています。実際に見たものや体験したものではなくとも、学び続けて想像することができたら、それを人に渡していくのが役者の使命なのかなと思いました。これからも演劇という、泥臭くてとても美しい営みに憧れを抱きながら、役者として想像し続けながら、日々祈りを込めてお芝居に参加していきたいと思います」と言葉を紡ぎました。
石川禅さんは『ダンス オブ ヴァンパイア』のアブロンシウス教授役、『ジェイミー』ヒューゴ/ロコ・シャネル役、『サムシング・ロッテン!』のノストラダムス役、『レイディ・べス』のロジャー・アスカム役で菊田一夫演劇賞を受賞。

「身に余るご褒美をいただきました。本当にありがとうございます。ですが、これは私1人で頂いたものではもちろんありません。
受賞対象になりました4つの作品の、まず演出家のお名前を公演順に申し上げます。山田和也さん、ジェフリー・ペイジさん、福田雄一さん、小池修一郎さん。
そして、『レイディ・べス』と『ダンス オブ ヴァンパイア』は東宝で長いこと再演を繰り返された作品です。2つの作品に私は初演から関わっておりまして、この作品に私を押し上げてくださった当時のプロデューサー岡本義次さん。
そしてもちろん4つの作品に関わられた全ての関係者の皆様、さらには客席から私を長い間、辛抱強く応援してくださったお客様、皆様のお力添えあってのこの日でございます。この場を借りまして心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
私の前世は奈良時代の伐木作業員で、山奥の小さな小屋を建てて、木と語らいながら一生を過ごし、人との交流はほとんどしなかった人生だったそうです。これは青年座の新人時代、私が海の者とも山の者とも分からない時に不安になっていたら千里眼を持っている方に偶然出会い、色々とお聞きした時に返って来た答えです。その方が言うには“なので現世は人とたくさん出会ってたくさんの人と交流しなければできない仕事をやることになっているの。それが今の役者という仕事だよ。これは天命、神様から使命を受けた仕事だから頑張れ。天命だから死ぬまで役者をやっているけれど、スターになるとか、大きな賞をいただくとかそんなことは考えなさんな”と。私はその言葉をずっと信じてここまでやってまいりまして、大きな賞とは無縁の人生だと思ってまいりましたので、この第一報を聞いた時には、私は一生役者をやっていけるのだろうかという一抹の不安が(笑)。
個人的なことですが、今月のあと十何日かで62回目の誕生日を迎えます。人生の半分は過ぎたと思っているんですけれども、この先何冊の台本と出会って、いくつの歌を歌えるのか分かりませんが、天命を全うするべく、これからもたくさんの人と出会い、交流をし、役者という仕事を全うしたいと思います。これからも温かいご指導ご鞭撻をよろしくお願いします」。
佐藤隆紀さんは『ジキル&ハイド』のヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド役、『エリザベート』のフランツ・ヨーゼフ役の演技に対しての受賞となりました。

「ミュージカル界のシュガーくんこと、佐藤隆紀です。この度はこのような栄誉ある賞を頂きまして、これまで僕を支えてくださったスタッフの皆様、そして応援してくださったお客様に心から感謝いたします。本当にありがとうございます。
僕は2015年『エリザベート』に初出演し、初めてミュージカルに出たのも同じ2015年、29歳の時でした。初めて出た時は“歌は歌えるけど芝居はね”とSNSでもたくさん書かれまして、本当になかなか酷い芝居をしていたなと思い起こします。芝居のシの字も分からない僕に小池先生始め、『エリザベート』カンパニーの皆様に温かくアドバイス・ご助言いただきまして、11年携わらせてもらいながら少しずつ、育てていただいたなと本当に感謝しています。
そしてミュージカル『ジキル&ハイド』、いつか演じてみたいと思っていた役にこのタイミングで出演させていただきまして、今回も山田和也先生始め、本当に多くの先生方にたくさんのアドバイス・ご助言をいただき、そのアドバイスに向き合う中で少しずつ舞台に立つ自信を持つことができるようになりました。
この賞の報告を頂いたタイミングで『ジキル&ハイド』の公演をしていたもので、先生方にもご報告したところ、目を赤くして“自分のことのように嬉しいよ”と言っていただけたのが僕はすごく嬉しかったです。
ここまでたくさんのご助言を頂いた先生方、そして劇場スタッフの皆様、役者の仲間たち、会場に足を運んでくださったお客様に心から感謝いたします。改めて初心を忘れず、余計なプライドは捨てて、お客様に感動を届けるためにこれからも自分と精一杯向き合っていきたいと思います。
私は福島県喜多方出身、ラーメン屋の息子でございます。このスピーチを素敵な言葉、語彙力で締める術を持ち合わせておりませんので、最後はエンターテイメントを愛しました菊田一夫先生の思いを胸に、歌声をお届けしてスピーチを締めたいと思います。
皆様、本日は誠に、♪ありがとうございました〜♪」。
上白石萌音さんは『ダディ・ロング・レッグズ』のジルーシャ・アボット役、『千と千尋の神隠し』の千尋役の演技に対して受賞。

