加藤シゲアキさんが主演を務める舞台「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」。ドタバタコメディ仕立てで、名作戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』が誕生する様子を描きます。今回、全キャスト、そしてメインビジュアルが解禁となりました。
名作戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』の誕生秘話
フランスで大ヒットし映画化もされた話題作「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」が、待望の日本初演!
17 世紀に実在した詩人、シラノ・ド・ベルジュラックの物語の誕生秘話をコメディ仕立てに描いた作品です。“いつの時代も、どこの国でも、初日の幕を上げるために必死で作品創りをしている舞台人がいる”という勇気がもらえる作品となっています。
本作は、フランスの若手劇作家・演出家・映画監督のアレクシス・ミシャリクによって、2016年にパリで初演されました。上演回数が700回を超えるロングラン・大ヒット作となり、2017 年のフランス演劇界最高の栄誉と言われるモリエール賞で7部門にノミネートされ、作品賞、脚本家賞、演出家賞など 5 冠を受賞。2018年にはミシャリク自身の手によって映画化もされています。(「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!」2020 年 11 月日本公開)
物語の舞台は1897年12月のパリ。詩人で劇作家のエドモン・ロスタンは、2年間も書けずに大スランプに陥っていました。ある日突然、大女優サラ・ベルナールから大きな仕事が舞い込み、偉大な喜劇王コクランに英雄的なコメディ詩劇の新作を書くことを約束してしまいますが、全く書けません。
しかし、初日はなんと3週間後…!その間にも、衣裳係のジャンヌに恋する友人の俳優レオの恋愛相談に乗ったり、訳あり主演女優とプロデューサー兄弟の気まぐれに振り回されたり、妻ローズに怒られたりと、ありとあらゆるトラブルに見舞われるエドモン。
人生を賭けた一世一代の物語は、『シラノ・ド・ベルジュラック』!
出演者12名で約50役を演じ分ける!
演出は、昨年紫綬褒章を受章した劇作家・演出家のマキノノゾミさんが務めます。時代劇から現代劇、ストレートプレイからミュージカルと数多くの作・演出作品を手掛け、2018年には『シラノ・ド・ベルジュラック』の日本公演の上演台本(鈴木哲也との共同上演台本)も担当していました。
大スランプに陥った“書けない”劇作家エドモン・ロスタン役で主演を務めるのは、加藤シゲアキさん。NEWSとしての活動に留まらず、作家としても数々の人気作を生み出し続けており、多岐に渡って活躍しています。
共演は、有名喜劇俳優・コクランに劇団壱組印主宰で演出家としても活動する大谷亮介さん、衣裳係ジャンヌに昨年『奇跡の人』での好演が記憶に新しい平祐奈さん。
エドモンの友人で俳優のレオには、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』への出演や映画『武蔵』では主演の宮本武蔵を演じた細田善彦さん。
舞台監督のリュシアンに、ミュージカル『夜の女たち』で大和田健作役を演じた福田転球さん。
プロデューサー兄弟のアンジュとマルセルに、KERA・MAP#010『しびれ雲』に出演していた三上市朗さんと『ザ・ウェルキン』や『レオポルトシュタット』に出演していた土屋佑壱さん。
大御所女優サラ・ベルナールに映画やドラマの吹き替えで活躍している津田真澄さん。
エドモンの妻ローズにNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』など映像作品から舞台作品まで多岐にわたって活躍する佐藤みゆきさん。
コクランの息子ジャンに昨年『シラノ・ド・ベルジュラック』に出演していた章平さん、そして、訳アリ女優マリア・ルゴーに『キングアーサー』出演中の安蘭けいさん。
カフェの店主ムッシュ・オノレにスター・ウォーズシリーズの吹き替え俳優として知られてい金田明夫さんと、個性豊かな実力派キャストが勢揃いしました。
出演者12名で約50役を演じ分け、今なお世界中で愛される名作誕生にまつわる紆余曲折と、苦悩、そして、なによりも熱い熱い劇場愛を、爆笑の渦に巻き込みながらお届けする作品となっています。
パルコ・プロデュース 2023「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」は、4月1日(土)から4月16日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて、4月22日(土)から4月24日(月)大阪・東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて上演です。公式HPはこちら。
単純計算で1人の役者が4役以上を演じる本作品。実力派の俳優陣だけに期待が高まります!