芸術の秋を迎える10月、東京では心揺さぶる名作ミュージカルから新作ストレートプレイまで、注目作が目白押しです!劇場でしか味わえない熱気と感動に出会える、おすすめの作品をご紹介します。

舞台『ブランク』依頼人の過去の空白期間に翻弄された先で、主人公は何を選ぶのか?

M&Oplaysと劇作家・演出家の倉持裕さんが新作舞台『ブランク』でタッグを組みます。人間の深層心理や関係性の揺らぎを巧みな会話劇で描き出してきた倉持さんが、記憶の空白を巡るサスペンスフルな人間ドラマを立ち上げます。主演を務めるのは向井理さん。共演には西田尚美さん、入野自由さん、森優作さん、中井千聖さん、池津祥子さんが集結しました。

依頼人の空白の期間にあった出来事を本当に知りたいのか、それとも知らないままでいたいのか。業務上知るべきなのか、個人として知らないでおくべきなのか。主人公は職業的な倫理と個人的な感情の間で葛藤し、深入りするほどに自分自身の価値観までもが揺らぎ始めます。緊張感の漂う劇場空間で、主人公が最後に下す選択をぜひ見届けてください。

舞台『ブランク』は、2026年10月3日(土)〜25日(日)に東京・本多劇場で上演されます。10月28日(水)に広島・JMS アステールプラザ 大ホール、10月31日(土)に愛知・名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホール、11月3日(火・祝)に新潟のりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場、11月7日(土)に宮城・仙台銀行ホールイズミティ21大ホール、11月10日(火)に富山・富山県民会館ホール、11月13日(金)〜15日(日)に大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも巡演予定です。詳細はこちらから。

PARCO PRODUCE 2026『スリーゴースト』夢を再現する「リープマインド」によって、忘れられない感情と現実が交錯する

『スリーゴースト』は、名だたる演劇賞を受賞してきた劇作家サイモン・スティーヴンスさんが、PARCO劇場のために書き下ろした世界初上演となる新作戯曲です。演出は盟友ショーン・ホームズさんが手掛け、主演には17年ぶりの舞台出演となる堺雅人さんを迎えます。倉科カナさん、伊勢佳世さん、迫田孝也さん、saraさん、小日向星一さん、高畑淳子さん、段田安則さんがキャスティングされました。

人が見る夢をデジタル化して再現するガジェット「リープマインド」。その宣伝契約を勝ち取るために奔走するジョーは、仕事に熱中するあまり妻との関係が冷え切り、義姉との間にも修復不能な亀裂を生んでしまいます。そして義姉が失踪し、空虚な成功を手にした彼に、思いがけない診断が下されるのでした。「リープマインド」を通じて、家族が抱える傷やトラウマ、人間の愛憎が浮き彫りになっていきます。

PARCO PRODUCE 2026『スリーゴースト』は、2026年10月6日(火)〜10月27日(火)に東京・PARCO劇場で上演されます。また、11月6日(金)〜8日(日)に岡山・岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場、11月12日(木)〜23日(月・祝)に大阪・SkyシアターMBS、11月27日(金)〜29日(日)に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール、12月3日(木)〜6日(日)に宮崎のメディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)・演劇ホール、12月10日(木)〜13日(日)に福岡のJ:COM北九州芸術劇場 大ホールにて巡演されます。詳細はこちらから。

EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP公演『ノッキンオン・ロックドドア THE STAGE』新型列車で起こる謎が、主人公たちの過去へとつながっていく

青崎有吾さん原作の⼈気ミステリー『ノッキンオン・ロックドドア』が、舞台版のオリジナルストーリーで登場!ドラマ版も手掛けた堤幸彦さんが演出を、緻密な構成に定評のある浜田秀哉さんが脚本を担当します。探偵バディを演じる上田竜也さん・川島如恵留さんをはじめ、川島海荷さん、入江甚儀さん、森田甘路さん、田中亨さん、松田賢二さん、岡田浩暉さんら豪華キャストが集結しました。

犯罪トリック《HOW》の解明を得意とする御殿場倒理と、犯人の動機《WHY》の解明を得意とする片無氷雨のW探偵が、疾走する新型列車という完全な密室で発生した事件に挑みます。不可解な謎を追ううちに、事態は2人の過去へとつながっていきます。最新鋭劇場のダイナミックな機構や映像演出をフルに活用し、スピード感あふれる謎解きと人間ドラマがノンストップで展開されることでしょう。

EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP公演『ノッキンオン・ロックドドア THE STAGE』は、2026年10月6日(火)〜25日(日)までEX シアター有明(東京ドリームパーク内)で上演されます。11月7日(土)〜10日(火)は大阪・オリックス劇場でも実施予定です。詳細はこちらから。