「この度は本当にありがとうございます。重みと歴史のある賞ともったいないお言葉を賜りまして、公演初日の舞台袖くらい緊張しております(笑)。『ダディ・ロング・レッグズ』『千と千尋の神隠し』に携わられた全ての方々とお客様、そしてこれまでのご縁が数珠繋ぎのようになって今日があると思いますので全ての方々に感謝を申し上げます。中でも私は栗山さんのことを心の中で勝手に恩師だと思っておりまして、この場所で再会できたことをとても嬉しく思っております。
私は幼い頃から演劇が大好きで、演劇に携わりたくてこの世界に足を踏み入れました。演劇の世界では“あの作品のあのお役をいつか演じてみたい”という具体的な憧れを持つことができると思うのですが、『ダディ・ロング・レッグズ』のジルーシャはまさにそれで、高校生の時から再演のたびに劇場に足を運んで、DVDも擦り切れるほど見ておりました。なのでオリジナルキャストである井上芳雄さんと坂本真綾さんがお稽古をされる姿を一番近くで見て、学べたことは本当に宝物ですし、その後に“じゃあ次は君がやってみなさい”と言われて立つというなかなか震える体験をさせていただいて(笑)、これも今後思い出した時にかけがえのないものになっているんだろうなと思います。
そして『千と千尋の神隠し』では海外公演にも参加させていただいております。文化の違いから来るお客様の反応の違いに驚いたり、反対に国境を越えても変わらない人の普遍性に触れて嬉しくなったりします。海外公演の時は半数以上が現地スタッフの方になりますので、お互いの働き方に影響を受けることも多々あります。貴重な経験をこれからも大切にしていきたいと思っております。
両作品とも、ジョン・ケアードさんの演出によるものです。ジョンはいつも“演劇は英語でplay、playとは遊ぶという意味もあるので、板の上ではリラックスしてワクワクしていなさい”とおっしゃいます。幼い頃に抱いた演劇への憧れを大切に持ちながら、いつもワクワクしながら、精進してまいりたいと思います。
発声練習が済んでおりませんので歌わずに終わりたいと思います(笑)。ありがとうございました」。
松尾スズキさんは『クワイエットルームにようこそ The Musical』の作と演出、『アンサンブルデイズ−彼らにも名前はある−』の作と音楽の成果に対して受賞。

