岸谷五朗さん、寺脇康文さんによる演劇ユニット「地球ゴージャス」。サザンオールスターズの楽曲で構成された音楽劇『クラウディア』など独自のエンターテイメントを展開し続けています。結成30周年を迎える2024年、6年ぶりの新作となる『儚き光のラプソディ』の上演が決定。中川大志さん、風間俊介さん、鈴木福さんらを迎えます。

岸谷五朗×寺脇康文「地球ゴージャス」、結成30周年記念公演を開催!

1994年に岸谷五朗さんと寺脇康文さんによって結成された演劇ユニット「地球ゴージャス」。「地球の人々の気持ちを豊かに、ゴージャスにする」ことを目指し、一糸乱れぬ群舞や圧倒的なコーラスワークや激しいアクションを軸にした“地球ゴージャス流”エンターテインメントは多くの観客から愛されてきました。そして結成30周年を迎える2024年、2018年の『ZEROTOPIA』から6年ぶりの新作『儚き光のラプソディ』が上演されます。

物語の舞台は“謎の白い部屋”。時空を超え、様々な場所から集まる人々が“逃げ出したい”という強い感情からその部屋を訪れます…。

「ここはどこだ」
ひとり、またひとりと謎の白い部屋に集まる人たち
共通することはただ一つ、
それぞれの「逃げたい」という強い感情が溢れそうになった瞬間に
目の前に現れたという「扉」。
その扉を開くと、この部屋が現れたという。
「ここはどこだ」

集まったのは7人の男女。
孤児院で育ったという青年‥ 謎のジョッキー‥ 軍服を身に纏った男‥
ホテル支配人に、ひまわり畑から来たという二人の男 そして老婆‥
生きていた場所も時代も様々である。

部屋の中で繰り広げられる会話により、互いの関係が微妙に、でも確実に変化する。

何故この人と 何故この部屋で 何故この時に
私たちは出逢ったのか

作・演出・出演を務める岸谷五朗さんは「沸々とウズウズとメキメキと、エンターテインメントへの血が滾りうねり、爆発する「その時」を待ちかねている感じであります!コロナに壊され続けた過去の公演の為にも、この滾るエネルギーは特別なものを感じております。「今この時に、この時代に」何をテーマに構築し世にぶつけていくべきか!地球ゴージャスらしく、演劇の持ちうる最大の魅力を利用して、皆様に心揺さぶるエンターテインメントをお届けしたいと思っています」と本作への思いを語りました。

また、演出補・出演の寺脇康文さんは「おりゃー!地球ゴージャスだぜー!コロナの馬鹿野郎にやられた、5年間の悔しさを、最高のメンバーと共に、爆発させるぜー!最高の時間を共有しようぜー!もう一度言う!地球ゴージャスだぜー!…忘れてなかったら、観に来てね」と上演の喜び溢れるコメントを寄せました。

中川大志、風間俊介、鈴木福ら豪華キャストが地球ゴージャスに参戦

地球ゴージャスの記念すべき公演に出演するのは、『鎌倉殿の13人』『オールドルーキー』でエランドール賞新人賞を受賞、2022年に音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』で初舞台・初主演を務めた中川大志さん。ドラマ『silent』『初恋、ざらり』など数々の名作で存在感を放つ風間俊介さん。そして、近年では朝の情報番組や舞台『アカシアの雨が降る時』『カラフル』への出演も話題の鈴木福さん。

さらに、俳優・歌手として活躍する三浦涼介さん、2.5次元舞台を中心に活躍し注目を集める佐奈宏紀さん、地球ゴージャスには2021年のプロデュース公演『The PROM』以来の参加となる保坂知寿さんの出演が決定しています。

中川さんは地球ゴージャスの『The Love Bugs』を観劇し、「エンターテインメントとしての華やかさとパワフルさに、胸を鷲掴みにされるような、ど真ん中をドカンと殴られたような衝撃を受けた」と言います。

本作のオファーに対し、「僕自身舞台の経験が少ない中で、簡単にはお返事ができませんでした」と明かしつつ、「岸谷さんが昨年の『歌妖曲』を観てくださって、嬉しい言葉をたくさん掛けていただいたので。今はもうやるしかないです(笑)」と意気込みます。

本作の物語については「時空を超えて、いろんな時代を生きてきた人々が登場します。時代ならではの苦悩や境遇があっても、変わらないものがある。人に自分の本当の姿をさらけ出すのは怖いことですが、そこから初めて自分自身で分かっていなかったことに気づくことがある。人とのつながりを感じられる作品だと思うので、自分に務まるのかまだまだ不安な部分もありますが、このメンバーで作品を創っていくことが今からとても楽しみです」と語りました。

そして風間さんは10周年公演『クラウディア』、20周年公演『クザリアーナの翼』と周年公演には欠かせない存在。「ファンのみなさま10年周期の男が帰ってまいりました!是非是非、地球ゴージャス×風間俊介、見ていただけたら幸せです」と周年公演出演への喜びを語り、「ゴージャスの作品は、争いの悲劇を描くという代名詞がありつつ、ひとりひとりの個性豊かなキャラクターが集まってきて、ひとつのことを共有する、これも代名詞だと思うんです」と地球ゴージャスを深く理解する風間さんならではのコメントを寄せました。

地球ゴージャス初出演となる鈴木福さんは「出演できることはもちろん、岸谷さん寺脇さん、そして共演者の皆さんとご一緒できること、そして明治座であることも楽しみで、ワクワクが重なりました!どういった舞台が創られるのか、どのように脚本の世界観が広がっていくのか楽しみですし、重要な役どころをいただいているので、しっかりと演じたいですし、気合が入る感じです」と意気込みを語りました。

Daiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』は2024年4月28日(日)から東京・明治座にて、5月31日(金)から大阪・SkyシアターMBSにて上演されます。チケットの詳細は公式HPをご確認ください。

Yurika

『リチャード三世』をベースに作られた『歌妖曲~中川大志之丞変化~』では悲しきダークヒーローを魅惑的に演じた中川さん。風間さん、鈴木さんとの共演による化学反応も楽しみです。