舞台『僕らの時代じゃない』どことなく気まずい居酒屋での会話から、「時代」や「人間」の核心を問う

人間の剥き出しの感情や生々しい日常を描かせたら右に出る者はいない三浦大輔さんが、作・演出を手掛ける新作舞台『僕らの時代じゃない』。舞台に立つのは、確かな存在感と表現力を誇る森田剛さん、鈴木杏さん、峯田和伸さんの3人です。名優たちが濃密な空間で真っ向からぶつかり合います。

同級生の結婚式で久しぶりに顔を合わせた男女3人が、二次会として居酒屋のテーブルを囲みます。最初は他愛のない世間話から始まりますが、お酒が進むにつれて会話には気まずい空気が漂い始めるのでした。仕事、結婚、将来への不安、そして変わりゆく社会への違和感。令和を生きる大人たちは、時代の価値観の中で葛藤し、居酒屋で“本当”をさらけ出して語り尽くします。

本音と建前、羨望と劣等感が入り混じるリアルすぎる会話劇は、滑稽でありながら痛切な内容になることでしょう。些細なやり取りを通じて「時代とは何か」「人間とは何か」という根源的な核心を容赦なく問いかけ、観客の心をざわつかせること間違いなしです!

舞台『僕らの時代じゃない』は、2026年10月8日(木)〜27日(火)に東京・紀伊國屋ホールで開幕します。11月7日(土)・8日(日)に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール、11月14日(土)〜16日(月)に京都・京都劇場でも実施予定です。詳細はこちらから。

舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』世間を騒がせる麗しき女泥棒・キャッツアイが、明治の東京の夜でも暗躍する

北条司さんの名作漫画『キャッツ♥アイ』の世界観を大胆にアレンジした話題作、舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』が明治座に帰ってきます。キャストとして泪役の高島礼子さん、瞳役の藤原紀香さん、愛役の剛力彩芽さんをはじめ、崎山つばささん、上山竜治さん、長谷川初範さん、川久保拓司さん、佃井皆美さん、新谷姫加さん、美弥るりかさんらが選ばれました。

文明開化が華やかな明治時代の東京で、来生瞳・泪・愛の三姉妹は喫茶店を営んでいます。ところが夜になると麗しき怪盗「キャッツアイ」として、行方不明となった父親の手がかりである美術品を盗み出す日々を送っていました。ある日、喫茶店に車いすの少女・栞と執事・藤堂が、盗みに入った料亭に謎の怪盗・ホークスクロウが現れ、突如として物語が動き始めます。

明治座の大舞台を存分に使った大迫力のアクション、きらびやかな衣装、散りばめられたユーモアなど、見どころが凝縮されたエンターテインメントになりそうです!舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』は、2026年10月9日(金)〜11月1日(日)まで東京・明治座、11月14日(土)〜23日(月・祝)まで大阪・新歌舞伎座で上演されます。詳細はこちらから。

ミュージカル『101ダルメシアンズ』世紀の悪女にさらわれた子犬たちを取り返すため、仲間たちが力を合わせて野望に立ち向かう

ドディー・スミスの名作児童文学を原作に、ロンドンで大ヒットを記録したミュージカル『101ダルメシアンズ』が、日生劇場で待望の日本初演を迎えます。悪名高きファッショニスタ、クルエラ・ド・ヴィル役を演じるのは、抜群の歌唱力と存在感を誇る新妻聖子さん・蘭寿とむさんという豪華なWキャストです。村井良大さん、土井ケイトさん、鈴木勝吾さんらが脇を固めます。

ファッションウィークを目前に控え、クルエラ・ド・ヴィルは新たなスタイルを模索中。そこで子犬たちの白黒斑点模様の毛皮で特製コートを作ろうと企み、ロンドン中から子犬たちを連れ去ってしまいました。飼い主と親犬たちは子どもたちを救い出すために立ち上がり、巨大な野望に立ち向かっていきます。

最大の魅力は舞台上に登場する犬たちです!丁寧なのに華麗なパペットさばきで、命と魅力を宿し、生き生きと活動を始めます。愛くるしい仕草や疾走感あふれるアクションに引き込まれ、家族や仲間の絆に胸が熱くなりそうですね。ミュージカル『101ダルメシアンズ』は、2026年10月13日(火)〜29日(木)まで東京・日生劇場、11月7日(土)〜15日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールで開催されます。詳細はこちらから。

ヨーロッパ企画特別興行『世界の終わりかけとスリーコード』電気のなくなった近未来は空前のフォークソングブーム!スリーコードで世界をどうにかできるのか?