「嬉しいです…。まずはここにおいでくださった関係者の方々、審査員の方々、松尾スズキでございます(笑)。由緒正しい賞に相応しくないふざけた名前で申し訳ないですけれど…まぁあの…嬉しいです…(笑)。30数年やってきてまぁまぁ名前が知られた演出家だと思うんですけれども、本当に賞に縁がなくて。やっぱりちゃんとふざけないでやれば獲れるんだなって(笑)。ふざけ過ぎて生きて来たんだなっていう自覚はあります。
小劇場から始めて、38歳くらいから商業演劇の方にも足を伸ばし始めたんですけれども、商業演劇に移っても小劇場のナンセンスというかブラックというか、ああいう不思議な世界の呪縛にとらわれておりまして、なんとか小劇場的な感覚で商業演劇をねじ伏せてやろうという戦いをして来たんですけれども、まぁ分かりにくいということもあるんでしょうけれども、評価はバラバラで。
今回はエンターテイメントに舵を切ってみようと思ったんですね。というのは日本の演劇は高すぎる。1万2千円とか出して、ふざけられなくなった…(笑)。高いんです。4000円の頃は思いきりふざけられたんですけれども。初めてミュージカルをやった時はロックバンドの伊藤ヨタロウさんに作曲をお願いしたり、漫画家の方に舞台美術をお願いしたり、何か抗ってやろうということがあったんですけれども、エンターテイメントに舵を切るということにおいて今回は宮川彬良さんというとても立派で気さくな作曲家の方にお願いし、ほとんどミュージカル畑の方に出演をお願いし…獲れました(笑)。
昨今、商業演劇というのはどこもテレビで有名な方がいらっしゃらないと成立しないみたいなところがあって、しょうがない部分もあるんでしょうけれど、あえてそれを排して、ミュージカルの方って世間の人はあまり知らないんですよね。でも今回は有名人…いや有名ですよ?(笑)ミュージカル界では有名な方々を集めました。“マスコミ的”ではない方々で、評価をいただいたことが一番嬉しいですね。
また『アンサンブルデイズ−彼らにも名前はある−』の戯曲と音楽でも賞をいただいたということで、コクーン アクターズ スタジオという養成所のために書き下ろした作品で、養成所に書いた戯曲で賞を獲るというのは前代未聞なんじゃないかなということで、それも評価していただいてありがとうございます。音楽でも賞をいただいたということですが、鼻歌をiPhoneに吹き込んで作曲家の方に渡して編曲していただいたので、宮川彬良さんがここにいるのに申し訳なさすぎて…宮川さん、何か奢ります(笑)。杉田(未央)さん、餃子が好きということなので餃子を奢ります(笑)。
今日、出演してくれた女優陣が3人そこにいますよね。最後に(劇中の)「ニコチンパラダイス」を歌って締めませんか?
<急遽、咲妃みゆさん、昆夏美さん、笠松はるさんによる歌唱で>♪薬じゃ治らない 人生の恐怖 乗り切るため大切なもの それはきっとエンターテイメント 全力の暇つぶし エンターテイメント ニコチンパラダイス♪
エンターテイメント万歳!ありがとうございました」。

菊田一夫演劇賞特別賞を受賞したのは、宝塚歌劇団の岡田敬二さん。永年の〈ロマンチック・レビュー〉シリーズの功績に対しての受賞となりました。

「1963年に宝塚歌劇団に入団いたしまして、その年の6月に菊田一夫先生の『霧深きエルベのほとり』という作品の見習い助手に就かせていただきました。それが初めての仕事です。見習い助手で2ヶ月程度、稽古場で何もできなかったのですが、『霧深きエルベのほとり』は菊田先生の名作で、その後歌劇団でも何度もリバイバル上演されています。主題歌も後輩たちに歌われ続けている大変な作品でした。
その後、演出家に昇格して初めて憧れの東京宝塚劇場で『青春のプレリュード』という作品が上演され、菊田先生がとても新鮮な作品だと誉めてくださったと聞いております。
私は宝塚歌劇団で主にレビュー作品を作っております。70本くらい作っているのですが、その中でも最近はロマンチック・レビューというサブタイトルを付けているものが、昨年の『愛, Love Revue!』で23本となります。元々宝塚はパリやニューヨークのレビューを模範に作られたものですが、私としては宝塚の、日本のオリジナルレビューを作りたいということで、スタッフの皆様にもご協力をいただいて、ロマンチック・レビューを作ってまいりました。
ただレビュー作家というのはミュージカルドラマの作家よりもなんとなく評価がしにくいみたいで…。私と14年間仕事をしていた『エリザベート』の演出家が“菊田一夫演劇賞を獲るならレビューではダメですよ先生、ドラマをやらなくちゃ”と(笑)。僕は菊田先生には申し訳ないけれど縁がないのかなと思っていたので、今回素晴らしい賞をいただいて本当に嬉しいです。私に続くレビューの後輩たちにも新しい道が開けたのではないかと思います。選考委員の皆さん、ありがとうございました。今後も若手の演出家をよろしくお願いします」。

様々な愉しいサプライズがありながらも、世界情勢やチケットの高騰などが語られ、今、演劇として何を見せるかが問われた第五十一回菊田一夫演劇賞 授賞式となりました。つい先日のトニー賞でも、今のアメリカで上演されるべき作品が評価されていたように思います。社会と、世界とどう繋がるか。演劇は極上のエンターテイメントでありながら、社会と向き合う場、繋がる場であり続けるのだと感じます。



















