「宝塚歌劇団の舞台を一度は生で観てみたい」と思った経験はありませんか?一方で、宝塚大劇場が遠いから、という理由で観劇を諦めている方もいるかもしれません。実は、宝塚歌劇団の舞台は、全国各地の劇場で観ることができるんです。公演場所とスケジュールをチェックして、観劇のチャンスを掴みましょう。

“タカラヅカ”の本拠地といえば宝塚大劇場!

宝塚歌劇団の名前の通り、劇団の本拠地は『宝塚大劇場』といえるでしょう。1924年の建立以来、専用劇場として多くのファンが足繫く通っています。1993年には、宝塚歌劇団創立80周年を前にリニューアルされました。劇場の座席数は2,500以上と大規模ながら、どこからでもステージが見やすいよう、1階から2階まで交互に客席を配列。また、オーケストラピットと客席の間に設けられた「銀橋(ぎんきょう)」と呼ばれるステージ部分も特徴のひとつです。さらに、写真撮影可能なスタジオや、歴代スターの活躍を紹介する「宝塚歌劇の殿堂」といった施設も充実しています。

小劇場の『宝塚バウホール』が大劇場に隣接していることも、お見逃しなく。こちらでは、主に新人公演や、トップを期待される若手スター主演の舞台を観られます。ステージと客席の距離感が近いので、劇団員のエネルギッシュな演技をより深く感じられるでしょう。これからの宝塚歌劇団を担う存在との出会いをぜひ楽しんでください。

関東圏のファンは東京宝塚劇場に向かって!

宝塚大劇場と並んで劇団の拠点となっているのが、『東京宝塚劇場』です。1934年に誕生した後、リニューアル工事を経て2001年に再スタートを切りました。『東京宝塚劇場』もまた、大劇場と同じ舞台システムを備え、華やかな空間を演出。どの席からも見やすいステージとなるように配慮し、東京でも変わらない”タカラヅカ”の夢舞台を提供します。

花・月・雪・星・宙組、各組のトップスターが揃い、力を入れるメイン公演は『宝塚大劇場』と『東京宝塚劇場』の2か所で実施。関東圏の宝塚ファンはもちろん、初心者も訪れやすい劇場といえるのではないでしょうか。

地方でも宝塚に会える?!宝塚歌劇団の巡業地は?

『宝塚大劇場』か『東京宝塚劇場』に行かなければ、宝塚歌劇の舞台を観られないというわけではありません。愛知や大阪といった各地の劇場でも、数多くの公演が行われています。公演場所の一例を取り上げてみましょう。

・東京国際フォーラム(東京都)
・KAAT 神奈川芸術劇場(神奈川県)
・御園座(愛知県)
・梅田芸術劇場メインホール、シアター・ドラマシティ(大阪府)

全国ツアーの公演情報・スケジュールについては、宝塚歌劇団の公式サイトで確認できます。アクセスしやすい劇場を見つけたら、どの組がどんな演目を予定しているのか調べてみましょう。あるいは、観たい作品や気になるタカラジェンヌを基準に劇場を選んでもいいかもしれません。宝塚歌劇団の舞台は大劇場を飛び出して、より多くの方の目前に開かれていますよ。

もこ

筆者は幸運にも『宝塚大劇場』に行った経験があります。一方で、今回の記事を書きながら『東京宝塚劇場』にも行ってみたくなりました。全国で"タカラヅカ"を観劇できるチャンスがあるということを、ぜひ皆さんに知ってもらいたいです。