京都を拠点に独自のコメディを生み出し続けるヨーロッパ企画が、井ノ原快彦さんと15年ぶり3度目のタッグを組みます!2020年に配信されたラジオドラマを原案に、上田誠さんが作・演出を手掛け、ポストアポカリプスSFと音楽劇を融合させました。出演者には井ノ原快彦さんに加え、石田剛太さん、酒井善史さん、諏訪雅さん、中川晴樹さん、藤谷理子さん、早織さん、清宮レイさん、上田遥さん、亀島一徳さん、河本祐貴さん、六角精児さんがずらりと並びます。

世界中の電気が完全に失われてしまった近未来で巻き起こったのは、空前の「フォークソングブーム」でした。アナログなギターのスリーコードは、荒廃しかけた世界と人々の心をつなぎ止め、未来をどうにかすることができるのでしょうか?AIについて見聞きしない日はないような今、その真逆に行くような、それでいて最先端のような、想像もつかない奇跡が起きそうな予感です!

ヨーロッパ企画特別興行『世界の終わりかけとスリーコード』は、2026年10月13日(火)〜25日(日)に東京・サンシャイン劇場で上演されます。10月29日(木)~11月1日(日)は大阪・SkyシアターMBS、11月7日(土)・8日(日)は宮城・多賀城市民会館 大ホール(多賀城市文化センター内)、11月14日(土)・15日(日)は福岡・キャナルシティ劇場でツアー公演が実施予定です。詳細はこちらから。

ミュージカル『RENT』「過去もない、未来もない。今日という日を精一杯愛し、生きていく」というテーマを歌い継ぐ

ブロードウェイで歴史的ロングランを記録し、世界中で熱狂を生み続けてきた名作ミュージカル『RENT』が、フレッシュな新キャストで上演されます。映像作家志望のマーク役を務めるのは鈴木福さん。ロジャー役には木原瑠生さん・RIKUさん、ミミ役にはBeverlyさん・遥海さんがWキャストで抜擢されたほか、石井一彰さん、加藤潤一さん、坂口涼太郎さん、髙橋颯さん、KIMIKAさん、住田愛子さん、宮本美季さん、塚本直さんなど、多才な表現者たちが揃いました。

1991年のニューヨーク・イーストヴィレッジで、家賃(レント)も払えない極貧生活を送り、病や薬物依存、差別といった厳しい現実に直面しながらも、若きアーティストたちは夢と愛を信じて肩を寄せ合い生きています。プレビュー公演の前日に亡くなった作詞・作曲・脚本のジョナサン・ラーソンさんが込めた「No day but today」というメッセージを、ぜひ全身で受け取ってほしいと思います。

ミュージカル『RENT』は、2026年10月15日(木)~11月13日(金)まで東京・シアタークリエで上演されます。11月20日(金)・21日(土)に広島・呉信用金庫ホール、11月26日(木)〜11月29日(日)に福岡・博多座、12月4日(金)〜12月6日(日)に愛知芸術劇場 大ホール、12月11日(金)〜12月14日(月)に大阪・SkyシアターMBSでも巡演予定です。詳細はこちらから。

ミュージカル『ミス・サイゴン』“アメリカン・ドリーム”に運命の糸を操られながら、ベトナム人の少女と米兵は愛を貫けるのか

『ミス・サイゴン』は『レ・ミゼラブル』の製作陣が手掛け、日本では1992年の初演から愛され続けている傑作ミュージカルです。混沌の時代を生き抜くエンジニア役には駒田一さん・東山義久さん・桐山照史さん、ヒロインのキム役には屋比久知奈さん・清水美依紗さん・ルミーナさん、米兵クリス役には甲斐翔真さん・小林唯さんが選ばれました。

物語の舞台は、ベトナム戦争末期の混乱に揺れるサイゴン。キャバレーで働く純真な少女キムと、心に傷を負ったアメリカ兵クリスは運命的な恋に落ち、永遠の愛を誓い合います。しかしサイゴン陥落の混乱によって、その関係は無情にも引き裂かれていきます。

戦争中に愛する人ができ、傷つき、それでも生き抜く少女は、誇りと愛を胸に過酷な運命に立ち向かいます。一方、したたかに“アメリカン・ドリーム”を追い続けるエンジニアの野望が、彼女たちの人生を翻弄していきます。壮大なスケールの音楽と、命を削るように紡がれる究極の愛の物語が、観客の魂を激しく揺さぶることでしょう。

ミュージカル『ミス・サイゴン』は、2026年10月16日(金)〜11月29日(日)まで東京・東急シアターオーブにて開幕します。その後、12月5日(土)~17日(木)は大阪・梅田芸術劇場 メインホール、12月24日(木)~27日(日)は福岡・福岡市民ホール 大ホール、2027年1月8日(金)~11日(月・祝)は静岡・アクトシティ浜松 大ホール、1月17日(日)〜24日(日)は北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruにて上演予定です。詳細はこちらから。

さよ

わたしはミュージカル『RENT』を観劇予定です!1年の疲れが出始める時期、エンターテイメントの力を分けてもらうのはいかがでしょうか?劇場で生の舞台に触れ、明日へのエネルギーをチャージしてみてくださいね。